青い目を持つ猫種
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まずは本題である、青い目を持つ猫種をご紹介します。
これらの猫種は、青い目を持つ代表的な猫種だといえるでしょう。
シャム
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シャムは、青い目を持つ猫種としてもっとも有名です。
目は鮮やかなサファイアブルーで、細身の身体と特徴的なポインテッドカラーと相まって、エレガントな印象を与えてくれます。
シャムの起源はタイで、古くから身分の高い人に愛された猫とされています。
人懐っこい性格と活発さも、多くの飼い主に人気の理由でしょう。
ディズニー映画が好きな人は、シャムを見ると、ある映画を思い出してしまう人も多いはずです。
ヒマラヤン
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ヒマラヤンは、ペルシャとシャムを交配して生まれた品種で、美しい青い目が特徴です。
ヒマラヤンは、エレガントでなめらかな被毛としっかりとした骨格、そして穏やかな性格で知られています。
また、落ち着いた性格を持ちながらも、遊び好きで愛情深い一面も見せてくれます。
そのため、子どもがいる家庭でも問題なく飼うことができるでしょう。
ちなみに、青い目はシャムから受け継がれた特徴です。
ラグドール
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ぬいぐるみの異名を持つラグドールは、大型の長毛種で人気があります。
サファイヤブルーの目をしたアメリカ原産の猫です。
性格は、とても穏やかで人懐っこく、抱っこされると喜ぶなど魅力的です。
大人しい性格なので、子どもがいる家庭やはじめて猫を飼う人にもおすすめの猫種といえます。
バーマン
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バーマンは、青い目と白い足先が特徴的な、神秘的な雰囲気を持つ猫種です。
バーマンはミャンマーの寺院で飼育されていたことから、「聖なる猫」とも呼ばれており、日本のみならず、欧米でも人気を誇ります。
また、大きい体でありながらも、家庭的で落ち着き甘えん坊という面を持っているため、飼育のしやすさがあります。
オシキャット
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オシキャットは野性的な外見を持つ一方で、青い目を持つことがある珍しい猫種です。
短毛の斑点模様と明るい青い目が組み合わさり、とてもエキゾチックな印象を感じさせます。
また、外見とは真逆で、とても優しく、しつけがしやすいことでも知られています。
猫の目が青くなる理由
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猫の目が青く見えるのは、遺伝的な要因や光の反射によるものです。
ここでは、猫の目が青くなる仕組みについて説明します。
虹彩の構造
猫の目の色は、虹彩の中に含まれる色素細胞(メラノサイト)の量によって決まります。
虹彩に含まれているメラノサイトが少なく、光の中にある波長の長い赤色を吸収し波長の短い青色は跳ね返されるため、私たちからは青く見えるのです。
これは、空が青く見えるのと同じ、レイリー散乱という現象が関与しています。
アルビノと白猫に青い目が多い
白い被毛を持つ猫やアルビノの猫は、青い目を持つことが多いです。
アルビノの猫ではメラニンがほとんど生成されないため、目の色が青や薄い色になります。
また、白猫に見られる青い目は、白猫遺伝子と関連していることが多いです。
遺伝
猫の青い目は、目の色素に影響を与えるサイアミーズ(シャムネコの別称)遺伝子によるものだといわれています。
年齢
生まれたばかりの猫の目は、ほとんどの場合青色です。
しかし、成長とともにメラニンが生成されるにつれて、目の色が変化することがあります。
青い目の猫は美しい
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青い目を持つ猫種は、その見た目の美しさだけでなく、それぞれの性格や特徴も魅力的です。
また、猫の目が青くなる理由を理解することで、猫の身体の不思議を感じて、さらに猫への興味が高まっていくでしょう。
青い目を持つ猫は神秘的で特別な存在であり、その美しさは多くの愛猫家を魅了し続けている存在だといえます。
著者情報

けんぴ
若い頃はドッグトレーナーとして、警察犬の訓練やドッグスポーツなどを行う。
それらの経験を活かし、ペット系ライターとして活動中。
現在はすっかり猫派となる。
好きな犬種・猫種はボーダーコリーとノルウェージャンフォレストキャット。