小さな猫は飼いやすい?小さな猫の種類や注意点をご紹介

猫の種類によっては、大人になってもそこまで大きくならないことがあります。
小さな猫は、一般的な大きさの猫よりも飼いやすいのでしょうか?
この記事では、小さな猫の種類や注意点について解説します。 2024年10月22日作成

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小さな猫の種類・特徴

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まずは、小さな猫の種類をご紹介します。
併せて、それぞれの猫種の特徴についても見ていきましょう。

シンガプーラ

シンガプーラは、成猫でもわずか2〜3kgほどの体重しかない、世界で最も小さい猫種として知られています。
その名前からもわかるように、シンガポールが原産地です。
小柄な身体に大きな目と耳が特徴的で、外見は子猫のような可愛らしさを持っています。
シンガプールの被毛は変わっており、その独特の毛色は「セピアアグーチ」と呼ばれ、シンガプーラ特有のものです。
性格は好奇心旺盛で活発、そしてとても賢い猫として知られています。
人間との触れ合いを好み、飼い主に寄り添うことが大好きなため、一緒に遊んだり寝たりすることができるでしょう。
また、その小さな体格にもかかわらず運動能力は高く、高い場所に登ったり跳んだりすることを楽しみます。
ちなみに、シンガプーラは希少な猫種でありブリーダーも限られているため、入手が難しい場合があります。

マンチカン

マンチカンは、特徴的な短い足として知られる猫種です。
マンチカンの中には、通常の猫と比べて足が短く、この独特の外見から「ダックスフント・キャット」とも呼ばれています。
体重は通常3〜4kg程度で、数ある猫種の中でも小型に分類されるでしょう。
また、被毛の特徴はさまざまで、長毛や短毛のほか、いろいろな毛色やパターンがあります。
チョコマカと短い足で動き回るのが可愛いマンチカンですが、短い足にもかかわらず活発で遊び好きな性格をしているため、一緒に遊ぶことも楽しめるでしょう。
ちなみに、すべてのマンチカンが短足になるわけではなく、一般的な猫と同じ足の長さをしたマンチカンもいます。

デボンレックス

デボンレックスは、独特の波打つような短い毛並みを持つ猫種です。
この特徴的な被毛は、「レックス遺伝子」と呼ばれる遺伝子変異によるものです。
被毛はとても柔らかく触り心地が良いことから、「プードル・キャット」とも呼ばれています。
成猫の体重は約2.5〜5kgで、小さな猫に分類されるでしょう。
性格はとても活発で好奇心旺盛、そして人懐っこいことで知られています。
飼い主に寄り添うことを好んでいるため膝の上で甘えたり、肩に乗ったりしてくるでしょう。

ミヌエット

ミヌエットは、マンチカンとペルシャ猫の交配によって生まれた比較的新しい猫種です。
以前は「ナポレオン」という名前で知られていましたが、現在は「ミヌエット」という名称が一般的です。
この名前は、優雅な宮廷舞踏曲であるミヌエットにちなんでつけられました。
ミヌエットの最も特徴的な点は、マンチカン由来の短い足と、ペルシャ猫由来の丸くて大きな目、そして丸みを帯びた顔です。
成猫の体重は約2.5〜4kgで、マンチカンと同じような大きさになります。
ミヌエットは、その見た目の愛らしさに負けないほど魅力的な性格を持っています。
とてもフレンドリーで、人間やほかのペットとも問題なく過ごしていけるでしょう。
また、活発で遊び好きですが、過度に騒がしくなることは少なく、穏やかな性質も併せ持っています。

小さな猫は飼いやすい?

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小さな猫は、一般的な大きさの猫に比べて飼いやすいのでしょうか?
また、飼いやすいのであれば実際にどのようなメリットがあるのかもご説明します。

鳴き声や足音が小さい

小さな猫は、鳴き声や足音が小さい傾向にあります。
一般的な猫に比べて身体が小さいため当然ではありますが、集合住宅でも飼いやすいという点がメリットとして挙げられるでしょう。

食事量が少ない

小さな猫は、身体が小さいため食事量も控えめです。
食事量が少ないということは、食費も抑えられるということに繋がります。
また、トイレの掃除の頻度も少なくて済むかもしれません。

飼うスペースが狭くても良いかも

小さな猫であっても、1日に必要とする運動量は変わりません。
しかし、身体が小さいため多少飼うスペースが狭くても、十分に運動することができるでしょう。
ただし、当然ながらキャットタワーのような上り下りできるようなグッズは必要になります。

小さな猫を飼う際の注意点

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小さな猫を飼う際は、いくつかの注意点があります。
これらの注意点を守り、猫が安心して生活できるようにしましょう。

適切な栄養管理と食事量を意識する

小さな猫の健康を維持するためには、適切な栄養管理が大切です。
過度の食事は肥満のリスクを高めるため、適正量を守らなければなりません。
もちろん、食事は年齢や体重などに応じて調整する必要があります。
また、小さな猫は口も小さいことから、小粒のキャットフードを選ぶことをおすすめします。
定期的に体重をチェックして、獣医師と相談しながら食事内容や量を調整することが、小さな猫の健康管理の基本となるでしょう。

安全な環境づくりと適度な運動

小型の猫は身体が小さいことから、通常のキャットタワーが大きすぎたり危険であったりする可能性があります。
そのため、猫のサイズに合わせた環境づくりが大切です。
まず、キャットタワーや休憩スペースは、小さな身体でも安全に登れるよう、段差を小さくしたものを選びましょう。
また、高い場所から落下する危険性も高いため、窓や高い家具から落ちないような工夫もしなければなりません。
ちなみに、トイレも小さめのものを選び、簡単に出入りできるよう配慮します。

寒さに注意!

小さな猫は、一般的な猫種と比べると寒さに弱い傾向にあります。
そのため、特に寒い時期は対策をする必要があります。
また、子猫やシニア猫はさらに寒さに弱いことから、ヒーターや毛布などを使用しながら体温調節ができるようにしましょう。
もちろん、普段から使用する猫用ハウスなども温かい素材のものを選ぶことが大切です。

小さな猫は比較的飼いやすい

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小さな猫は、一般的な大きさの猫に比べて飼いやすい傾向にあります。
また、鳴き声や足音が小さいことから、集合住宅でもトラブルに発展しにくいでしょう。
ただし、身体が小さくても必要とする運動量は同じなので、キャットタワーを設置したり一緒に遊んだりといったことは行わなければなりません。
身体の小さな猫は今回ご紹介したほかにもたくさんいるため、気になった人は一度調べてみてはいかがでしょうか?

著者情報

けんぴ

若い頃はドッグトレーナーとして、警察犬の訓練やドッグスポーツなどを行う。
それらの経験を活かし、ペット系ライターとして活動中。
現在はすっかり猫派となる。
好きな犬種・猫種はボーダーコリーとノルウェージャンフォレストキャット。

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