猫がお腹を見せてくる時は撫でるのが正解?猫がお腹を見せる理由

猫が、飼い主にお腹を見せてくることがあります。
猫がお腹を見せてきた時は、撫でるのが正しい対処方法なのでしょうか?
この記事では、猫がお腹をみせてくる理由や対処方法を解説します。 2024年09月17日作成

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猫がお腹を見せてくる理由

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まずは、猫がお腹を見せてくる理由をご説明します。
理由がわかれば、正しい対処ができるようになるはずです。

リラックスしている

猫がお腹を見せるという行動は、リラックスしている時にしか見られません。
なぜなら、猫にとってお腹は最もデリケートで無防備な部分であるからです。
猫にとってお腹を見せるということは、相手に弱点を見せるということになるため、信頼する人の前でしか行いません。
また、生活環境に安心しきっている証拠でもあるでしょう。
飼い主との絆が深まっていることを示しているため、飼い主としては喜ばしい行動でもあります。

遊びたい

猫がお腹を見せることは、単なるリラックスだけではなく、飼い主と遊びたいというサインである場合もあります。
特に、猫が前足を使って飼い主の手や足を引っ張ろうとしたり、軽く咬むような仕草を見せたりする時は、遊んでほしいという意思表示かもしれません。
飼い主としては、「いきなり噛んできてどうしたの!?」と驚くかもしれませんが、猫が噛むというのは悪いことではなく、飼い主の注意を引きたいという意味も込められています。

飼い主の注意を引きたい

猫は自分に関心を持ってもらいたい時、つまり注意を引きたい時にもお腹を見せることがあります。
特に、飼い主がほかの作業に集中している時などに、この行動が見られることが多いです。
猫がニャーニャーとしつこく鳴いたり噛んだりしてこないで、あえてゴロンとお腹を見せてくるのには、理由があります。
おそらく、過去に飼い主にお腹を見せたことで、構ってもらえた経験があるのでしょう。
猫は頭が良い動物なので、このように過去の経験を活かして行動することもあります。

猫がお腹を見せてくる時の対処方法

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次に、猫がお腹を見せてくる時の対処方法をご紹介します。
これらの対処をして、猫との信頼関係を築けるようにしましょう。

優しく撫でてあげる

猫がお腹を出してリラックスしているのでれば、優しく撫でてあげるのが良いでしょう。
まず脇腹を撫で、猫が気持ちよさそうにしていれば、少しずつお腹の方も撫でてみましょう。
ただし、猫によってはお腹を撫でられることを嫌がることもあるため、撫でる部位には気を配る必要があります。

一緒に遊ぶ

猫が遊びたい意思表示をしている場合、猫じゃらしなどの猫用おもちゃを使って遊んであげると良いでしょう。
猫との遊び時間を確保することで、猫のストレス解消にもなり、飼い主とのコミュニケーションにもなります。
猫といっしょに遊ぶことは、信頼関係の構築にも繋がるでしょう。

静かに見守る

お腹を見せながらリラックスしている猫は、特に刺激を必要としていない場合もあります。
そのような時は、そっとしておくのも一つの選択でしょう。
人間もそうですが、猫にもそっとしておいてほしい時があるはずです。
お腹を見せている猫の姿はとても愛らしいですが、放っておくのも愛情といえます。

猫がお腹を見せてくる時にしてはいけないこと

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最後に、猫がお腹を見せてくる時にしてはいけないことを解説します。
これらのことをしてしまうと、猫は警戒してお腹を見せてくれなくなってしまうでしょう。

無理に触る

猫がお腹を見せているからといって、必ずしも触ってほしいわけではありません。
無理に猫のお腹を触ろうとすると、猫が不快に感じることがあります。
特に初めてのお腹見せの時や、まだ信頼関係が十分に築けていない場合は注意が必要です。
無理に猫のお腹を触ろうとすることで、猫は生活環境が落ち着かないと認識して、飼い主のことも信用しなくなってしまう可能性があるでしょう。

びっくりさせる

突然の大きな動きや大きな音を立てることは、猫にとって大きなストレスとなります。
そのため、猫がお腹を見せてリラックスしている時は、びっくりさせるような行動は避けましょう。
当然ながら、人間の子どもを相手に遊ぶような驚かせ方もしてはいけません。
猫は基本的に静かで落ち着いた環境を好む動物なので、むやみに猫を驚かせることはやめておいたほうが良さそうです。
もしも猫がリラックスしている時に驚かせてしまうと、飼い主のことを有害な人物だと認識することも考えられます。

攻撃的な行動を取る

お腹を見せている猫の手をおもちゃのように振り回したり、無理に引っ張ったりするような行動は、猫に対して攻撃的に感じさせてしまいます。
特に大人しい猫であれば、好き勝手してもそこまで怒ることはないため、飼い主としても勘違いして猫のことをおもちゃのように扱ってしまいがちです。
これは特に子どもに多くみられる行動ですが、猫がお腹を見せている時に、あえて攻撃的な行動とみなされるようなことをする必要はないでしょう。
自分が攻撃されていると感じた猫は、自分を守るために反撃に出るかもしれません。

猫がお腹を見せているのは安心している証拠

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猫は、安心できる環境でなければ、お腹を見せることはありません。
なぜなら、お腹は猫にとって急所で、お腹を見せる姿勢になっていると即座に逃げられないからです。
そのため、猫がお腹を見せているいう行為は、飼い主のことはもちろん、生活環境についても安心している証拠だといえるでしょう。
猫がお腹を見せている時は、優しく撫でてあげたり見守ってあげたりすることをおすすめします。
また、猫が構ってほしいような素振りをみせた時は、猫じゃらしなどで遊んであげると良いでしょう。
しかし、無理にお腹を触ろうとしたり驚かせることは、猫が安心できなくなってしまう可能性もあり、そのような行動は控えた方が良さそうです。

猫が安心して生活できる環境づくりは、飼い主としての努めだといえるでしょう。

著者情報

けんぴ

若い頃はドッグトレーナーとして、警察犬の訓練やドッグスポーツなどを行う。
それらの経験を活かし、ペット系ライターとして活動中。
現在はすっかり猫派となる。
好きな犬種・猫種はボーダーコリーとノルウェージャンフォレストキャット。

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