猫のエサおすすめ15選！見るべきポイント・回数・量をまとめて解説

キャットフードは、数えきれないほどの種類があり、何を選んだら良いのか迷ってしまいますね。まずは基本的な知識と、フード選びで押さえておきたいポイントをご紹介します。

キャットフードには、「カリカリ」と呼ばれることも多いドライフードと、水分たっぷりのウェットフードがあります。ドライフードは水分が少ないぶん重量に対するエネルギー量が高く、開封後の保存性も高いことから、多くの飼い主さんに選ばれています。

一方、ウェットフードは、フレークタイプやペーストタイプなどもあり、歯の弱い子にも食べやすいようになっています。嗜好性が高いものが多く、食欲の落ちた子も興味をもちやすいでしょう。ただし、水分が多いぶん、開封後の保存には注意が必要です。開封済みのものはラップをして冷蔵庫に入れ、早めに使いきる必要があります。

総合栄養食とは、猫にとって必要な栄養がすべて含まれているフードのことを指します。1日の適正量を守って与え、きちんと食べることで、あとはお水だけで必要な栄養は満たされます。したがって、総合栄養食を適量食べている猫ちゃんなら、他のフードで補う必要はないのです。

一方、一般食や副食は、総合栄養食のように必要な栄養をすべて補うことはできませんが、嗜好性が高いものが多く、食欲不振に陥った時などに役立ちます。

原材料表記に書かれていることは、品質や安全性をはかる上で重要な基準となります。一番はじめに書かれている食材のことを第一主原料と呼びますが、これはできるだけ「チキン」など一目で何か分かるものが望ましいです。「肉類」「副産物」といった、何の肉が分からないものは、素材の品質があまり良くないかもしれません。

その他の原料についても、分からないものは調べてみましょう。

原材料表記だけでは、そのクオリティを把握することは難しいため、材料の品質や安全性について保証するAAFCO(全米飼料検査官協)やFEDIAF(欧州ペットフード工業会連合会)の認証があるとより安心です。

せっかく安全性が高く優れたキャットフードを購入しても、与え方がデタラメでは猫の健康にはつながりません。どんな点に注意すれば良いのか見てみましょう。

キャットフードには、子猫用、成猫用、シニア用といったように、適正年齢が決まっているものが多いです。食べられるからといって、子猫に成猫用フードを与えるのはやめましょう。子猫期は身体が成長している期間であり、実は小さい身体ながらも成猫の2倍ものエネルギーを必要とします。さらに、生後1ヶ月までは粉ミルクが中心となるなど、月齢に応じたフード選びも大切です。

7歳を越えるとシニア期となり、運動時間が少なくなり筋肉も衰えてきます。カロリーやタンパク質は控えめに、腸の働きを助ける成分やビタミンなどが求められるようになります。また、消化機能・噛む力・飲み込む力が低下してくると、食べやすい形状のフードを選ぶ必要も出てきます。

子猫の場合、たくさんの栄養を必要としますが、一度に多くは食べられません。したがって、1日4～5回に分けて与えるのが一般的です。成猫になると1日2回、シニア期になると1日3～4回に分けた方が良い場合もあります。

量は、適当に与えるのではなく、フードのパッケージに記載されている目安をよく確認して与えましょう。

猫はあまり水分をとらないといわれますが、少なすぎると腎臓病や下部尿路疾患のリスクが高まります。目安としては、体重1kgあたり50mlの水分量です。常に清潔な水を用意して、どのくらい飲んでいるのか確認しましょう。水分が少ないようなら、ウェットフードを活用したり、ドライフードをぬるま湯でふやかしたりして与えてみるのもおすすめです。

室内猫用、減量用、穀物フリーなど、色々なニーズに対応するラインナップが特徴的なフードです。主原材料から選んだり、体質や健康状態に応じて選んだりと、色々な選び方ができます。

ベルギー産のプレミアムフード、ヨーロッパの栄養基準をクリアした安全性の高さもお墨付きなフードです。300gのお試しサイズだから、新しいフードを気に入ってくれるかどうか分からない方にも選びやすいですね。無添加で、消化の良い食材・レシピで開発されています。

生後12ヶ月～7歳までの室内猫のために開発されたフードです。運動不足や腸の活動の鈍さなど、室内猫にありがちな問題に着目されています。また、毛玉が溜まりやすい室内猫のために、消化の良さを考慮した成分が配合されており、ヘアボールの形成も抑えてくれるそう。

室内で暮らす長毛種の猫は、特に毛玉がお腹に溜まりやすく注意が必要です。このフードには、複数の食物繊維が配合されており、腸の運動を維持して毛玉の排泄を助けてくれます。

避妊・去勢手術をすると、太りやすくなるといわれますよね。実際に、肥満傾向で対策が必要だと考えている飼い主さんも多いのではないでしょうか。このフードは、生後12ヶ月以上の避妊・去勢手術を終えて太りやすい体質の子向けに作られており、適切な食物繊維と脂肪のバランスで、筋肉を維持しつつも体重が管理しやすいように工夫されています。

高品質なお肉やお魚を第一主原料とし美味しさを実現し、穀物フリー、高タンパクが特徴のワイルドレシピ。もともと野生で暮らしていた猫が食べていた食事に着目して作られています。香料・着色料および合成の酸化防止剤は使わず、さらに原材料にも厳しい品質基準を設けて厳選しています。

子猫からシニアまで、幅広い年齢層に対応できるラインナップです。また、下部尿路が気になる、メタボ気味である、穀物フリーが良いなど、さまざまなニーズから選べるよう種類も豊富です。

新鮮なラムの生肉がたっぷり使われたフードです。AAFCO、FEDIAFの基準に適合する総合栄養食で、室内で暮らす猫の健康を考えて作られています。トッピングやおやつを与えることを配慮して、程よいカロリーとタンパク質量に調節してあるため、間食やドライフードへのプラスαをしてあげたいという飼い主さんにもぴったり。ミートミールや科学的な保存料、穀物、着色料、遺伝子組み換え食品不使用です。

新鮮な鶏肉、生の七面鳥、生のニシンなど新鮮な食材を空気乾燥させて使っている保存剤不使用のフードです。保存は冷蔵庫で行う必要があります。猫が健康で丈夫に育つために必要な栄養素を摂取できます。

子猫の生育を考えて作られているナチュラルフードです。17種類の自然素材を厳選し、美味しさと適正な栄養バランスを実現しています。

生後4ヶ月～12ヶ月までの、子猫の成長後期のために作られているフードです。子猫のために健康的な消化がサポートできる成分や栄養が含まれており、健康的な発育をサポートします。

生後1ヶ月～4ヶ月までは、こちらのウェットフードが便利です。食べやすいムース状で、固形食への第一歩として段階的に始めていくことができます。また、赤ちゃんを産んだばかりの母猫や、妊娠後期の母猫にも適しており、負担なくしっかりと栄養をとることができます。

栄養バランスに優れたフードです。年齢別にいくつかの種類があり、さらに肥満傾向にある子はそれ専用の商品が用意されている点が特徴です。

15歳以上のシニア猫の健康を考えて、食べやすく美味しいことや腎臓・お腹の健康維持にも着目して作られています。ジュレになっているため、歯が弱くなっている子にも食べやすいですね。

ウェットフード派には、こちらのシリーズはいかかでしょうか。味の種類や年齢別のラインナップが豊富で、飽きる心配も少ないでしょう。

猫の身体をつくる源は、毎日食べるフードとなります。キャットフード選びで病気のすべてを予防することは難しいですが、健康に配慮されたものなどを選ぶと将来起こりえる病気の予防につながる可能性はあります。価格やパッケージの見た目だけでなく、内容もしっかり把握して猫の健康を考えたフードを選びましょう。