ビーグルが特に気を付けたい病気・症状とは
ドッグフードは、ワンちゃんの体をつくる源となり、体質によって合う・合わないという問題も出てくるかもしれません。ドッグフード選びがすべての病気を予防することにはつながらないものの、一部の病気や症状がドッグフードを変えることで改善した、という例はたくさんあります。
そのため、日頃あまりドッグフードの詳細を知らずにパッケージの見た目や価格で何となく購入している方は、一度その内容を見直してみてはいかがでしょうか。
ビーグルは、特に以下のような病気・症状のリスクが高く、注意が必要と言われています。
ビーグルは太りやすい犬種とされている
ビーグルは、愛らしい体格が特徴のひとつですが、割と小さな体をしていながらも吠えるととても大きな声が出て、体力もしっかりあります。同じサイズの他の犬種に比べると、1日に必要とする運動量は多く、運動量が少なければ太りやすいとも言えます。
ビーグルの場合、太りやすい犬種の上位にランクインするほど、体重管理に注意が必要なのです。
そのため、ドッグフードは低カロリー・低脂質のものの方が向いている子もいます。特に食欲旺盛で体重が気になる子には、低カロリー低脂質のものを意識してみてはいかがでしょうか。
関節の病気にかかりやすい
ビーグルは、椎間板ヘルニアや股関節形成不全などの関節の病気にかかりやすい犬種とも言われています。これは、遺伝的な要因もあるため、ドッグフード選びだけで予防することは難しいですが、日頃から肥満に気をつけることで関節への負担を減らすことは可能です。
ドッグフードの中には、軟骨に良いとされるグルコサミンやコンドロイチンが含まれたものもおすすめです。ただ、これらの成分は含まれていたとしても表示義務がないため、どのくらい含まれているのかが分かりにくいのが現状です。心配な方は、軟骨成分について表示されているドッグフードを選ぶと安心感が増すでしょう。
ビーグルのドッグフード選びでその他に見ておきたい内容
太りにくいフードかどうか、軟骨にとって良い成分が含まれているのかどうか、の他にも、いくつかの見ておきたいポイントがあります。
出典:https://www.shutterstock.com
良質なタンパク質がとれる
ワンちゃんは雑食動物と言われますが、どちらかと言えば肉食寄りです。お肉やお魚の消化を得意としており、体をつくる上でもタンパク質は非常に重要です。
ドッグフードは、原材料の1番はじめに書かれる食材が第1主原料となります。少なくとも、この第1主原料は、お肉やお魚の名前が記載されているものがおすすめです。
血糖値を上げにくい食材が使われている
人間も同じですが、血糖値が急上昇するとインスリンが多く分泌され、体脂肪を溜めやすくなります。食材には、血糖値を上げやすい食材と、ゆるやかに上げる食材とがあり、できれば極端な血糖値の上昇を防げる方が肥満のリスクを減らしてくれるでしょう。
血糖値を急上昇させやすい食材の代表的なものとして、白米や小麦粉、とうもろこし、じゃがいも、かぼちゃなどがあります。一方、血糖値を上げにくい食材としては、いんげん豆、えんどう豆、さつまいも、玄米などがあります。
ドッグフードに含まれている食材すべてが、血糖値を上げにくいものばかりで構成されることは難しいため、総合的なバランスを見て判断するか、血糖値の上昇に配慮してつくられたフードから選ぶと良いでしょう。
ビーグルの飼い主さんによく選ばれる人気の高いおすすめドッグフード15選
セレクトバランス アダルト チキン 小粒
1歳以上の成犬に必要な栄養がバランスよく含まれています。主原料は乾燥チキンで、グルコサミンやコンドロイチン、オメガ6脂肪酸・オメガ3脂肪酸なども含まれています。
POCHI ザ・ドッグフード ベーシック ワイルドサーモン
サーモン生肉の美味しさが際立つ、低脂肪のドッグフードです。血糖値を上げにくいスイートポテトを使ったり、グルテンフリーだったりと、健康へのこだわりも強く、関節の健康を考慮して緑イ貝が使われています。トッピングとしても使いやすく、おやつ代わりに使うのも良いでしょう。
POCHI ザ・ドッグフード ベーシック ラム
こちらはラム肉をベースとした、低脂肪で穀物フリーのドッグフードです。先程のフードと同様に、関節の健康を考えて緑イ貝が採用されており、トッピングとしても優秀な総合栄養食となっています。
POCHI ザ・ドッグフード エイジングケア ワイルドサーモン
POCHI ザ・ドッグフードのシリーズには、シニア犬にもおすすめのフードがあります。新鮮な生肉を主に使った、低カロリーかつ11種類の健康維持サポート成分。ポテトフリー、グレインフリー、グルテンフリーも実現しています。
アカナ クラシック プレイリーポートリーレシピ
カナダの人気ドッグフードです。消化に時間のかかる穀物が含まれていない、グレインフリーのフードで、このフードのメーカーは世界で初めてグレインフリーフードを開発したことでも知られています。血糖値を急上昇させる食材を極力取り除くことが、犬にとっての自然な食事を形成すると考え、作られています。
ネイティブドッグ プレミアムフィッシュ 低アレルゲン
全年齢を対象として、アレルギーに配慮したドッグフードです。主原料は新鮮なお魚を使い、中国産の原材料や合成着色料・保存料を用いておらず、食材にこだわりたい飼い主さんに選びやすくなっています。
吉岡油糧 オリジナルフード
人間が食べられるレベルの上質な食材を使って作られています。全年齢・全犬種に対応しており、涙やけの症状に悩む子のために選ぶ飼い主さんも多いようです。牛・鶏・豚・馬・魚から選べるだけでなく、粒のサイズまで指定できるため安心。
ワンフー プレミアムドッグ レギュラー 成犬用
ワンちゃんに必要な動物性タンパク質に着目し、高タンパク・低脂肪・低コレステロール、かつ低アレルギーにこだわって作られています。国産フードでもあるため、日本製品に信頼を寄せる飼い主さんにも選びやすいでしょう。200gずつの個包装になっているのも嬉しいですね。
ニュートロ シュプレモ ドッグフード 成犬用 アダルト
全犬種の成犬に対応するドッグフードです。AAFCO(米国飼料検査官協会)規定の分析試験をクリアし、バランスの良い総合栄養食であることが証明されています。使われている食材も高品質で、ビーグルに限らず多くのワンちゃんの飼い主さんに選ばれています。
ナチュラルハーベスト シュープリーム
多様なお肉と魚、自然食材のみでバランスよく作られたナチュラルフードです。成犬からシニア犬まで対応しており、シニア期に差し掛かっても継続して食べさせてあげることができます。嗜好性に優れたワイルドボアー生肉、ターキー生肉を使用している点もポイントです。
アーテミス アガリクスI/S 小粒
全年齢・全犬種対応のドッグフードです。犬がもともと持っている自己治癒力に着目し、複数の上質なタンパク質やオメガ3・オメガ6をしっかり配合しています。食材はすべて冷凍ではなく冷蔵保存されたものにこだわり、風味を損なわない自然の味わいを実現。多くの栄養を含み老廃物の排出に役立つとされるアガリクス茸も含まれています。
ネイティブドッグ
お米の美味しさが活きる、少し贅沢な大人のドッグフードです。「国産・低刺激・適正価格」である低刺激シリーズを販売するネイティブドッグの製品であるという安心感と、プレミアム感で注目を集めています。
ニュートロ シュプレモ 超小型犬~小型犬用 体重管理用
既に肥満が気になっているビーグルには、こちらもおすすめです。体重管理が必要な生後8ヶ月以上の小型犬・超小型犬のために作られています。低脂質ながらも、必要な栄養はしっかりとれるように設計。チキンを1番多く配合し、自然の美味しさがひきたつよう工夫されています。
ブリスミックス グレインフリー サーモン 小粒
K12という、口腔内善玉菌の配合によって、お口のにおいが気になる子のためにもよく選ばれているフードです。その他、冷凍の肉や野菜を使わず風味を活かした食材の使い方や、軟骨を助けるとされるグルコサミンやコンドロイチンの配合など、ワンちゃんの健康を考えた栄養バランスが特徴。
Wan! Dish (ワンディッシュ)
輸入品の輸送時間が気になる、できるだけ作りたてのフードが良いと考える飼い主さんには、国産で製造される添加物不使用のフードが選びやすいでしょう。使われている食材はすべて自然由来のもので、添加物も使用されていません。
ビーグル犬のドッグフード選びを今一度見直してみよう
もし、これまでドッグフード選びに特別なこだわりがなかった場合は、一度その内容を見直してみてはいかがでしょうか。最近は、インターネットを通じて、市販品としては出回りにくいたくさんの高品質なフードも簡単に購入できるようになっています。健康上の気になる問題については、獣医師のアドバイスをもらうことが大切ですが、特に心配ごとがなくてもドッグフード選びによってより健康的な姿が目指せるかもしれません。
著者情報
こば
小さな頃から保護された犬や猫を迎えて生活。現在は黒猫の「ジジ」に翻弄されながら、発見と感動の毎日を送っています。
実体験を振り返りつつ、飼い主さんの役に立つような情報を分かりやすく記事にすることを目標にしています。