猫が人の膝に乗りたがるのはなぜ？猫の気持ちと対処方法を解説

まずは、人の膝に乗りたがる時の猫の気持ちについて解説します。
猫が膝に乗ってくるのはとても愛らしいですが、猫はこのようなことを考えて膝に乗ろうとしているのです。

猫は、人の膝の上は温かくてリラックスできる場所だと認識しているのでしょう。
猫の祖先であるリビアヤマネコは、もともと砂漠地帯で生息していた動物です。
そのため暖かい場所を好む傾向にあり、猫も同様にこたつやストーブなどの温かいものを好みます。
人の膝は程良く温かみを感じるため、猫は好んで人の膝に乗ろうとするのでしょう。

猫は、大好きな飼い主のそばにいることで安心します。
特に膝は安定感も抜群で座りやすく、大好きな飼い主の温もりも感じられるため、猫にとって最適な場所なのでしょう。
当然ながら、猫は大好きな飼い主のそばにいることで、ストレスも軽減されます。

猫は、飼い主に構ってほしい時に膝の上に乗りたがることがあります。
これは、過去に膝に乗ったことで飼い主が遊んでくれたりブラッシングをしてくれたりした経験があるのでしょう。
また、日頃から飼い主とのスキンシップが少ない猫も、飼い主に甘えるために膝に乗りたがる傾向にあります。

猫は、猫用ベッドやキャットタワーなど快適な場所を好みます。
もしかしたら、猫は飼い主の膝の上が程良い温かさと柔らかさで、快適に感じているのかもしれません。

猫が人の膝に乗りたがる時は、どのように対処すれば良いのでしょうか？
また、忙しくて膝に乗せてあげられない時の対処方法についても見ていきましょう。

猫が膝に乗りたがっているときに、時間が許すならばそのまま膝に乗せてあげましょう。
猫は犬と違い、猫の命令に従ったとしても上下関係が逆転するわけではありません。
むしろ、猫は自分の希望が通ったことで、飼い主のことを信頼するようになることも考えられます。

猫が膝に乗っている間は、なるべく飼い主と猫が楽になれる姿勢を保ちましょう。
猫は重くても5kg程度ですが、長時間無理な姿勢で膝に乗せていると、意外にも腰や膝が痛くなってきます。
腰や膝に負担がかかる姿勢を避けるために、飼い主の腰にクッションを使用するのも良いでしょう。

忙しくて猫を膝に乗せ続けることができない場合は、やむなく猫を下ろすしかありません。
当然ながら猫を無理やり下ろしたりびっくりさせたりすると、猫は飼い主の膝の上を安全な場所だとは認識しなくなってしまいます。
そのため、可能な限り優しく声をかけながら下ろしてあげましょう。

猫が何度も飼い主の膝の上に乗りたがる時は、ほかに快適だと感じる場所がないのかもしれません。
リビングや寝室などの落ち着ける場所に猫用ベッドやキャットタワーを設置することで、猫はほかの場所で過ごすようになってくれることが期待できます。
猫は選択肢が多くなれば、人の膝の上以外の場所でも安心して過ごすことができるでしょう。

猫が膝の上にしつこく乗りたがる時は、ほかのことに気を逸らしても良いでしょう。
時間があれば、猫用おもちゃでいっしょに遊んであげるのもおすすめです。
また、ブラッシングをしてあげるのもコミュニケーションになります。
猫は飼い主の愛情不足で甘えるために膝に乗りたがるのであれば、その欲求を満たしてあげることでしつこく膝に乗りたがることはなくなるでしょう。

猫が人の膝に乗りたがる時は、代わりにゆっくりとできる猫用ベッドを用意してあげるのもおすすめです。
最後に、おすすめの猫用ベッドをご紹介します。

猫が快適に眠ることができるよう開発された、猫用のハンモックです。
雲の上にいるような気持ちよさを再現し、ラタン材を使用した天然ならではのやさしい風合いと、しっかりとしたスタンドがポイントです。

猫が顎を乗せて寝られる、ボリュームのある猫用ベッドです。
いろいろな生地やカラーが選べるため、好みに合わせて使用できます。
また、洗濯用ネットに入れて丸洗いも可能です。

ふわふわで寝心地の良い、猫用ベッドです。
可愛らしくおしゃれな見た目で、どんな部屋にも合わせやすいでしょう。
また、サイズも5つの展開がしており、どんな猫にも使用できるはずです。

ドームタイプの、猫用ベッドです。
まわりが壁で覆われていることから、猫は安心して寝ることができるでしょう。
また、シンプルで落ち着きのあるデザインは、どんな部屋にもマッチするはずです。

猫は、ひとりでのんびりと過ごすのも好きですが、飼い主の膝でまったりとするのも好きな動物です。
人の膝はほんのり温かく、それでいて程良い柔らかさであるため、猫にとって快適な場所なのでしょう。
しかし、常に愛猫が膝に乗りたがるのは忙しい時に大変ですし、自分の腰や膝の負担にもなってしまいます。
そのため、猫用ベッドやキャットタワーなど、猫にとって人の膝よりも快適だと感じる場所を提供してあげるのも良いでしょう。