猫の噛むと痛い？噛まれたときの対処法についてご紹介

猫の噛む力は、じつはかなり強いです。猫が本気で噛むと約100kgもあります。加えて、肉食動物である猫は、獲物の肉を食いちぎるための鋭い歯を持っています。
じゃれている中での甘噛みであれば少し痛む程度で済むかもしれませんが、本気で噛まれてしまうとかなり深い傷を負ってしまう可能性が高いでしょう。

猫に噛まれたときはそのまま放置せず、しっかり処置を施さなければいけません。
ここでは、猫に噛まれたときの対処法をご紹介します。

猫に本気で噛まれてしまい傷を負った際には、すぐに患部を洗い流しましょう。水道水などを出しっぱなしにして、流水で5分以上は洗うようにします。
洗い方は、傷口の周りをぐっと押し出すようにして洗います。出血が多少あってもしっかり押し出し洗いをします。

患部を洗い流し終わっても出血が止まらない場合は、出血部位を圧迫し出血が止まるようにしましょう。
また、絆創膏などで傷口を塞がないようにしましょう。傷口を塞いでしまうと、中で細菌が繁殖してしまう可能性が高いです。出血が止まらない場合には、清潔なガーゼやティッシュなどを当てて止血し、病院を受診しましょう。

応急処置が済んだら、なるべく早く病院を受診するようにしましょう。痛みが少ないからといって放置してはいけません。時間が経過すると傷口が化膿したり、細菌が体内に広がって危険な状態に陥る可能性もあります。

病院では、皮膚科または形成外科を受診します、どの病院の何科を受診すればいいかわからない場合には、ひとまず近くの病院に連絡して医師の判断を仰ぎましょう。猫に噛まれた傷は診察できない可能性もあるため、注意が必要です。

猫に噛まれてしまうと患部が腫れて、化膿してしまうこともあります。噛まれないようにするためには、しっかり対処することが必要です。
ここでは、猫が噛まないようにするための方法をご紹介します。

甘噛みは子猫のときによく見られる行動です。甘噛みは猫とコミュニケーションを取るときにみられることも多いため、甘噛みしても許してしまうこともあるでしょう。

しかし、甘噛みをしていてもそのまま放置してしまうと成長してからも甘噛みが治らずふとしたタイミングで本気で噛まれてしまうことがあります。さらに、嫌がったときにも本気で噛んでくるようになります。

そのため、子猫の頃から甘噛みをさせないようにしましょう。猫が甘噛みをしたときに「ダメ！」としっかりと伝えましょう。高い声で怒ってもあまり効果がない可能性もあります。できるだけ低い声で伝えることが大切です。

猫の噛むという行為は、本能の一つでもあります。そのため甘噛みをさせないことでストレスが溜まってしまう可能性があります。
余計なストレスがかからないよう、猫がたくさん噛んでも問題ないおもちゃや、噛み心地の良いおもちゃを用意してあげて、噛みたい欲を発散させてあげましょう。

猫はストレスが溜まっていることが原因で噛んできている可能性もあります。ストレスが溜まると、動物は性格が攻撃的になる傾向にあります。
猫のストレスの原因は、運動不足や不衛生な生活環境、不規則な生活など、さまざまです。猫の性格が攻撃的になっていると感じたときは、生活環境や運動時間なども見直してみることをおすすめします。

猫が噛まないようにするためには甘噛みをやめさせるだけでなく、たくさん噛むことができるおもちゃ、ストレス発散のおもちゃなどを用意してあげることがおすすめです。
ここでは、おすすめの猫用の噛むおもちゃをご紹介します。

猫用のたくさん噛めるボールおもちゃです。ボールの中には鈴が入っているので、音につられて猫も夢中になって遊んでくれるでしょう。ボールは麻で作られているので耐久性が高く、たくさん遊んでも壊れにくくなっています。

リアルな魚の姿がプリントされた猫用のぬいぐるみです。おもちゃの中にはマタタビが入っているので猫が夢中になりやすいようになっています。魚のぬいぐるみを抱えて猫キックをしたり、たくさん噛み付くことでストレス発散の効果も期待できます。

噛み心地抜群のラバーおもちゃです。おもちゃには突起がついているため、噛むことで歯垢除去にもつながります。ラバーおもちゃはいろんな形があり、好きな形を選ぶことができます。

天然ゴム製のボールおもちゃです。ペットが噛むことを想定して作られているため、丈夫で耐久性があります。フードを突起の中に詰めて遊ばせることもできます。また、噛むことで歯磨き効果も期待できます。

ここでは、猫の噛む力や噛まれたときの対処法、おすすめの噛むおもちゃをご紹介しました。
猫の噛む力は約100kgあると言われています。そのため、体が小さいからといって甘噛みを放置してはいけません。猫に噛まれてしまうと患部が化膿して発熱を起こす可能性があります。また、感染症の危険性も孕んでいます。
猫に噛まれた際にはすぐに流水で洗い流すなどの応急処置を行い、できるだけ早めに病院を受診するようにしましょう。