ハムスターの寒さ対策に暖房は必要？便利グッズをご紹介

まずは、ハムスターの寒さ対策が必要な理由をご説明します。
ハムスターが冬でも安全に過ごせるよう、きちんと目を通しておきましょう。

ケージ内の温度が10℃以下になるのが続くと、ハムスターは疑似冬眠してしまうことがあります。
疑似冬眠とはその名のとおり冬眠をするのですが、クマやリスのように越冬をするために十分な準備をせずに冬眠をしてしまうため、危険な状態に陥ってしまう可能性もあります。
これは冬眠とはいえず、低体温症を起こしている状態です。
ハムスターを寒さから守らなければいけない一番の理由は、この疑似冬眠を避けるためでしょう。

ハムスターが快適に過ごせる温度は、20℃～26℃といわれています。
ちなみに、湿度は40％～60%です。
当然ながら、暑い時期や寒い時期によってこの温度や湿度を保つことは難しいでしょう。
そのため、ケージ内部に温度計や湿度計を設置して、常に快適な環境に保つように努力しましょう。

ハムスターの寒さ対策をするのは、朝晩が寒くなる9月末頃から始めると良いでしょう。
また、地域によって異なりますが、気温がある程度高くなるまでは寒さ対策を緩めてはいけません。
だいたい4月頃までは寒さ対策を徹底して、ハムスターが疑似冬眠しないようにしましょう。

次に、ハムスターの寒さ対策について解説します。
寒い時期でもハムスターが快適に生活できるように、これらの対策をしておきましょう。

もっとも手軽なハムスターの寒さ対策としては、床材を厚めに敷く方法です。
床材を多くすることで、保温性が高くなります。
しかし、床材を多くすることは歩きにくくなることにも繋がるため、入れすぎには注意が必要です。
また、本格的な冬が到来したら、床材だけで寒さ対策をするのは難しいでしょう。

寒い時期だけ、水槽タイプのケ－ジに切り替えるのも寒さ対策におすすめです。
水槽タイプのケージは保温性に優れているため、通気性の良い金網タイプのケージよりもケージ内が暖かいでしょう。
しかし、当然ながら室内の暖房器具を使用していなければ水槽タイプであっても寒いため、注意しなければなりません。

寒さに弱いハムスターのために、冬用ハウスを設置するのも良いでしょう。
冬用ハウスは、フリース生地など温かい生地で作られているため、ハムスターはハウス内であれば快適に過ごすことができるはずです。
しかし、やはりこちらも本格的な冬であれば不十分でしょう。

もっとも効果的なハムスターの寒さ対策は、ペット用ヒーターを設置することでしょう。
ペット用ヒーターは、ケージの隅に設置したり床に敷いたりできるものがあります。
ケージの広さやハムスターの生活環境によって選ぶと良いですが、ケージ内すべてを温かくするのは避けましょう。
必ず、ハムスターが暑さを感じたときに退避できるスペースを確保する必要があります。

最後に、ハムスターの寒さ対策に役立つ商品をご紹介します。
これらの商品を利用しながら、ハムスターを寒さから守ってあげましょう。

恐竜やクマのデザインの、可愛らしい冬用ハウスです。
裏側は滑り止め加工がされているため、ハウスがケージ内でずれる心配がありません。
また、丸洗いできて常に清潔なハウスを保つことができます。

ねずみのようなデザインが可愛い、小動物の冬用ハウスです。
生地が分厚く保温性が高いため、ハムスターを寒さから守ってくれるでしょう。
柔らかなクッションが敷かれており、快適に寝ることができます。

床に敷くタイプの、ペット用ヒーターです。
手のひらサイズなので、狭い空間の保温に活躍するでしょう。
金属チューブで、ハムスターのイタズラ対策も施されています。

ケージ下部の外側に設置して、ケージの広い範囲を温めてくれるペット用ヒーターです。
温度を自動制御してくれるため、ケージ内が暑くなりすぎるのを予防してくれます。
薄めに作られており、ケージの下に敷いてもケージが不安定になることはないでしょう。

ハムスターは、寒さに弱い動物です。
寒さ対策をきちんとしなければ疑似冬眠をしてしまい、危険な状態に陥る可能性もあります。
そのため、9月末頃から寒さ対策を始めて、ハムスターを寒さから守ってあげなければなりません。
今回ご紹介した寒さ対策グッズも使用しながら、寒い時期でもハムスターに快適に生活してもらうように努力しましょう。