猫が凶暴化する原因
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普段は温厚な猫が急に凶暴化したことはありませんか。優しい猫がどうしてと混乱してしまいますよね。
猫が凶暴化してしまうのには何らかの原因が隠れています。
ここでは「猫が凶暴化する原因」についてご紹介します。
ストレス
猫が凶暴化する原因として「ストレス」があげられます。
猫は自由気ままに生活しているように見えますが、色んな所でストレスを感じます。生活環境の変化、運動不足、リラックスできる環境がないなどがあげられます。
猫は散歩に連れ出す機会が少ないため、キャットタワーやおもちゃなどを活用して十分な運動ができるようにしてあげましょう。他にも猫が眠っているときにはちょっかいをだすことはせずに、安心して眠れるようにテレビや音楽などの音量を下げてあげることがおすすめです。
家の中に猫が安心して休むことができる場所を確保してあげることも大切です。
恐怖心やトラウマ
猫が凶暴化する原因として「恐怖心やトラウマ」があげられます。
恐怖心やトラウマは保護猫などに多く見られます。以前生活していた環境や家族などの情報はあまりわかりませんが、何らかのきっかけにより凶暴化してしまう恐れがあります。
恐怖心やトラウマを持っている猫を迎え入れたときはすぐに仲良くなることが難しいかもしれません。しかし、時間をかけて接していくことで恐怖心やトラウマを薄めていくことは可能です。
猫のペースに合わせて愛情を注いでそててあげることが大切です。
病気が隠れている可能性も
猫が凶暴化する原因として「病気が隠れている可能性」もあります。
「温厚な猫が急に暴れてしまった」「こんなこと一度もなかった」などの場合、脳神経疾患が関係している可能性があります。
病気が隠れている場合は自宅でどうしようもありません。動物病院を受診し、症状を軽減させるための治療が必要となります。
猫が凶暴化したときに考えられる病気
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猫が凶暴化することには何らかの病気が隠れている可能性があります。
ここでは「猫が凶暴化したときに考えられる病気」についてご紹介します。
激怒症候群
激怒症候群とは愛猫が自分で制御できないほどの激しい攻撃をしてくる病気のことです。全くきっかけがない状態で引き起こされるため飼い主や同居動物がケガをしてしまう可能性があります。
原因は脳神経の異常で、てんかん発作の一種でもあります。この病気は比較的若い猫に多く見られます。
治療法としては抗てんかん薬を投与することになります。投薬を続けることで発作の回数をより少ない状態でコントロールできるように継続的に治療が行われます。
脳神経の異常は生まれつきのようなものなため、完治することは難しいです。そのため、発作の回数を少ない状態でキープできるよう治療を続けていくことが大切です。
脳神経疾患
猫が凶暴化するときに考えられる病気として「激怒症候群以外の脳神経疾患」が考えられます。
脳の異常によりみられるため、まず脳のどこに異常があるのか調べることが必要となります。動物病院などで検査を行い、原因を突き止め、治療をすすめていきます。
その他の病気
猫が凶暴化するときに考えられる病気として「脳神経以外の病気」が考えられます。
他の病気によりストレスが蓄積し凶暴化してしまいます。猫は病気になると少なからずストレスを感じる動物です。痛みやかゆみなどがあるとより強いストレスを感じます。
病気によりストレスを感じてしまう場合は、まずその病気を突き止め、治療を開始することが望ましいです。見た目でわからない病気も多いため、一度動物病院を受診することがおすすめです。
猫が凶暴化したときの対処法
猫が凶暴化したときには慌てて落ち着かせなきゃと感じることもあるでしょう。しかし、興奮状態になっている猫を落ち着かせることはかなり難しく、飼い主がケガをしてしまう可能性もあります。
ここでは「猫が凶暴化したときの対処法」についてご紹介します。
目を合わせないようにする
猫が凶暴化したときには「目を合わせないように」しましょう。
猫が暴れてるときは心配になり手を出してしまいがちですが、これ以上刺激しないようにすることが大切です。そのため、猫と目を合わせないように猫から距離を取ることがおすすめです。
目を合わせた状態を続けると猫が攻撃してくる可能性があります。猫は口だけでなく爪で引っかかれるだけでもかなりの痛みがあり、人によっては発熱するケースもあります。
興奮状態になっているときはそっとそばを離れましょう。猫に声をかけることも刺激になるためそっとしておきましょう。
猫が安心できる場所を確保しておく
猫が凶暴化したときには「猫が安心できる場所を確保」しておくことが大切です。
生活していると何らかのきっかけでトラウマや恐怖心を思い出してしまうことがあります。そのため、猫がここにいれば安心と感じることができる場所を作ってあげましょう。
猫用ケージや猫用ベッドなど猫が快適に感じることができる場所を整えてあげましょう。
必要に応じて動物病院を受診する
猫が凶暴化したときは「必要に応じて動物病院を受診」しましょう。
動物病院を受診するときは必ず落ち着いたときにし、念の為洗濯ネットの中に猫を入れましょう。動物病院では普段の様子を伝えます。凶暴化した時の動画などをとっておくとより伝えやすくなります。
何らかの解決策が見つかる可能性もあります。突然凶暴化してしまうと次はいつ症状がみられるか心配になりますが、治療がうまくいけば発作回数を少なくすることもできます。
一人で悩んでいるときはまず動物病院に電話してみることをおすすめします。
猫が凶暴化したときは生活習慣を見直そう
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ここでは、猫が凶暴化したときの原因や対処法についてご紹介しました。
猫が凶暴化するときの原因はストレスや恐怖心・トラウマ、病気などがあげられます。ストレスの場合はストレスを解消することや生活環境を整えることで改善する可能性も高いです。
しかし、病気が原因の場合は動物病院で必要な治療を受ける必要があります。脳神経の病気の可能性もあるため、気になる症状がみられる場合は早めに動物病院を受診しましょう。
著者情報
こばやし
犬、ハムスター、うさぎ、爬虫類、魚類などの生き物と生活していたので小さい頃から動物が好きでした。
動物関係の専門学校を卒業後、動物看護師として動物病院で勤務していました。
動物看護師、愛玩動物飼養管理師などの資格を取得しており、現在はドッグアロマやドッグマッサージについて勉強中です。