犬がわがままになるのはなぜ?原因やしつけ方法を解説

「愛犬がわがままで困っている…」という飼い主は少なくありません。
なぜ、犬はわがままになってしまうのでしょうか?
この記事では、犬がわがままになる原因やしつけ方法を解説します。 2022年10月20日作成

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わがままな犬にみられる行動

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まずは、わがままな犬にみられる行動についてご紹介します。
これらの行動がみられたときには、正しいしつけをしてわがままを直していかなければなりません。

反抗をする

わがままな犬は、飼い主の命令に対して反抗をします。
言うことを聞かないのはもちろん、飼い主に唸ったり吠えたりすることもあるでしょう。
場合によっては、飼い主に歯を見せたり噛みついたりすることもあるかもしれません。

ドッグフードを食べない

わがままな犬になると、食欲があって元気なのにも関わらず、わざとドッグフードを食べないことがあります。
これは、ドッグフードを食べないことで飼い主の気を惹こうとしている可能性もあります。
しかし多くはドッグフードを食べなければ心配した飼い主が、犬用おやつなどドッグフード以上に美味しいものを与えてくれることを知った上での行動でしょう。
愛犬がドッグフードを食べないのは心配になるでしょうが、わがままなのか病気なのかをきちんと見極めることが大切といえます。

知らない人や犬に攻撃的になる

知らない人や犬が自宅に来たときに、攻撃的になることもあるでしょう。
これは、自分の縄張りに入ってきたため警戒していることが考えられますが、通常であれば飼い主がそばにいれば知らない人や犬が縄張りに入ってきても攻撃的になることはありません。
また、ドッグランなどの外出時に飼い主が見ているにも関わらずほかの人や犬に攻撃的になるのも、わがままな犬の特徴です。

ケージやサークルにいても騒がしい

通常であれば、ケージやサークルは犬が安全に過ごせる場所であるため、ケージやサークル内にいるときに騒ぐことはありません。
しかし、わがままな犬はケージやサークル内にいるときにも、お構いなしで吠えたり唸ったりするでしょう。
犬によっては、ケージに体当たりをして破壊してしまうこともあります。

犬がわがままになってしまう原因

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なぜ、犬はわがままになってしまうのでしょうか?
事前に原因がわかっていれば、新たに犬を迎え入れるときにわがままにならずに済むかもしれません。

飼い主がわがままを受け入れているから

犬がわがままなのは、ほとんど飼い主の責任です。
おそらく、飼い主が犬のわがままを許して受け入れているのでしょう。
飼い主としてその自覚はないかもしれませんが、無意識に犬のわがままを許してしまっているのかもしれません。

飼い主がわがままを「犬の性格」だと考えているから

犬のわがままを、「うちの犬は意地っ張りな性格をしているんだ」などと勘違いをしている飼い主もいます。
飼い主が犬のわがままに気が付いていれば良いですが、犬の性格だと考えているのであれば、わがままを直そうとする気はないでしょう。

飼い主のことをリーダーだと認識していないから

犬は、本来群れで生活をする動物です。
群れで生活をする動物は、基本的にリーダーという存在がいます。
リーダーは絶対的な存在で、リーダーの言うことは従わなければなりません。
また、リーダーがいることで群れの動物たちは精神的にも安定します。
もしかしたら、わがままな犬は飼い主のことをリーダーだと認識していないのかもしれません。
それどころか、自分がリーダーだと勘違いしている可能性も考えられます。
自分がリーダーだと勘違いしている犬は、当然ながら格下である飼い主には攻撃的な態度をみせるでしょう。

飼い主の気を惹こうと考えているから

もしかしたら、犬は飼い主に好かれたいためにわがままな行動をとっているのかもしれません。
これは、人間の子どもが親に対してわがままを言って愛情を試すのと同様です。
わがままを言うことで、飼い主が自分にきちんと叱ってくれることを試しているのでしょう。

わがままな犬のしつけ方法

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最後に、わがままな犬のしつけ方法を解説します。
わがままな犬は家族や他人を傷つける可能性も少なからずあるため、早めに直しましょう。

犬を甘やかさない

犬は可愛いですが、わがままな犬にしないためには甘やかさないことが大切です。
飼い主の中でルールを作り、それに沿わなかった犬にはきちんと叱りましょう。
犬を可愛がるのと甘やかすのでは大きく異なりますので、ダメなことはダメだと教え込む必要があります。

無視をする

犬がわがままな行動をしたときには、無視をすることが効果的です。
わがままな犬としては、「わがままをして飼い主を困らせてやろう、様子を見てやろう」という気持ちがあるはずです。
その際に無視をすれば、犬は「何も反応がなくて面白くないな、それならわがままな行動をわざわざしなくても良いか」となります。
飼い主が反応してしまうから面白がる犬もいることを理解して、思い切って無視をしてみましょう。

信頼関係を築く

犬と信頼関係を築くことで、わがままな行動をしなくなるはずです。
もちろん上下関係をはっきりさせることも大切ですが、やはり信頼関係が成り立っていなければ上下関係も生まれません。
まずは犬との信頼関係を築いて、徐々にリーダーだと認めてもらう必要があるでしょう。
信頼関係を築くには、毎日しっかりと世話をすることがおすすめです。
食事はもちろん、散歩時にも犬に話しかけながら楽しく散歩をしましょう。
それを続けることで、犬との信頼関係は築かれていくはずです。

犬のわがままはしつけで直せる!

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犬がわがままなのは、飼い主の責任です。
わがままな行動をする理由はさまざまですが、主に飼い主のことをリーダーだと認識していない、飼い主のことを試しているなどが挙げられます。
目に余るようなわがままな行動をする犬には手を焼きますが、必ずしつけで直すことができます。
大切なのは、犬との信頼関係を築くことです。
毎日コツコツと犬の世話やしつけをして信頼関係を築くことで、わがままは徐々に収まっていくでしょう。

著者情報

けんぴ

若い頃はドッグトレーナーとして、警察犬の訓練やドッグスポーツなどを行う。
それらの経験を活かし、ペット系ライターとして活動中。
現在はすっかり猫派となる。
好きな犬種・猫種はボーダーコリーとノルウェージャンフォレストキャット。

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