猫が幸せを感じたときにみせる行動
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まずは、猫が幸せを感じたときにみせる行動をご説明します。
猫がこれらの行動をしていれば、日頃から一定以上の幸せは感じていると考えて良いでしょう。
喉をゴロゴロと鳴らす
猫が幸せを感じたときにみせる行動として、代表的なものが喉をゴロゴロと鳴らすことです。
喉をゴロゴロと鳴らすのは、子猫が母親に甘えたり母乳をほしがったりするときにみせる仕草で、リラックスをしているときにもみられます。
ちなみに、猫は具合が悪いときにも喉を鳴らしますが、幸せを感じているときよりも低い音であることが多いです。
尻尾を立てる
猫が尻尾をピンと立てるのは、幸せを感じているときにみせる行動のひとつです。
上にピンと尻尾を立てることで、飼い主に自分の存在をアピールしていることが考えられます。
これは、もともと身体の小さな子猫が、母親に自分のことを見つけてもらうためにみせる行動だといわれています。
頭や身体を擦りつけてくる
猫といっしょに暮らしている人は、猫に突然頭突きをされたり身体を擦りつけられたりした経験があるでしょう。
これは、猫が飼い主に対して甘えているときにみせる行動です。
当然ながら、苦手な人に対しては頭や身体を擦りつけてくることはありません。
心を許している飼い主だからこそ、猫は身体を擦りつけてくるのでしょう。
リラックスしている
猫は1日の大半を寝て過ごしますが、落ち着かない場所ではリラックスすることはできません。
目がとろんとなり、明らかにリラックスをしている表情のときは、幸せを感じているといえるでしょう。
猫と幸せに暮らす方法
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それでは本題である、猫と幸せに暮らす方法をご紹介します。
猫の短い一生を幸せにしてあげられるように、できる限りのことをしてあげましょう。
優しく接してあげる
当然のことですが、猫に毎日優しく接することが大切です。
毎日のコミュニケーションはもちろん、叱るときにも叩いたり怒鳴ったりしてはいけません。
猫に居心地の良い場所だと感じてもらうためにも、優しく声をかけたり撫でたりすることを心掛けましょう。
フードや水を落ち着ける場所に設置する
猫は、人が行き来するような場所では落ち着いて食事をすることができません。
そのため、フードや水は人通りの少ない静かな場所に設置をしてあげましょう。
また、猫は水をあまり飲まない動物なので、水を飲む機会を増やすためにも室内のさまざまな場所に水を設置することをおすすめします。
飲み水は、最低でも1日2回は取り替えて、常にきれいな水を飲めるようにしましょう。
こまめにトイレ掃除をする
猫は、きれい好きな動物です。
そのため、毎日こまめにトイレ掃除をしてあげましょう。
トイレが汚れていると、大きなストレスを感じてしまう猫もいます。
毎日朝晩2回はトイレ掃除をしてあげることで、トイレが汚れていることのストレスは感じなくなるはずです。
ちなみに、多頭飼いをしている場合は猫の飼育頭数+1個のトイレを設置してあげるようにしましょう。
猫が隠れられる場所を用意してあげる
雷などで猫が恐怖を感じたときに、隠れられる場所を用意してあげましょう。
どんなときでも落ち着ける場所を確保してあげることで、猫は安心して暮らせるようになります。
完全室内飼いをする
1日中室内に居させるのは、猫がかわいそうと考える人もいるかもしれません。
確かに外の世界は思い切り走り回ることができるので、猫にとっては幸せでしょう。
しかし、外は車や他の野生動物など、猫にとって危険がたくさんあります。
また、ほかの猫との縄張り争いで怪我をしてしまうこともあるでしょう。
結果的には、猫は完全室内飼いをすることが、猫の安全を確保することに繋がり、その結果猫の幸せに繋がると言えるでしょう。
飼い主が猫を飼って幸せに感じること
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実は、猫を飼うことで幸せに感じているのは、飼い主のほうかもしれません。
最後に、猫を飼って幸せに感じることをご紹介します。
癒される
猫好きにとって、猫といっしょに暮らすことはこの上ない癒しになると思います。
食事をしている姿、寝ている姿、遊んでいる姿、怒ったりいたずらしている時でさえも、見ていて癒されるでしょう。
また、猫を撫でるだけでも癒されます。
寂しくない
一人暮らしをしている人は、不意に寂しくなってしまうことがあるかもしれません。
そのような時に猫が家に居れば、話し相手になってくれるかもしれません。
また、帰宅時にはお出迎えをしてくれる猫もいます。
空気の読める猫であれば、座っているときに膝に乗ってくることもあるはずです。
そんな猫がそばにいれば、寂しくなることもないでしょう。
家族の会話が増える
猫といっしょに暮らすことで、家族の会話が増えます。
「今日猫が面白いことをした」、「ご飯を少し残しちゃった」など、家族の間で猫に関することを話す機会が間違いなく増えるはずです。
これはアニマルセラピーでもみられることですが、老人の介護施設で小鳥を一羽飼うだけで、入居者同士の会話が増えて健康に繋がるといわれています。
猫の幸せを第一に考えよう!!
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猫を幸せにするためには、猫のことを第一に考えて行動をすることが大切です。
猫に優しく接するのはもちろん、毎日のフードや水、トイレをこまめに取り換えるなど、猫に気を配って暮らすことが猫の幸せに繋がります。
また、猫の幸せは飼い主の幸せにも繋がるでしょう。
猫といっしょに暮らすことで、癒されたり家族の会話が増えたりと、飼い主にとっても良いことがたくさんあります。
猫が幸せを感じてもらえるように、飼い主としてできる限りのことをしてあげましょう。
著者情報
けんぴ
若い頃はドッグトレーナーとして、警察犬の訓練やドッグスポーツなどを行う。
それらの経験を活かし、ペット系ライターとして活動中。
現在はすっかり猫派となる。
好きな犬種・猫種はボーダーコリーとノルウェージャンフォレストキャット。