猫が幸せを感じたときに見せる仕草
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まずは、猫が幸せを感じたときに見せる仕草についてご紹介します。
猫とコミュニケーションをとっているときにこれらの仕草をするのであれば、猫は幸せを感じている証拠です。
喉を鳴らす
猫が幸せを感じたときに見せる代表的な仕草は、喉を鳴らすことでしょう。
猫を撫でたときに、喉をゴロゴロと鳴らしているのであれば、それは幸せを感じているはずです。
もともと喉をゴロゴロと鳴らすのは、子猫が親猫に対して見せる仕草です。
そのため、猫は飼い主のことを親同然に考えて甘えているのでしょう。
飼い主に身体を擦りつける
猫が飼い主に身体を擦りつけるのも、幸せを感じているときに見せる仕草のひとつです。
猫によってはタックルのように強くぶつかってくることもありますが、飼い主に甘えたい気持ちを強く表しているのでしょう。
お腹を見せる
飼い主に対してお腹を見せて寝るのは、安心しきっている証拠です。
もしも野良猫がお腹を出して寝ていたら、外敵からの攻撃に対してすぐに行動に移ることができません。
しかし室内で飼われている猫は、「飼い主は自分に対して攻撃的なことは何もしてこない」と理解しているからこそ、お腹を出して寝るのでしょう。
ゆっくりと瞬きをする
猫がゆっくりと瞬きをしたら、幸せを感じているのかもしれません。
ゆっくりと瞬きをするのは、「あなたのことが大好き」と伝える行動のひとつです。
そのため、飼い主も猫に向かってゆっくりと瞬きをしてあげることで、お互いの愛情表現になるでしょう。
飼い主や毛布をふみふみする
猫が飼い主や毛布に向かってふみふみをするのは、愛情表現として考えられます。
もともとは子猫が親猫の母乳を飲むときに見せる仕草ですが、親同然に考えている飼い主に対しても行うことがあるでしょう。
猫の座り方で気持ちがわかる?
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猫はさまざまな座り方をしますが、その座り方で気持ちがわかるともいわれています。
次に、猫のさまざまな座り方について見ていきましょう。
香箱座り
香箱座りとは、猫のすべての手足を折り曲げて身体の中に収納した座り方です。
おそらく、猫を飼っているほとんどの人が目にしたことがあるでしょう。
この座り方は、なにかあってもすぐに行動に移すことができない姿勢です。
そのため、猫は「なにか嫌なことをされることはないだろう」と安心していることがわかります。
猫がリラックスしているときには、この香箱座りを見せることがあるでしょう。
スフィンクス座り
エジプトのスフィンクスのような座り方をしているときも、猫はリラックスをしています。
しかし、香箱座りに比べると動きやすい姿勢であるため、リラックスしつつも少し警戒している可能性があるでしょう。
多頭飼いをしている場合には、ほかの猫から構われたときにすぐに行動に移せるように、スフィンクス座りをしている猫も多いです。
横座り
手足を横に投げだして寝るような姿勢になっているのが、横座りです。
横座りもリラックス状態ですが、どちらかというと「これから寝ようかな」と猫が考えている座り方になります。
私たちが寝る前に、横になってぼんやりしている時間に似ているかもしれません。
猫が横座りをするときは、「毎日平和で幸せだなぁ」と感じているのでしょう。
猫を幸せにする方法
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最後に、猫を幸せにする方法をご紹介します。
愛猫家であれば、これらのことをかならず行うようにしましょう。
決まった時間に食事を与える
毎日を家の中で過ごす猫の一番の楽しみといっても過言ではないのが、食事です。
食事の量が少なかったり美味しくなかったりすると、猫は幸せを感じないでしょう。
大切なのは、毎日決まった時間に適正量の食事をすることです。
適正量の食事をすることで、猫の体重や健康ケアにもなるでしょう。
コミュニケーションをとる
猫と毎日コミュニケーションをとることで、猫は幸せを感じるはずです。
猫じゃらしなどのおもちゃで遊ぶことはもちろん、ブラッシングなどもスキンシップになるでしょう。
ただし、猫といっしょに遊ぶときには短時間でサッと遊ぶようにすることがおすすめです。
長時間遊び続けるのは猫も体力的につらいものがありますし、おもちゃに飽きてしまうことも考えられます。
キャットタワーを設置する
猫は、高い場所が大好きな動物です。
そのため、部屋にはかならずキャットタワーを設置してあげましょう。
また、理想のキャットタワーの位置は窓際です。
窓際であればキャットタワーに上りながら日向ぼっこができますし、家の周辺の景色を楽しむこともできます。
窓から外を眺めるのは、縄張り意識の強い猫にとってパトロールの意味もあるため、キャットタワーは窓際に設置するとよいでしょう。
トイレを清潔に保つ
猫はきれい好きな性格のため、トイレが汚ければストレスになってしまいます。
猫によっては、トイレが汚いことにより粗相をすることもあるでしょう。
できる限り猫のトイレは清潔に保ち、1日に2回はトイレ掃除をすることをおすすめします。
外に出さない
猫を完全室内飼いにするとかわいそうだと感じる人もいるかもしれませんが、猫の幸せを願うのであれば完全室内飼いをする必要があります。
猫を完全室内飼いにすることで、万が一の事故も防ぐことができるでしょう。
また、外でノミや寄生虫に寄生される心配もなくなります。
猫が幸せを感じるように、日頃の生活から意識しましょう。
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猫が幸せを感じたときには、喉をゴロゴロと鳴らす、お腹を見せながら寝るなどの仕草をします。
また、座り方によっても猫の気持ちをある程度把握することが可能です。
猫が幸せに過ごすことができるように、毎日のコミュニケーションはもちろん、食事やトイレのクオリティにも気を配らなければなりません。
私たち飼い主は猫が幸せに感じるように、日頃から意識をすることが大切です。
著者情報
けんぴ
若い頃はドッグトレーナーとして、警察犬の訓練やドッグスポーツなどを行う。
それらの経験を活かし、ペット系ライターとして活動中。
現在はすっかり猫派となる。
好きな犬種・猫種はボーダーコリーとノルウェージャンフォレストキャット。