犬にもイヤイヤ期はある?年齢や対処方法をご紹介

イヤイヤ期とは、私たち人間の赤ちゃんや子どもに見られることの多い反抗期のことです。
犬にも、人間と同様にイヤイヤ期はあるのでしょうか?
この記事では、犬がイヤイヤ期を迎える年齢や対処方法をご紹介します。 2022年01月04日作成

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犬にもイヤイヤ期はある?

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まずは、犬にもイヤイヤ期はあるのかどうかについて見ていきましょう。
また、もしもイヤイヤ期があるのであれば、どのような行動をするのかもご説明します。

犬にもイヤイヤ期はある!

結論からいうと、正式な研究結果は出ていませんが、犬にもイヤイヤ期はあります。
犬の行動について研究を重ねたところ、人間の反抗期に近いような行動をとる犬が多かったとのことです。

犬はなぜイヤイヤ期を迎える?

犬がイヤイヤ期を迎えるのは、自我が芽生えるからです。
「なんで自分はここまでできるのに、飼い主のいうことを聞かなければいけないんだろう?」と疑問に思い、「もっと自分でもチャレンジしてみたい!」という気持ちから、イヤイヤ期を迎えてしまいます。
ちなみに、精神的な成長が早い犬ほど、イヤイヤ期を迎えるのが早いと考えられます。

イヤイヤ期を迎えない犬もいる?

すべての犬が、イヤイヤ期を迎えるわけではありません。
私たち人間もそうですが、犬も性格や個体差でイヤイヤ期を一度も迎えずに成長することもあります。
飼い主としては心配かもしれませんが、犬の精神面などにも影響を及ぼすことはないため、心配する必要はありません。

イヤイヤ期を迎えた犬の行動

犬がイヤイヤ期を迎えると、いままで行っていたことをしないようになることが多いです。
食事を食べなくなったり、散歩に行かなくなったりするでしょう。
また、しつけでいうことを聞かなくなる犬もいます。
「いままでは問題なくできていたのに、突然どうしたんだろう?」と心配になる人も多いでしょうが、それはもしかしたらイヤイヤ期によるものかもしれません。

犬がイヤイヤ期を迎える年齢

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私たち人間がイヤイヤ期を迎えるのは、だいたい2歳前後であることが多いです。
それでは、犬は生後どれくらいでイヤイヤ期を迎えるのでしょうか?

生後半年前に迎えることが多い

犬がイヤイヤ期を迎えるのは、生後4ヶ月から半年までの間が多いです。
ちなみに、柴犬は精神的な自立が早いため、少し早めのタイミングでイヤイヤ期を迎えるといわれています。
また、イヤイヤ期を迎えるのが遅い場合には生後10ヶ月程度になることもあるでしょう。

2回目は2~3歳前後

犬のイヤイヤ期は2回迎えることがあるといわれており、2回目は2歳から3歳前後になることが多いです。
子犬の頃のイヤイヤ期と違う点として、犬は成犬になり力もついているため、おもちゃへの執着や飼い主への威嚇など、少し攻撃的になることもあります。
これは、人間でいう中学生から高校生の間に迎える反抗期のようなものと考えたらよいでしょう。

犬のイヤイヤ期はいつまで続く?

犬がイヤイヤ期を迎えると、いままで問題なくできていたことをしなくなってしまうため、困ってしまう人もいるでしょう。
しかし、犬のイヤイヤ期はいつまで続くのかはっきりとわかっていません。
個体差が大きく関わってくるため、犬がイヤイヤ期を迎えるのか、いつまで続くのかはいっしょに過ごしてみないとわからないということになります。

イヤイヤ期を迎えた犬への対処方法

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イヤイヤ期を迎えた犬への対処を間違えると、その後の信頼関係に溝ができる可能性もあります。
そのため、しっかりと正しい対処をしなければなりません。

犬のストレスが溜まっていないかを確認する

犬がイヤイヤ期を迎えたときに考えたいのが、それは本当にイヤイヤ期なのかどうかです。
もしかしたら、運動不足や飼い主とのコミュニケーション不足による、ストレスが原因となっている可能性があります。
そのため、まずは愛犬といっしょに散歩や遊ぶ時間がとれているかを確認してみましょう。
もしも愛犬とのコミュニケーション不足が考えられるようであれば、休日にドッグランなどで愛犬と思い切り遊んだり、しつけに取り組んだりすることが大切です。
そうすることで犬のストレスは解消され、イヤイヤ期のような行動はしなくなることもあります。

堂々とする

私たち人間の子どもが反抗期を迎えたときもそうですが、犬がイヤイヤ期を迎えたときにも堂々と振る舞う必要があります。
もしも食事を食べないようであれば、さっさと下げてしまいましょう。
また、「お腹をすかせているだろうから」と、犬用おやつを与えるのもよくありません。
大切なのは、食事の時間に食事をしなければ食器を下げられてしまうと犬に認識させることです。
さらには、イヤイヤ期により攻撃的になった犬に対しても、怖気づいてはいけません。
もちろん犬に対して叱る必要はありませんが、もしも噛まれても痛がる素振りを見せずに、堂々と振る舞ったほうがよいでしょう。

しつけをする

イヤイヤ期になると、犬が飼い主のいうことを聞かなくなりますが、しつけができなくなるわけではありません。
「イヤイヤ期だから仕方がない」とあきらめずに、根気よくしつけに取り組むことで、イヤイヤ期の間にしつけの強化をすることができます。
しかし、何度も失敗して犬に自信を失わせてしまわないようにしつけ時間を短くして、しつけが成功したらご褒美としておやつを与えたりおもちゃでいっしょに遊んだりしましょう。

犬のイヤイヤ期は辛抱強く接しましょう

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愛犬がイヤイヤ期を迎えると、困惑してしまう飼い主も多いはずです。
しかし、それに驚いて戸惑っている姿を見せてはいけません。
犬のイヤイヤ期による問題行動にも飼い主として堂々とした態度で向き合い、犬にとって頼りになるリーダーとなりましょう。
イヤイヤ期はいつかかならず終わりを迎えますし、終わりを迎えたときの飼い主との信頼関係が大切です。
イヤイヤ期によって信頼関係に溝ができてしまわないように、イヤイヤ期を迎えてもいままでと変わらずに接してあげるようにしましょう。

著者情報

けんぴ

若い頃はドッグトレーナーとして、警察犬の訓練やドッグスポーツなどを行う。
それらの経験を活かし、ペット系ライターとして活動中。
現在はすっかり猫派となる。
好きな犬種・猫種はボーダーコリーとノルウェージャンフォレストキャット。

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