猫はなぜツンデレといわれるの?理由を解説

呼んでも見向きもしないのにふとしたときに近寄ってくるなど、猫はツンデレといわれることが多いです。
なぜ、猫はツンデレというイメージが強いのでしょうか?
この記事では、猫がツンデレといわれる理由について解説します。 2021年10月20日作成

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猫がツンデレだと感じさせる行動

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まずは、猫がツンデレだと感じさせる行動について見ていきましょう。
これらの行動は猫を飼っている人であれば、「あるある」といってしまうはずです。

呼んでも来ない

猫と何年も過ごしていると、絶対に猫は自分の名前を認識しているはずです。
しかし、何度名前を呼んでも近くに寄ってきません。
逆に、猫の名前を呼ばずにいると猫から歩み寄ってきます。
このような行動が、猫はツンデレだと感じさせてしまうはずです。

呼ぶと尻尾で返事をする

猫の名前を呼ぶと、こっちを振り向くことはありません。
しかし、尻尾をパタパタとさせて、まるで「呼んだ?」といわんばかりに反応することがあります。
そんな猫の姿を見ると、「ちゃんと聞こえてるんだな、可愛いやつ」と飼い主はほっこりとした気持ちになるでしょう。

落ち込んでいるときに慰めにくる

猫は普段は近くに寄ってこないのに、落ち込んでいるときには近くでそっと寄り添ってくれます。
おそらく、飼い主の悲しい気持ちが伝わっているのでしょう。
なにかをしてくれるわけではないですが、近くに寄り添ってくれるだけでも落ち込んだ気持ちが和らいでいくはずです。

撫でているときに急に怒る

猫が飼い主にお腹を見せて甘えてきたときに、撫でてあげると猫は喜びます。
しかし、さっきまで気持ちよさそうにしていた猫が、急に怒りだすこともあるでしょう。
この気分によって対応が違うのが、猫のツンデレらしさを引き立てます。

猫がツンデレといわれる理由

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それでは本題である、猫がツンデレといわれる理由について解説します。
猫は本能的にツンデレな行動をしているのでしょうが、それも可愛らしく見えてしまうでしょう。

気分によって対応が変わる

猫がツンデレといわれるのは、気分によって対応がまったく違うからでしょう。
機嫌がよいときは撫でると気持ちよさそうにして、猫じゃらしでいっしょに遊んでいてもノリノリで遊びます。
しかし、機嫌が悪いときには撫でると怒りますし、いっしょに遊ぶこともありません。
もちろん、人間でも機嫌の良し悪しで対応が変わることもあるでしょう。
猫がツンデレといわれるのは、その機嫌の切り替えの早さからです。
さっきまで楽しく遊んでいたかと思ったら、次の瞬間にはまったく遊ばなくなります。
この気分によって対応がまったく違うのが、猫がツンデレといわれる理由です。

マイペース

ほとんどの猫は、マイペースな性格をしています。
犬のように、飼い主のことを第一に考える猫は少ないでしょう。
これは、猫は犬のように集団行動をしない動物だからだと考えられます。
いつも単独行動をしていたため、好きなときに起きて、好きなときに食事をするのです。
私たち人間は猫を飼っていると考えているかもしれませんが、猫は部屋で好き勝手に暮らしているだけだと認識しているのかもしれません。
この自分の気持ちに正直にいられるのが、猫の魅力でもあるでしょう。

ツンデレな猫との接し方

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ツンデレな猫と接するには、コツがあります。
最後に、ルンデレな猫との接し方について見てみましょう。

「付かず離れず」を心がける

ツンデレな猫と暮らすときは、「付かず離れず」を心がけるとよいでしょう。
猫は過干渉が苦手で、好きなときに好きな場所で寝たいと考える動物です。
そのため、「愛猫といっしょに寝たい!」と考えていても、猫はそうではないかもしれません。
付かず離れずの関係を築くことで、飼い主と猫がお互いにストレスのない生活を送ることができるでしょう。

猫が寄ってくるまで待つ

ツンデレな猫が飼い主から離れているときは、一人でゆっくりとしていたいときです。
そのため、猫が遠くにいるときには放っておきましょう。
逆に、猫が近くに寄ってきたときには、構ってほしい合図です。
そのときは、撫でてあげたりいっしょに遊んであげたりするとよいでしょう。

猫の行動の意味を理解する

猫の行動には、すべて理由があります。
ツンデレだといっても、猫を触ったときに怒るのにはなにか理由があるのでしょう。
もしかしたら、撫でられた部位を痛めているのかもしれません。
また、寝ているときに猫が布団をふみふみしてくるのは、子猫が母猫に甘えているときに見せる仕草です。
これらの猫の行動の意味を理解することで、「いまは構ってほしいんだな」「放っておいてほしいのか」と、猫の気持ちがわかるようになるでしょう。

猫が構ってほしくないときには構わない

猫は、構ってほしくないときには飼い主に向かって合図を出します。
例えば、名前を呼んだときに反応をしなかったり、不機嫌そうな表情で尻尾を振っていたりするときなどです。
また、キャットタワーなどのお気に入りの場所にいるときも、自分だけの世界に入っている可能性があります。
猫が構ってほしくないときに放ってあげることで、猫は飼い主に対して苦手意識を持つことはなくなるでしょう。

ツンデレな猫と快適な生活を送ろう

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猫がツンデレといわれるのには、さまざまな理由があります。
嬉しそうにしていたら急に怒るなど、マイペースな一面が猫のツンデレというイメージを強めるのでしょう。
猫はもともと単独で生活をしていたこともあり、他人に干渉されるのを好みません。
好きなときに好きな場所で寝て、気が向いたときにだけ飼い主と遊ぶなど、飼い猫となったいまでもマイペースな性格が変わることはないでしょう。
そんなツンデレな猫といっしょに過ごすには、ある程度のコツが必要です。
猫の気分がのってこないときには構わないなど、付かず離れずの関係を築くことが大切でしょう。
ツンデレな猫と快適な生活を送るために、私たち飼い主が日頃から猫の様子をチェックしておくことをおすすめします。

著者情報

けんぴ

若い頃はドッグトレーナーとして、警察犬の訓練やドッグスポーツなどを行う。
それらの経験を活かし、ペット系ライターとして活動中。
現在はすっかり猫派となる。
好きな犬種・猫種はボーダーコリーとノルウェージャンフォレストキャット。

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