どうしてうちの猫はトイレで寝ちゃうの？ちょっと心配な理由と対処法

全ての飼い主さんが経験するわけではありませんが、猫の中には普段使用しているトイレの中で寝てしまう子がいます。子猫に限らず、大人猫まで年齢層は様々です。飼い主さんとしては、トイレという不衛生な環境で眠ってほしくないと思われるでしょう。または、場所を問わず寝てしまう猫の姿を見ると、なんだか可愛いなと思われるかもしれません。

トイレで寝てしまう理由もいくつか考えられますが、その中には少し注意が必要なものもあります。つまり、トイレで寝てしまう猫を見た時は、理由によっては飼い主さんが配慮してあげる必要もあるということです。

まずは、猫がトイレで寝てしまう理由として考えられることを見ていきましょう。

具体的に、猫がトイレで寝てしまう理由はどのようなことが考えられるのでしょうか。

子猫は特に、トイレをトイレだと認識しきれず、遊び場だと思っているのかもしれません。トイレの砂で遊ぶのが好きな子猫は特に、遊んでいるうちに眠たくなってしまうこともしばしばあるようです。

猫は狭くてまるい空間が好きですよね。もしかすると、その形状が猫にとっては寝心地の良いフォルムなのかもしれません。また、カバー付きのトイレやバケツ型の深いトイレだと、中は暗くて意外と落ち着けるのかもしれません。

お留守番中など、一匹で過ごすことが苦手な猫の場合、寂しさを紛らわすためにトイレで寝てしまうこともあるようです。トイレは、自分の匂いがする空間でもあり、その匂いをかぐことで落ち着けると考えられています。

何らかの理由で不満やストレスを感じた時に、トイレで気持ちを落ち着かせようとする猫もいます。先ほどと同様に、自分の匂いを嗅ぐことが落ち着きを取り戻す手段ということです。例えば、環境がガラリと変わる引っ越しや模様替え、来客、大きな物音など普段とは違うことが起こるとストレスを感じる猫は多いです。

猫は自分が落ち着けるお気に入りの場所がある場合が多いです。窓辺だったり、キャットタワーの上だったり、タンス等の家具の上や自分のベッドなどが考えられると思います。しかし、自分の落ち着ける場所がない場合、どうでしょうか。自分の匂いがあり、暗くて狭いトイレに行き着いてしまう可能性も考えられます。

飼い主としては、猫がトイレで寝てしまうのは何とかやめさせたいですよね。理由によっては、今すぐにでも何らかの対処をしてあげたいと思うでしょう。では、実際にどのように対処していけば良いのか解説します。

子猫でトイレをまだ覚えていない時や、大人でもトイレ以外の場所で粗相してしまう場合などは、トイレは排泄する場所だと覚えさせる必要があります。トイレで排泄することそのものは、すんなりとクリアする猫が多いものの、中には大人になってもトイレ以外の場所で排泄してしまう子もいるため、今一度トイレ環境を見直しながら対応していきましょう。

まずは、猫にとってトイレは排泄する場所として快適かどうか、を今一度見直します。トイレの場所を変更してから粗相が増えた場合は元に戻してあげた方が良さそうです。また、トイレで排泄できたりできなかったりする時は、もう1つトイレを設置してあげる、トイレを丸洗いして綺麗にするなどで改善することもあります。猫砂の好みもかなり重要なので、猫の好みに応じたものを使用されることをおすすめします。

猫がトイレに入ったら、飼い主さんはそっと観察し、排泄が終わっても出て来ないようなら興味をひくもので誘導し、遊んであげるなどして出してあげましょう。この習慣を続けているうちに、トイレという空間を認識できるようになる可能性があります。

トイレ以外にお気に入りの場所がない場合は、今すぐにつくってあげましょう。数ヵ所に猫用のベッドやクッションを置いてあげる、キャットタワーを設置するなどして、安心できる場所を用意することが大事です。

猫にとっては、狭い場所、暗い場所、人目につきにくい場所、高い場所、日光のあたる場所などがお好みのようです。そんな場所を見つけて、猫用のスペースを確保してあげましょう。

縦型の猫トイレです。猫砂が見えずスタイリッシュで、猫にとっても暗くて落ち着ける空間になっています。立っておしっこをする猫や、猫砂をしつこく掻いてしまう猫にありがちな悩みも、このトイレなら気になりません。

おしっこは下部の消臭・抗菌シートにしっかりと吸収されるため、臭いが気になる人に便利です。お手入れもとても簡単で、新たに購入し設置したとしても多くの猫が馴染んでくれると定評もあります。

スマホで操作可能な全自動トイレです。ネコが排泄すると自動でお掃除してくれるため、夜中に起きて処理する必要もありませんし、外出中でも安心。スマホに通知が届き、多頭飼いでも個別データが届くから、いつでも健康チェックができます。

トイレを覆うようにハーフカバーがついているため、座っておしっこをするのが苦手な猫や砂をたくさん掻く猫にぴったりです。視界を遮られるため、周りが気になる猫も安心して排泄できます。

今回は、猫がトイレで寝てしまう理由と対処法をご紹介しました。どんな理由にしても、トイレで寝てしまうのは衛生的に良くないため、早い対処が必要です。意外とストレスが原因だったりすることもあり、もしかすると猫がトイレで寝てしまう理由は心配な面もあります。ぜひ、参考にして対処してみてくださいね。