猫のご飯に「グレインフリー」を選ぶ意味は?知っておきたい注意点とは?

素材を厳選したキャットフードはたくさんありますよね。ここでは、グレインフリーとは何なのか、選ぶ意味や注意点についてご紹介します。

2021年05月22日作成

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最近「グレインフリー」が人気、その理由は?

出典:https://www.shutterstock.com

日本でも、キャットフードに使われる素材や栄養素をよく知り、より良いものをあげたいと考える飼い主さんが増えたと言われていますね。そのおかげなのか、最近はキャットフードに使われる素材は人間が食べるものと同じクオリティだったり、添加物を極力使わなかったりと、猫の健康を気遣ったものを多く見かけるようになりました。

そんな中、よく目にするのが「グレインフリー」というワードです。インターネット上には、グレインフリーをとにかくオススメするような情報もしばしば見かけますが、これって実際どうなのでしょうか。

グレインフリーのキャットフードが人気な理由としては、「猫の健康に良さそう」「アレルギーを起こしにくそう」などがあるようです。猫の飼い主さんとしては、やはり猫の健康を守ってあげたい、良いものを食べさせてあげたいという愛情が、キャットフードのこだわりへとつながっているのでしょう。

しかし、グレインフリーのキャットフードは、本当に猫の体に良いものなのかについては、もう少し深く掘り下げて調べた方が良さそうです。

「グレインフリー」とは

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グレインフリーとは、穀物・穀類を含んでいないという意味を持ちます。従来、キャットフードに使われている穀物の代表的なものと言えば、米や麦、トウモロコシなどですが、これらが含まれていないキャットフードということですね。

グレインフリーが猫の体に良いと言われる背景には、野生で生きていた頃の猫の食生活が関係しているようです。もともと、肉食動物の猫は、野生で生きてきた頃は狩りをして生活していました。穀物は食べず、お肉ばかり食べるのが本来の猫の姿です。

こうしたことを考慮し、猫のもともとの姿に近いグレインフリーのキャットフードが体に良いと考える飼い主さんが増えたと考えられます。

グレインフリーは本当に猫の体に良いのか

グレインフリーのキャットフードのメリットを調べると、穀物アレルギーのリスクが抑えられると紹介されているものが多いです。確かに、グレインフリーのキャットフードは穀物アレルギーの猫には良いフードです。

しかし、穀物アレルギーのない猫に、わざわざグレインフリーを選ぶ必要はあるのでしょうか。

よく「猫は肉食動物だから穀物は消化できない」と言われます。しかし、この解釈は間違っています。猫も、穀物を消化することはできます。もちろん、人間と同じように、熱を通していない米やトウモロコシを消化することはできません。しかし、キャットフードに使われている穀物は、加熱・加圧調理されているため、消化することができるのです。

ただ、猫の場合、穀物のとりすぎには注意が必要でしょう。40%以上の炭水化物は、下痢や嘔吐、高血糖などを引き起こすと報告されていることから、与えすぎは禁物のようです。

つまり、穀物アレルギーのない猫には、炭水化物の量さえ注意すれば、わざわざグレインフリーを選ぶ必要はないということですね。

肉や魚のアレルギーがある猫の方が多い!?

実は、穀物がアレルゲンとなる猫はそう多くないと言われています。とある研究では、食物アレルギーをもつ猫のなかで、トウモロコシが原因となった猫の数よりも、牛肉や魚、乳製品が原因となる猫の数の方が圧倒的に多かったという結果も出ています。

つまり、食物アレルギーがあるからといって、穀物アレルギーと決めつけるのは危険だということです。検査をしてアレルゲンを特定せず、穀物アレルギーだと決めつけてグレインフリーの食事を与えていた場合、主原料の食材こそがアレルギーの原因だった、という事態にもなりかねません。

アレルギーの疑いがある場合は診察を受けて

もし、猫に食物アレルギーの疑いがあるのなら、勝手に穀物アレルギーと決めつけず、きちんと獣医師の診察を受けて原因を特定しましょう。もしかすると、穀物ではない、他の食材が原因のこともあります。

グレインフリーのキャットフードおすすめ4選

もし、猫が穀物アレルギーだった場合は、グレインフリーのキャットフードが便利ですね。しかし、グレインフリーと書かれていても、本当に避けるべき食材が含まれていないかどうかの確認は必要です。

ジョンココ トライアルセット

好みがはっきりとしない猫のために作られたお試しセットです。グレインフリーのフードが含まれており、好き嫌いがある猫に色々試したい場合におすすめ。種類が多いため、穀物アレルギーがある場合はそれぞれきちんと避けるべき食材が入っていないか確認しましょう。


ジョンココ トライアルセット

ナウフレッシュ シニアキャット グレインフリー

シニア猫や肥満傾向の猫のために、穀物不使用で作られたキャットフードです。主なタンパク源は新鮮な生肉で、トウモロコシや大豆、小麦などの穀物は使用されていません。タンパク質は豊富ですが、低カロリーに抑えてあるため、カロリーの摂りすぎが心配な猫の健康管理に役立ちます。


ナウフレッシュ シニアキャット グレインフリー

ニュートロナチュラルチョイス 穀物フリー アダルト サーモン

穀物が苦手な猫のために作られた総合栄養食です。最適な栄養バランスや高い嗜好性、消化性が特徴です。穀物が摂れなくても栄養バランスをきちんと考えたい飼い主さんに多く選ばれています。


ニュートロナチュラルチョイス 穀物フリー アダルト サーモン

ナチュラルバランス グリーンピース&ダック

全年齢、全猫種に対応した食物アレルギー対応フードです。白米や小麦粉などの穀物だけでなく、牛肉や鶏肉、ラム肉などへのアレルギーを持つ猫にも適しています。新鮮なダック肉とグリーンピースが使用され、合成添加物は一切使われていないのも特徴です。


ナチュラルバランス グリーンピース&ダック

キャットフードは体調に合った栄養バランスの整ったものを

ここでは、グレインフリーとは何なのか、どういった猫におすすめなのか、注意点と共にご紹介しました。キャットフードは、それぞれの体調に合ったものを選ぶことが何より大事で、穀物アレルギーがない猫の場合は必ずしもグレインフリーを選ぶ必要はないことが分かりました。年齢や体調を考慮し、適したフードを選びましょう。

参考サイト

犬と猫のJohn&Cocoジョン&ココ(参照日2021-4-25)
https://item.rakuten.co.jp/mpcpets/207312/
https://item.rakuten.co.jp/mpcpets/nfc0100130/

charm 楽天市場店(参照日2021-4-25)
https://item.rakuten.co.jp/chanet/274802/

ペットスペース ジョインアス(参照日2021-4-25)
https://item.rakuten.co.jp/joinus/10000043/

著者情報

こば

小さな頃から保護された犬や猫を迎えて生活。現在は黒猫の「ジジ」に翻弄されながら、発見と感動の毎日を送っています。
実体験を振り返りつつ、飼い主さんの役に立つような情報を分かりやすく記事にすることを目標にしています。

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