猫がいる家でロボット掃除機を使うにあたり注意する点
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掃除機の使用は飼い主が在宅している時に
猫はトイレ以外の場所でうんちやおしっこをする可能性があります。さらに、猫はよく食べたものを吐いたりしますよね。
残念ながらロボット掃除機は便や吐瀉物を認識し、そこだけ回避できるほど賢くはありません。想像したくないですが、ロボットが猫のうんちを家中の床に塗りたくってしまう可能性があるということです。
家主の留守中にロボットが掃除してくれるのがロボット掃除機の最大のメリットではありますが、ペットを飼っている場合は、飼い主が在宅している時に稼働させる方が安全と言えるでしょう。
こまめなメンテナンスが必要
猫の被毛は日々抜けていきます。さらに換毛期に入ると、抜け毛は大量に増えます。
人間の髪の毛やほこりなどのゴミと共に猫の毛も多くなり、掃除機の吸込口やブラシに絡まりやすくなります。掃除機が吸ったゴミはこまめに捨て、ブラシに絡まった毛は定期的に取り除きましょう。
「猫の毛が絡まってお手入れが大変」という話しもよく聞きます。
メーカーによってはゴム製のブラシを使用していて、毛が絡まりづらくなっているものもあるそうです。
掃除機の購入前に、性能や機能を十分チェックすることを勧めします。
ロボット掃除機にカバーをかける
猫は好奇心から、動いているロボット掃除機の上に乗ったり、ロボットへちょっかいを出したりします。
市販されているロボット掃除機の大半は、電源のスイッチが上部にあることが多いです。猫が上に乗ることでスイッチを押してしまい、その結果作業途中で止まってしまったり、センサーを塞いでしまうことがあるでしょう。
場合によってはスイッチを押さないようカバーをかけるなどの対策が必要になるかもしれません。
掃除機の寿命について
猫が仕事中のロボット掃除機に乗ったり、おもちゃ代わりにちょっかいを出して遊んだりしていると、通常時より負荷がかかったり余計に動くことになり、結果的にバッテリーの消費が多くなります。
SNSや動画投稿サイトでは「ロボット掃除機に乗る猫」の動画が流行りましたよね。
その姿はとても可愛らしくて癒やされるのですが、電気代や掃除機としてのパフォーマンスのことを優先させたいのであれば、あまり推奨はできないかもしれませんね。
ロボット掃除機は猫を吸い込まない?
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「ロボット掃除機が猫を吸い込まないのか」ということを心配される方もいるのではないでしょうか。
今のところ、そのような例は報告されていないようです。
ロボット掃除機の構造としては、ゴミの吸込口は裏面の中ほどにあることが多く、吸込口の大きさもそこまで大きくありません。
また、ほぼ全てのロボット掃除機が、前方に障害物があった場合はしっかり方向転換をするようになっています。
したがって猫に無理やり乗り上げたり、吸ってしまう可能性はかなり低いと思ってよいでしょう。
それに、万が一猫の尻尾に乗り上げようものなら、猫のほうが驚いて逃げるはずです。
猫の吸い込み事故に関しては心配されなくて良いかと思われます。
猫とロボット掃除機は共存出来るかな?
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ロボット掃除機と共存出来るか出来ないかは、あくまでも猫の性格によります。
警戒心が強く恐がりの猫の場合は、ロボット掃除機に電源をいれただけで、どこかに隠れてしまうこともあるでしょう。
逆に、血気盛んな猫だとロボット掃除機に喧嘩を売る場合も考えられます。
まさに相性次第ですので、使ってみないことにはわかりません。
共存させた結果、食欲不振や、皮膚トラブル、排泄トラブルといったストレスサインが見られるようであれば、いったん掃除機の使用を中止した方が良いかもしれません。
ただ、最初は見慣れないロボット掃除機を警戒していた猫でも、時間とともに慣れてくれることもあるでしょう。
最初はニオイをかがせたり、あえて猫パンチをさせたりして、掃除機が無害で安全であると認識してもらうのもありかも知れませんね。
ロボット掃除機は様子を見ながら使おう!
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猫も人間と同じように、それぞれ性格が異なります。ロボット掃除機と共存できるかどうかは使ってみないことには分かりません。
心配な場合は、まずはレンタルでの使用を試してみることお勧めします。
ロボット掃除機を購入した後、猫との相性が合わないようであれば、無理して使用せずに様子を見る期間を設けましょう。
ロボット掃除機は自動で家中をお掃除をしてくれて、人間にとってはとても魅力的です。
ペットとうまく共存できるように、飼い主が配慮していく必要があるでしょう。
著者情報
Hanaco
子育てをしながら、専業主婦ワーカーとしてお仕事をさせていただいております。以前はチワワを2匹飼っていました。
調べることや文章を考えることが好きで、自分の考えや経験などを活かせるようなお仕事をしたいと思っております。どうぞよろしくお願いいたします。