猫の目やにの原因
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まずは、猫の目やにの原因について見ていきましょう。
老廃物が目頭に溜まる
猫の目の表面は、常に涙で覆われています。
これは、目をゴミや雑菌などから守るためです。
そのため、猫の目が潤っているのは特に心配することではありません。
猫が起きている間は、目の表面にある涙は鼻腔を通り口へと流れていきます。
しかし、寝ているときには涙が目頭に溜まってしまい、そこに老廃物などが混じった涙が目やになるのです。
気を付けなければならない目やにの色
目やには、どんな猫にも出るためそこまで問題視しなくても良いでしょう。
しかし、正常な目やにの色でないときには注意が必要です。
正常な目やには、赤褐色からこげ茶色をしています。
しかし、緑色などの正常とはいえない目やにの色をしている場合は、細菌感染症などを発症している可能性があります。
また、粘り気があるときや目やにの量が多いときにも、何らかの異常が現れていることが考えられます。そのような場合には早めに病院に連れていきましょう。
短頭種は目やにが出やすい
ペルシャなどの短頭種と呼ばれる猫種は、ほかの猫種に比べて目やにが出やすいです。
これは、涙を鼻に排出する役割の鼻涙管が狭いなどの問題があるため、涙があふれやすいためと考えられます。
猫が嫌がらない目やにの取り方
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猫は一度苦手意識を持つと顔を触られることを嫌がるようになることもあるため、なるべく猫が不安にならない目やにの取り方をすることが大切です。
猫が嫌がらない目やにの取り方について、ご紹介します。
お湯で湿らせた柔らかいガーゼで優しく拭く
猫の目を傷つけないように、お湯で湿らせた柔らかいガーゼで優しく拭いてあげましょう。目やには固まっていることもあるため、まずは湿らせたガーゼを猫の目に当てて、目やにをふやかします。
十分に目やにをふやかしたら、そのまま優しく目やにを拭き取りましょう。
お湯の代わりに、目に入っても問題のないペット用クリーナーを使うのもおすすめです。また、ガーゼがない場合には化粧用のコットンなどでも問題ありません。
ただし、猫の目が傷つく可能性があるので、ティッシュなどのカサつきのあるものを使用するのは避けたほうが良いでしょう。
猫用の目薬を点眼する
猫の目やにを放っておくと炎症を起こすことがあるため、なるべく早く取り除く必要があります。
しかし、固まった目やにはなかなか取り除くことができません。
そんなときには、猫用の目薬を使用してみましょう。
目薬を点眼してしばらく経つと、目やにのまわりがふやけるので取り除きやすくなります。目薬を使用した場合、湿らせたガーゼなどで優しく取り除くようにしましょう。
目薬は市販のものでも良いですが、万が一のことが心配であれば動物病院で処方してもらったものを使用することをおすすめします。
獣医師に取ってもらう
猫があまりにも目やにを取ることを嫌がるのであれば、獣医師に取ってもらいましょう。
嫌がる猫に対して無理やり目やにを取ろうとするのは、信頼関係にも影響する場合があります。
そのため、自分だけでは手に負えないようであれば、獣医師に頼ってみることをおすすめします。
猫の目やに・涙やけ対策グッズのおすすめ4選
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猫の目やにや涙やけの対策グッズをご紹介します。
目やにや涙やけはどんな猫にも見られるものですが、対策ができるのであればするに越したことはありません。
(1)目垢トルトル 目ヤニ・イヤーシート
富士山の水を使用し、安全な洗浄成分である米ぬかが配合されたペット用シートです。
被毛に優しい低刺激タイプでありながら、雑菌の繁殖も抑えてくれることが期待できます。
取り出してサッと気軽に使用できるため、目やにや涙やけ対策として常備しておきたいグッズのひとつです。
(2)ナチュラルアイリフレッシュ
天然成分100%で、安心して使用できる商品です。
ガーゼなどに含ませて目やにを取り除いても良いですし、そのまま点眼することもできます。
低刺激なので、子猫からシニア猫まで幅広い年齢で使用できるでしょう。
(3)クリア アイクリーンウォーター
純粋をベースとした、天然成分100%の目まわり洗浄剤です。
ドライアイを予防するために、保湿成分も配合しています。
目やにや涙やけはもちろん、目がかゆそうにしているときにもおすすめです。
毎日使い続けることで、猫の目の健康を守ることが期待できます。
(4)アイゾーンローション
天然成分100%のフクスエキスを使用した、目のお手入れ専用のローションです。
目のまわりを清潔に保ってくれるため、目やにや涙やけなども出にくくなることが期待できるでしょう。
毎日の目のケアに、一本あると重宝するはずです。
猫の目やには毎日のケアが大切!
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猫の目やにを完全に予防することは、難しいといえます。
そのため、目やにが固まる前に取り除くことなどのケアを毎日行うことが大切です。
毎日の目のケアをしていると、「いつもよりも目やにの量が多い」、「目やにの色がおかしい」などの猫の異常にもいち早く気が付くことができます。
猫の目を傷つけないように、優しく取り除いてあげることで、猫が嫌がることも少なくなるでしょう。
ただし、どうしても猫が嫌がるようであれば、動物病院へ連れて行き獣医師に目やにを取り除いてもらうことをおすすめします。
charm(参照日:2021-03-16)
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著者情報
けんぴ
若い頃はドッグトレーナーとして、警察犬の訓練やドッグスポーツなどを行う。
それらの経験を活かし、ペット系ライターとして活動中。
現在はすっかり猫派となる。
好きな犬種・猫種はボーダーコリーとノルウェージャンフォレストキャット。