犬の口輪の必要性
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まずは、犬の口輪の必要性について見ていきましょう。
これらを見たら、きっと口輪への意識が変わるはずです。
ほかの人や犬への噛み付き対策
口輪は、ほかの人や犬への噛み付き対策として使用されることが多いです。
犬は口輪を付けることにより大きく口を開けることができなくなるため、吠えたり噛み付いたりすることができなくなります。
そのため、犬が苦手な人への配慮としても口輪は使用することがあるでしょう。
拾い食い予防
犬によっては、散歩中に拾い食いをすることがあります。
拾い食いは癖になってしまうため、早めにやめさせなければなりません。
また、腐った食べ物や草など犬にとって有害となるものが落ちている可能性も考えられます。
実際に拾い食いをすることで、体調不良になる犬もいるでしょう。
口輪を付けていると大きな口が開けられないため、拾い食い予防としても使用できます。
傷口を舐めさせない
手術や怪我をした後は、犬は傷口を舐めることがあります。
傷口を舐めることで細菌などが侵入してしまい、さらに症状が悪化してしまうこともあるでしょう。
そんなときに口輪をしていれば、傷口を舐めることができないため、症状は回復へと向かっていくはずです。
動物病院へ行くときに
動物病院が苦手で、診察中に獣医師や看護師に向かって噛み付こうとする犬もいます。
また、待合室でほかの犬とのトラブルに発展することもあるでしょう。
それらの問題行動を避けるためには、口輪を付けることで解決します。
待合室でのトラブルがなくなることはもちろん、診察もスムーズに済むため、犬のストレスの軽減が期待できるでしょう。
犬に口輪を付ける際の注意点
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次に、実際に犬に口輪を付ける際の注意点についてご説明します。
犬が喜んで口輪を付けてくれるようになるためにも、かならずチェックしておきましょう。
高温多湿に気を付ける
犬に口輪を付けるときは、高温多湿に気を付ける必要があります。
口輪を付けていると、犬は大きく口を開けることができません。
そのため、高温多湿の環境で口輪を付けると体温調節ができないため、熱中症になってしまう危険性があります。
特にパグやボストンテリアなどの短頭種に口輪を付けるときには、十分に配慮しましょう。
サイズ
犬に口輪を付ける際は、サイズにも気を付けなければなりません。
サイズを間違うときつすぎてストレスになったり、簡単に抜けたりしてしまいます。
そのため、口輪を選ぶ際は犬にフィットするようなサイズを選ぶようにしましょう。
ストレス
口輪に慣れていない犬に長時間口輪を付けると、大きなストレスとなってしまいます。
環境によっては呼吸もしにくくなるため、肉体的なストレスにもなるでしょう。
ストレスはさまざまな病気の原因にもなるため、犬が徐々に口輪に慣れるようにしていく必要があります。
犬が口輪を楽しく付けられるように、まずは装着せずに口輪を口元に持っていくだけでおやつをあげて褒めてあげましょう。
次は、10秒付けることができたらご褒美を与えて褒めてあげます。
このように、徐々に口輪を付ける時間を伸ばしていきましょう。
そして外した後はかならず褒めてご褒美を与えるようにすることで、犬は口輪への苦手意識はなくなるはずです。
暴れて嫌がる場合は?
犬が口輪を慣れることなく、いつまで経っても暴れて嫌がることもあるでしょう。
そんなときには、無理して付けようとはせずに、ほかの方法を考えたほうが良いかもしれません。
口輪を嫌がって暴れることで怪我にも繋がりますし、飼い主のことも嫌いになってしまう可能性があります。
おすすめの犬の口輪4選
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最後に、おすすめの犬の口輪をご紹介します。
それぞれに特徴があるため、愛犬に合ったものを付けるようにしてください。
おすすめの犬の口輪(1)ドッグマズル
耐久性に優れたナイロン素材を採用した口輪です。汚れたら手洗いもでき、こまめにメンテナンスをすれば衛生的に使えます。また、メッシュ生地を使っているため、通気性が高いのも魅力。口に着けたまま水を飲むこともできます。なお、パグやペキニーズのように、マズルが短い犬種には装着できません。

おすすめの犬の口輪(2)MouthFit
口輪を付けることによる、呼吸のしにくさがないのが一番のメリットの商品です。
楽に呼吸ができるため、口輪を付けながら走っても苦しさを感じにくいでしょう。
角なし設計で、柔らかなフィット感も特徴です。

おすすめの犬の口輪(3)アヒル口形の口輪
アヒルのくちばしのようなデザインがキュートな口輪です。見た目の威圧感が少ない、ユニークなアイテムが欲しい方におすすめ。イエロー・グリーン・ピンクなど、豊富なカラー展開から、犬に似合う色を選択可能です。素材には、やわらかなシリコン素材を採用しています。

おすすめの犬の口輪(4)犬用プラスティック製口輪
ソフトな色合いで、やさしい印象を与える口輪です。プラスチックやナイロン繊維素材などの洗える素材を使っており、衛生的。ノーズパットには、やわらかなゴムを採用しています。また、メッシュデザインで、内側が蒸れにくいのもおすすめのポイント。ワンタッチで着脱でき、動物病院などで一時的に口輪を着ける場合にも便利です。

口輪にはメリットがたくさん!
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口輪のイメージは、ほかの人や犬に噛み付くのを予防する道具というものでしょう。
もちろんそれもありますが、拾い食いや傷口を舐めることを予防する道具としても活用することができます。
考えているよりもメリットの多い口輪を、愛犬にも付けてみてはいかがでしょうか?
boostverse(参照日:2025-09-08)
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著者情報

けんぴ
若い頃はドッグトレーナーとして、警察犬の訓練やドッグスポーツなどを行う。
それらの経験を活かし、ペット系ライターとして活動中。
現在はすっかり猫派となる。
好きな犬種・猫種はボーダーコリーとノルウェージャンフォレストキャット。