ドッグダンスって何?
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犬と人(ハンドラー)が一緒に踊る
ドッグダンスというイメージからすると犬が音楽に合わせて踊るような場面を想像しませんか?
確かに犬だけで踊っていてもドッグダンスになるのかもしれませんね。
ですが、実際には犬と人(飼い主でや専門のハンドラー)が音楽に合わせて一体になって踊るスポーツです。
様々な動きで楽しむ
犬とハンドラーがまるでシンクロしながら向きを変えたり、移動したりと犬とハンドラーの気持ちが通じ合っているかのように見えます。
ハンドラーの背中越しにジャンプしたり、同じ動きで走ったりといろいろな要素が入った演技をします。
曲、ダンス構成などは自分にあったものを組み合わせられるので、どんな犬でも人でも楽しめるのが魅力です。
犬とハンドラーとの信頼関係が大切
ドッグスポーツにもいろいろなものがあります。
ほとんどは犬の嗅覚を使ったスポーツや、「追いかけたい」「走りたい」という犬の本能を上手にコントロールして行うスポーツなどがあります。
しかし、ドッグダンスは犬の本能的なものを刺激するわけではありません。
ハンドラーがどれだけ犬の気持ちを長い時間引き付けられるかがポイントとなります。
ドッグダンスはいつから始まった?
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起源は1980年代
ドッグダンスはカナダやイギリスで始まったと言われています。もともと日頃行っていた訓練を音楽に合わせて披露したことから始まったということです。
そこから発展し、複縦訓練の「座れ」や「待て」など犬の動きを制限するものではなくなり、人と一緒に犬も楽しく行えるスポーツとなりました。
ドッグダンスの競技会がある
今日では全国各地でドッグダンスの競技会も開かれています。
大会により、ルールや基準は様々です。
長い時間をかけて練習を重ねてきた犬とハンドラーにとっての晴れ舞台です。
ドッグダンスは国際大会も開催されているほど、メジャーなドッグスポーツなのです。
ドッグダンスのメリット
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愛犬のストレス発散
日頃のお散歩だけでは中々、犬のストレスは解消できない時もあります。
ただ、歩くのではなく犬は思い切り体を動かすことが大好きです。
中にはあまりお散歩も好きではない犬もいますがそんな愛犬には無理強いはやめておきましょうね。
活動的な愛犬であれば大好きな飼い主さんと一緒に楽しく動けることをとても喜ぶでしょう。
ドッグダンスは犬も頭を使います。体も動かすので夜はぐっすり眠ってくれるでしょう。
認知症の予防になる
ダンスが高度になってくると犬は後ろ肢を動かす事になります。
前肢は普段から使っています。
走るときもそうですがジャンプするときも犬は基本的に前肢に重点を置いています。
犬が後ろ肢を使ってバックする行動は非常に、高度なことです。
認知症になった犬の行動はバックできずにその場から動けなくなることが、最も多いとされています。
認知症を予防するためにも後ろ肢を意識的に使うドッグダンスはおすすめと言えます。
またお互いの動きに集中することで脳の活性化に効果があると言われています。
お互いにダイエット
愛犬も自分も最近、ちょっと太ってきた?!と感じたらドッグダンスを始めてみるのもいいかもしれません。
スローな曲、社交ダンス、ヒップホップなどいろいろなジャンルの曲を愛犬と共に踊るので無理のないダイエットになるのではないでしょうか。
愛犬の肥満は必ず、獣医さんに診てもらうようにしましょう。
肥満の程度によっては重篤な病気の可能性や、無理にドッグダンスをするとかえって犬の負担になってしまうこともあります。絶対に自己判断はしないようにしましょう。
愛犬との絆が深まる
大好きな飼い主さんと一緒に楽しくダンスをするだけでも犬にとっては嬉しいものです。
ドッグダンスにはアイコンタクトが基本です。
飼い主さんの指示を待つだけでワクワクします。
一緒にいる時間も長くなるので愛犬にとってこれ以上の喜びはないのです。
愛犬の個性や特技を引き出す
あなたの愛犬の得意なことは何ですか?
ジャンプが好き。人の足の間を上手にくぐる。後ろ肢で立つ。そのまま歩けるなど犬にはそれぞれの特技があります。その個性や特技を最大限に活かせるのがドッグダンスと言えるでしょう。
簡単なドッグダンスを始めてみよう!
ドッグダンスを始めたいけど、「大会を目指すほどではないな…」「愛犬と簡単なダンスを楽しみたい」と思ったとき、どうしたらいいのでしょうか?
自宅でのやりかたや、ドッグダンスの始め方をご紹介します。
お家でできるドッグダンス
基本は「座れ」「待て」「ふせ」ですが、これは「芸」です。
まずは日々の愛犬との生活を送る上でこれらを完璧に出来るようにしましょう。
出来るようになったら、おやつなどで誘導しながら回ったり一緒に歩いたりと教えていきましょう。
お散歩のときも飼い主さんが歩けば歩き出す、とまったら飼い主さんの横でおすわりをして次の合図を待つという基本を教えましょう。
ここまでの工程でもかなりの時間と根気が必要です。難しい場合には、しつけ教室に通うのもおすすめです。
愛犬が次の合図を待つようになれば基本はマスターしたも同然です!
最初はおやつが必要かもしれませんが、飼い主さんとの楽しい時間を過ごせばおやつもいらなくなってきます。
ドッグダンスの競技会を目指すなら、専門のスクールに通いましょう。
ドッグダンスは一緒に楽しめる!
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愛犬と飼い主さんの絆をより強くしてくれるスポーツ、ドッグダンス。
一番大切なことは、犬も人も楽しむことです。
いきなり難しい技や曲にチャレンジするのではなく、犬の年齢や性格にあったものから始めてみましょう。YouTubeなどにも、初心者向けの動画か公開されていますので、参考にしてみてはいかがでしょうか。
著者情報
Hanaco
子育てをしながら、専業主婦ワーカーとしてお仕事をさせていただいております。以前はチワワを2匹飼っていました。
調べることや文章を考えることが好きで、自分の考えや経験などを活かせるようなお仕事をしたいと思っております。どうぞよろしくお願いいたします。