缶詰タイプのキャットフードを選ぶポイント・注意点とは?

キャットフードの中でも、猫缶は食い付きが良く人気です。今回は、缶詰タイプのキャットフードのメリットやデメリット、選び方のポイントについてご紹介します。

2024年07月08日作成

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缶詰タイプのキャットフードの種類

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いわゆる「猫缶」と呼ばれる缶詰に入ったキャットフード。どれにしようか悩みませんか?味や価格を見て判断することも多いと思いますが、種類をきちんと知った上で選ぶとさらに良いでしょう。

缶詰のキャットフードには、総合栄養食と書かれたものとそうでないものがあります。これらの違いについて解説します。

総合栄養食とは?

総合栄養食は、猫に必要な栄養素がバランスよく配合されたフードのことです。それぞれの商品が定める適量を守れば、あとは水だけで1日に必要な栄養を補うことができる、優れものです。

総合栄養食の中にも、穀物アレルギーに対応しているもの、ダイエット用など様々な種類があります。缶詰のキャットフードを主食とするのであれば、総合栄養食がおすすめです。

一般食

総合栄養食と書かれていない缶詰のキャットフードは、カロリーの補給やドライフードのトッピングなどに適しています。これだけでは栄養の偏りが心配なので、あくまでも補助的な役割で使うことをおすすめします。ちょっとしたご褒美にも良いでしょう。

特別療法食(食事療法食)

病気の予防や治療中に適したフードです。飼い主さんが勝手に判断して与えるのではなく、獣医師の指導のもと必要な場合にあげるものなので、注意しましょう。

形の種類から選ぶ

缶詰タイプのキャットフードは、内容物の形状にもいくつかの種類があります。素材本来の形が残り、噛みごたえのあるフレークタイプや、ミキサーにかけたようなパテタイプのもの、液状に近いスープタイプのものがあります。猫の好みや年齢などによって、食べやすい形状のものをあげることができます。

また、子猫と成猫では必要なカロリー等が異なります。1歳未満の子猫用は高カロリーかつ消化がしやすいものや、免疫サポートのための成分が配合されたものなどが主流です。

缶詰タイプのキャットフードをあげるメリットは?

出典:https://www.shutterstock.com

ドライフードと比較して、缶詰タイプのキャットフードにはどのようなメリットがあるのでしょうか。

多くの猫が好む

缶詰のキャットフードは、水分量の多いウェットフードとなります。
ドライフードに比べると、嗜好性が高く多くの猫が好み、食いつきが良いとされています。これは、ウェットフードの特徴でもある、風味の強さと柔らかさが大きく影響しています。

ドライフードと比較すると、ウェットフードはフレークタイプ、パテタイプ、スープタイプと食感のバリエーションも豊かです。飽きてしまったとしても、他のものに置き換えやすい点もメリットといえます。

普段ドライフードをあげている猫には、トッピングとして与えるのもおすすめです。飽きたり食欲が低下したりしている場合には、トッピングで食いつきが良くなる可能性もあります。

水分補給に役立つ

ドライフードの場合は、お水もしっかりと飲む必要がありますが、ウェットフードは食事から水分を補給することができます。

1日に必要な水分量には足りませんが、自然と水分をとることができるため、脱水症が心配な季節や喉の乾きを感じにくいシニア猫にもおすすめです。体調不良など、食欲が低下した時にも与えやすいでしょう。

飼い主さんとの良い関係づくりに役立つ

缶詰のキャットフードが大好きな猫にとっては、最高のご褒美にもなります。例えば、来客や動物病院などへの外出、爪切りやお風呂など、猫がイライラしてしまう場面を乗り切った時などには、ご褒美おやつとしてあげると喜びます。こうしたストレスをご褒美で軽減してあげるのも、飼い主さんとの良い関係を保つポイントです。

缶詰タイプのキャットフードのデメリットは?

猫にとって、缶詰タイプのキャットフードは良いことだらけのように思えますが、デメリットもあります。

お金がかかる

毎食、缶詰タイプのキャットフードを与えていると、1食あたりのコストがドライフードよりも高くなりがちです。缶詰で慣れてしまうと、ドライフードに見向きもしなくなる場合もあるので、たまにご褒美としてあげると経済的です。

1か月あたりにかかる猫の食事代を、ドライフードと缶詰とで比較をし、無理のない範囲であげるようにしましょう。

開封後の賞味期限が短い

缶詰のキャットフードは、1度開封したらその日のうちに消費するのが原則です。少し与えて残ったものを冷蔵庫で保管し、何日にもわたってあげる、ということはやめましょう。

ドライフードは、保管状況がよければ開封後1か月程度日持ちするものが多いですが、缶詰は残してしまった場合には、処分せざるを得なくなります。

歯垢がつきやすい

ウェットフードは柔らかく食べやすいぶん、歯垢がつきやすいというデメリットもあります。歯垢がたまると歯肉炎の原因につながります。歯垢ケアができるおもちゃや、歯磨きを使って歯垢がたまらないようにケアしてあげることが必要です。

人気の缶詰タイプのキャットフード4選

それでは、人気の高い缶詰タイプのキャットフードを4つご紹介します。

金缶 濃厚とろみ

アイシア社が発売するウェットフード「金缶濃厚とろみ」です。
18歳以上の高齢猫にも優しいとろとろフードで、マグロを贅沢に使用しています。また、国産フードを選びたい人にもおすすめです。


金缶 濃厚とろみ

C&Rツナタピオカ&カノラオイル

ツナを主原料ととしたウェットフードです。ツナの大きさはと小さめで、高齢猫などにも食べやすいサイズ。ドライフードだけでは食べられない猫におすすめです。


C&Rツナタピオカ&カノラオイル

アーテミス オソピュア フィーライン ツナ&シュリンプ缶

アーテミスのウェットフードです。
ツナとエビを主原料にしており、グレインフリーです。スープ仕立てで水分摂取にも適しており、さらに全年齢適応なので子猫から変わらず安心して与えられます。


アーテミス オソピュア フィーライン ツナ&シュリンプ缶

アイリスオーヤマ 美食メニューツナ一本仕込み かつおぶし入り(とろみ仕立て)

大きめのツナの切り身と、とろみのあるスープが特徴的な猫缶です。
全年齢対応なので安心して与え続けられます。スープ仕立ての中にごろっとしたツナの切り身が入っているので食べ応えがあり好む猫も多いようです。かつお節の風味豊かな香りで食欲を掻き立ててくれます。


アイリスオーヤマ 美食メニューツナ一本仕込み かつおぶし入り(とろみ仕立て)

缶詰のキャットフードは特別な日のご褒美におすすめ

今回は、缶詰のキャットフードの種類や選ぶ際のポイントをご紹介しました。缶詰タイプは嗜好性が高いため、多くの猫がやみつきになります。ご褒美タイムのおやつや、元気がないときなどには便利ですが、毎日の食事として与えると、ドライフードに変更する時に苦労するかもしれません。

非常に好き嫌いの激しい猫の場合、決まったメーカーの決まったフードしか食べない、なんてこともあります。缶詰のキャットフードを初めて試されるのであれば、小さめのサイズで味のバリエーションが豊富なものを選んでみても良いでしょう。

参考サイト

charm楽天市場店(参照日2024-7-08)
https://item.rakuten.co.jp/chanet/286012/

56nyan(参照日2024-7-08)
https://item.rakuten.co.jp/56nyan/682911/

sweet×pet(参照日2024-7-08)
https://item.rakuten.co.jp/sweet-pet/art0028os/

ヤマキシ(参照日2024-7-08)
https://item.rakuten.co.jp/yamakishi/30325135/

著者情報

こば

小さな頃から保護された犬や猫を迎えて生活。現在は黒猫の「ジジ」に翻弄されながら、発見と感動の毎日を送っています。
実体験を振り返りつつ、飼い主さんの役に立つような情報を分かりやすく記事にすることを目標にしています。

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