ドッグフードはなぜ保存容器に入れるのがおすすめ?保存容器の機能をチェック
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ドッグフードを保存容器に入れるおすすめの理由は酸化防止です。一般的に、水分が10%程度のドライタイプのドッグフードは長期保存に向いています。しかし、犬の栄養や嗜好のために脂肪分が含まれているドッグフードについては、空気に触れたり、高温多湿の場所に置いたりすると酸化しやすい場合があります。酸化すると風味が落ち、愛犬が食べなくなることもあるため、封を開けたらすぐに密閉性の高い保存容器に入れましょう。
冷蔵庫で保存すれば良いと考える方もいるかもしれませんが、冷蔵庫はドッグフードの保存に向いていません。出し入れの際の温度差で結露が発生し、ドッグフードにカビが生えたり湿気たりする可能性があるためです。品質低下につながるだけでなく、愛犬の健康を脅かしてしまうことも考えられます。
このように、長期保存に向いたドッグフードであっても保存方法を間違えると酸化やカビ、湿気などによって品質が落ちてしまうことがあります。そのため、開封後は保存容器に入れ、涼しく日光の当たらない場所に保存することが大切です。
ドッグフードの保存容器を選ぶときのポイント5つ
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ドッグフード保存容器おすすめのポイントを解説します。
1.密閉性が高いこと
空気に触れるとドッグフードの酸化が進むため、しっかり密閉できる保存容器を選びましょう。
2ふたが開けにくいこと
犬はわずかな匂いにも敏感です。すぐにふたが開いてしまう容器だと、開けて食べようとするかもしれません。また、ふたが開きやすい容器には虫などが混入しやすくなります。愛犬のいたずらや虫害を防ぐためにも、ふたが開けにくい保存容器を選びましょう。
3.パッキンや真空機能がついていること
パッキンや真空機能の付いた保存容器は、ドッグフードの大敵である湿気を防ぎやすいのでおすすめです。
4.容量がちょうどいいこと
普段購入しているドッグフードの容量を確認し、それに合った保存容器を選びましょう。フードが全部入りきらないと残りを袋で保存することになり、せっかくの保存容器の意味がなくなってしまいます。
5.ドッグフードが取り出しやすいこと
ドッグフードの保存容器は毎日使うものなので、取り出しやすさも重視しましょう。容器の形状や口の広さなどをチェックしておくのがおすすめです。
ドッグフードの保存容器おすすめ5選
次に、おすすめのドッグフード保存容器を5つご紹介します。それぞれの特徴や機能、メリットなどについても詳しく解説しますので、選ぶときのポイントを踏まえ、実際に使うことを想定しながら比較してみてください。
おすすめのドッグフード保存容器(1)アイリスオーヤマ 密閉フードストッカー
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幅が広く底が浅めなので、袋のままドライフードやジャーキーなどを入れやすい保存容器です。取り出し口は広めで、フードを出しやすい形状です。また、ドッグフードをすくいやすい柄の長いスコップ付も付いています。ふたはパッキン付きでしっかり密閉でき、湿気や虫害を防ぎます。ふたの裏には、除湿剤(別売り)を入れられるカバー付き。1~4kg、8~10㎏が入る2サイズを展開しているので、普段購入しているドッグフードや愛犬の食べる量に合わせて選べます。
おすすめのドッグフード保存容器(2)マルカン オートエアーレスストッカー
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ボタンを押すだけで容器の中を真空状態にできる、ドライタイプのドッグフード専用の保存容器。真空状態がゆるくなったときには自動真空装置が作動するため、ドッグフードの鮮度やおいしさを保つのに役立ちます。5L(約1.8kg)のストックが可能なので、多頭飼いや大型犬のドッグフードの管理にも向いている保存容器です。なお、真空装置を作動させるには別売りの電池が必要です。
おすすめのドッグフード保存容器(3)伊勢藤 THE DOG フードボックス
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ドッグフードやおやつを袋ごと保存できる保存容器。袋の口を止められるクリップも付いています。ふたの内側には湿気やにおい漏れの防止に役立つパッキンつき。ふたはロックできるようになっているので、愛犬のいたずらなども防ぎやすくなっています。S(2㎏用)とL(3~4kg用)の2サイズがあるため、用途に合わせて使い分けるのもおすすめです。
おすすめのドッグフード保存容器(4)ドギーマン フレッシュキーポット
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付属のポンプで容器内の空気を抜き、真空状態にするタイプの保存容器。ドッグフードの酸化を抑えて開封したときの香りや味をキープするのに役立ち、ドッグフードが劣化して風味が落ちると食べなくなってしまう愛犬にも向いています。容量は3.6Lで、約1~1.2㎏のドライタイプのドッグフードの保存が可能です。ドッグフードの計量に便利な計量カップ付き。
おすすめのドッグフード保存容器(5)グリーンフードコンテナ
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ふた部分に付いたパッキンが湿気や虫からドッグフードを守る保存容器です。ふたはペットが開けられない構造なので、愛犬のいたずらも防ぎやすくなっています。口が大きく開くのでフードの補充や取り出し、残量の確認がしやすく、ドッグフードを袋ごと保存することもできます。長方形でコーナーにも置きやすい点、取っ手付きで持ち運びしやすい点もポイント。XS・S・ M・ Lの4サイズがありますが、XSサイズにはパッキン・スコップがついていないので気を付けてください。
おすすめのドッグフード保存容器で愛犬に新鮮なごはんをあげよう
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長期保存が可能なドライタイプのドッグフードは、保存容器に入れて酸化や湿気を防ぐ対策が必要です。保存容器に密閉性の高いものを選ぶと空気や湿気に触れにくくなり、フードの品質・風味の低下を防ぎやすくなります。保存容器の密閉性の高さをチェックするには、ふた部分にパッキンがついているかどうか、真空機能がついているかどうかなどの点を確認してみましょう。
また、保存容器の置き場所にも注意が必要です。家の中でも直射日光が当たらず、できるだけ風通しのいい場所に保存容器を置いておくようにすれば、よりフードの劣化を防ぎやすくなるのでおすすめです。
A-PRICE楽天市場店(参照日:2019-11-01)
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uminecco(ウミネッコ)(参照日:2019-11-01)
https://www.rakuten.ne.jp/gold/girlyapartment/
創造生活館(参照日:2019-11-01)
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charm 楽天市場店(参照日:2019-11-01)
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ip-plus(参照日:2019-11-01)
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著者情報
いとうえつこ
麻布大学卒。子犬・子猫の哺育からシニア犬・猫の介護や看取りなどさまざまな経験から少しでも皆様のお役に立てる記事を書きたいと思っております。ペット栄養管理士・家畜人工授精師資格所持。