オス猫の去勢とは
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オス猫の去勢は、全身麻酔をかけて行う手術となっています。
陰嚢の部分の皮膚を1cm程度切り、止血しながら精巣を摘出する手術です。
全体的に手術時間は10分程度とかなり短くなっており、トータルしても1時間以内には終わります。
また、何も問題がないのであれば手術当日には帰宅できます。
身体への負担も少ない手術です。費用はだいたい1~2万程度かかります。
オス猫の去勢後の注意点
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オス猫の去勢をし終えた後には、いくつかの注意点があります。
去勢によるダメージに対する注意
去勢手術は、身体的だけでなく精神的にもダメージがとても大きいものです。
これらのダメージにどれだけ寄り添えるかが注意すべきこととなります。
例えば、身体的なこととしてはやはり痛みを伴っていてしんどいこと、精神的なこととしては子孫を残せなくなったという心残りがあることなどが挙げられます。
これらによって帰宅後に内気な性格になり、あまり動き回らなくなってしまう猫もいるのです。
この場合は無理して引きずり出したりするのではなく、猫の気持ちに寄り添うように落ち着くまで見守るようにします。
免疫力低下に伴う注意
去勢手術後は、一時的に免疫力が低下します。このことから何らかの病気に感染してしまうこともあります。
ほかの動物たちと接触させない・シャンプーは最低でも2週間は避けるなど、様々な注意が必要です。
オス猫の去勢後のケア方法
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オス猫の去勢後のケア方法は以下のようになっています。
食事面でのケア方法
食事面でのケアは、いわゆる体調管理にもなります。
去勢手術をし終えた猫は基本的に太りやすい体質になるので、これまでの食事をしていると一気に丸々としてしまうことがあります。
このことから、通常の時よりカロリーを3割程度減らしたものを与えることが良いとされています。
精神面でのケア方法
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去勢手術を終えた猫は、ストレスが溜まってしまっています。
ストレス解消方法としては、自宅でゆっくり過ごさせてあげたり、飼い主がしつこく関わりすぎないことが良いとされています。
傷口が気になったり、猫が気になったりと、飼い主側も不安なことが多いとは思いますが、手術後はしっかりと見守ってあげましょう。
エリザベスカラーを使用したケア方法
エリザベスカラーは、猫が手術をした後の傷口を舐めることを防ぐためのものです。
傷口を舐めてしまうと、膿んでしまったりと決して良いことにはなりません。
治りも悪くなってしまうので、できればエリザベスカラーを使用することをおすすめします。
しかしながら、中にはエリザベスカラーをかなり嫌がる猫もいます。
その場合には、飼い主側が見ていてあげられる時だけ外ずなど、工夫をすると良いでしょう。
猫自身に支障がないようであれば、傷口が完全に良くなるまで付けておくことをおすすめします。
手術を受けた愛猫が安心して過ごせるようにしましょう!
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オス猫の去勢後の注意点やケア方法については、ご覧の通り様々なものが挙げられます。
手術は人間と同じで身体的にも精神的にもストレスになるものです。
猫の気持ちに寄り添い、しっかりとケアをしていってあげられると良いですね。
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UCHINOCO編集部
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