犬は飼い主に似るのは当たり前?
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愛情をかけて犬を育てるということで、犬も飼い主さんのことを365日、見つめ続けます。そして生活空間を共にしている間に、飼い主さんと犬は「似てくる」のです。犬の一生は飼い主さんが決めることです。どんな風に犬を育てて、何をしてあげようかという選択肢は飼い主さん側にいつもあります。
犬は自分の生涯を自分で決めることが出来ない分、飼い主さんがそのキーポイントを握っているということが言えるわけです。生活習慣がなんとなく似てくると、顔まで同じように見えてくるというのが正しい表現かもしれません。内面から似ているということは、本当に似ているということになります。そこが、通説で言われていると同じで、一緒に暮らすと顔まで似てくるという部分なのだと思います。
飼い主の習性が犬にも映る?
例えばふくよかな飼い主には、なんとなく、体格の良いふくよかな犬が居るというのが、多いパターンです。よく食べる飼い主さんは犬に対しても贅沢に食事を与えたくなるという心理があるからです。犬は完全に飼い主さんに依存をして日々を暮らしています。そこを、考えると飼い主さんに似てくる意味がわかります。
飼い主さんが折り目正しい性格の人であれば犬のしつけに対しても、厳しくきちんと行いたいと思うのは、当たり前のことです。逆に飼い主さんが、大雑把な性格をしていると、犬も破天荒でなかなか、言うことを聞かないタイプの犬に成長します。
飼い主さんの考え方が犬にも受け継がれる
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犬が持って生まれた気質というものは、ずっと引き継がれるものですが、生まれてからの生活環境は飼い主さんが作るものです。だからこそ、生活環境は遺伝子要素よりも強く、犬の生活に反映されるのです。飼い主さんの性格や考え方がそのまま、犬を育てるということに反映されるので、犬は飼い主さんにも当然、似てくるわけです。
飼い主さんが好きなものは犬も好きになりやすいのです。好んで出かける場所には、犬も同行しやすいのです。そうなってくると飼い主さんの趣向がそのまま、犬の生活にも反映されて、犬と飼い主さんを並べてみると、とても似ているということが言えるわけです。良いところも悪いところも飼い主に似てくる犬というのも、なんともかいらしく憎めない存在ですよね。
顔が似るというよりも、表情が似る?
犬の後天的な性質は飼い主さんとの環境や社会とのかかわり方や、日々の暮らしの中で形成されていきます。実際には、飼い主さんが思い描くような性格の犬に成長しない場合も多々あります。それは、後天的な暮らしが犬にとって刺激の少ないものであり、持って生まれた気質の方が強い場合もあるからです。
やはり飼い主さんが後天的な性質をしっかりと見極めて大切に育てていく中で、犬はどんどん飼い主さんに似てくると言えるのではないでしょうか。飼い主さんの性格にも似てくるのは、生活環境が同じで犬も、いつも飼い主さんを見つめているからです。飼い主さんが思っている以上に、犬は飼い主さんの動きを捉えているのです。
犬と飼い主さんは一心同体
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何年も一緒に暮らしていると犬は飼い主さんとの暮らしを自分の考え方の中心の置くようになります。飼い主さんも犬の存在を愛おしく感じて、常に気持ちを犬に向けるようになります。こうして犬と飼い主さんは、常に運命共同体になっていくのです。そう考えると、犬が飼い主さんに似てくるのも理にかなった考え方だと言えますよね。心の奥底からお互いに思い合う関係というのは自然な形だからこそ、お互いに似てくると言われるのです。
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UCHINOCO編集部
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