愛犬のトイレ問題に悩んでいる飼い主さんは多いと思います。特に寒い時期になると愛犬の水を飲む量も減り、散歩の回数も減りがちで気が付いたら、あれ?ずいぶんおしっこしてないけれど大丈夫?なんてことありませんか?おしっこの我慢しすぎは危険はないのでしょうか?そもそもどうして犬はおしっこを我慢してしまうのでしょうか。そこでこの記事では犬がおしっこを我慢する理由や危険性について解説しています。
おしっこを我慢する理由
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犬がおしっこを我慢してしまう理由はいろいろあります。特に寒い冬は散歩の回数も減ったり水分摂取も減るので我慢してしまうことも多くなります。
トイレは外でする
小さい頃から散歩する時におしっこをするようにしてしまったのでトイレは散歩に出た時にしかしないようになってしまったため、雨の日や雪の日、また飼い主の都合が悪く散歩に行けない日はおしっこを我慢してしまう。
家全体がテリトリー
犬は自分の安心できる場所であるテリトリーではおしっこをしない習性があります。家の中に犬が安心できるクレートなどのスペースがないと、犬は家全体を自分のテリトリーと思ってしまいます。そうなるといくらトイレを設置しても家ではおしっこをしなくなります。
トイレトレーニングの失敗
飼い始めたころに最初にするのは多くの人はトイレトレーニングだと思います。その時、おしっこをきちんとトイレでできなかった時に強く怒ったりしていませんか。また粗相をした時ではなく少ししてから怒ったなんてことはありませんでしたか。犬は時間が経つと忘れてしまうので、その場で叱らないと意味がありません
おしっこを我慢する危険性
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外でおしっこをするのが習慣になっている犬にとって散歩に行けない時間おしっこを我慢するのが当たり前になっています。実は犬は最長10時間から12時間おしっこを我慢できるとされています。そんなに長時間おしっこを我慢して危険性はないのでしょうか。そこでここではおしっこを我慢する危険性を解説します。
膀胱炎
人間でも長時間おしっこを我慢していると膀胱炎になることがあります。犬も同じで長時間おしっこを我慢していると膀胱炎になる可能性があります。膀胱炎になると頻繁におしっこに行きたくなったりおしっこをする時に痛みが出たり血尿が出たりします。
尿路結石
犬がおしっこを長時間我慢すると、おしっこの中のカルシウムやマグネシウムがくっつき石になってしまう尿路結石という病気になってしまう場合があります。尿路結石はおしっこをする時に痛みが出たり、血尿が出たりします。ひどくなると石で尿管が詰まってしまいおしっこ自体が出なくなってしまい深刻な状態になってしまう危険性があります。
病気を発見しにくい
おしっこをトイレシートでするとおしっこの色や状態がよくわかり犬の健康状態をチェックすることができます。おしっこを我慢してしまいトイレシートでおしっこをしなくなったりするとおしっこの状態を見ることができません。その場合犬に病気があったとき、病気を発見しにくくなってしまいます。
室内でおしっこをさせるには
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犬に長時間おしっこを我慢させてしまうと、犬の健康状態をチェックできなくなり病気になっている場合発見しにくくなってしまいます。また膀胱炎や尿路結石になってしまう危険性もあります。それを防ぐためにはおしっこを我慢しないことです。
まず外でしかトイレをしないようにしつけてしまった場合は室内でおしっこをさせるようにします。室内でのトイレの設置場所ですが人があまり通らない落ち着ける場所にします。具体的には部屋の隅などに設置します。
「トイレ」というコマンドを教えます。「トイレ」と言ってトイレで排泄するように促します。今まで外でしかおしっこをしなかった犬に室内のトイレでおしっこをしてもらえるようになるのは時間がかかるかもしれません。しかし愛犬のことを考え根気よく進めましょう。
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UCHINOCO編集部
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