猫の可愛い『いびき』でも、こんないびきは要注意!

猫も人間と同じくいびきをかきます。その様子は見ていてとても癒され可愛いものです。ですが、可愛いとばかりも言っていられません。もしかしたら病気のサインかもしれません。 2019年12月08日作成

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猫のいびき・寝言

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眠っている猫を観察していると、寝言を言う時があります。小刻みにニャ…ニャ!という時もあれば、ニャ~!と長く伸ばして鳴き、普通に起きているのかと勘違いする事もあります。見ていてもとても可愛い光景といえます。

寝言に関しては、全く心配は要りませんが、いびきをかく猫もいます。このいびきには少々注意が必要な場合があります。本記事ではこのいびきについてご説明していきます。

いびきの音に注目!

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猫のいびきには、心配のないものと注意が必要なものがあります。ピー!ピー!という音の高い音のいびきの場合はあまり心配はいりません。ですがこの音があまりにも大きかったり、苦しそうに聞こえていたら要注意です。

猫のいびきのメカニズムは、人間のそれとは少々違います。人間のいびきは息が咽頭を通る時の振動音であるのに対し、猫のいびきは息が鼻腔を通る時になる音です。ですから注意深く音を聞くと、人間のいびきとは全く異なるものなはずです。

しかし、猫が病気などのせいでいびきをかくと、次で紹介するような人間のいびきに近い音に変化して聞こえる様になるでしょう。

猫風邪

苦しそうないびきをかいている時は、鼻水が出ていないかみてあげてください。もしかしたら猫風邪かもしれません。猫風邪とは猫カリシウイルス・クラミジア・猫ウイルス性鼻器官炎などの病気の総称です。

猫風邪にかかっていたら、鼻水・目やになども伴っているはずです。子猫や老猫ですと、命に関わってしまう場合もありますので、早めに動物病院で診てもらいましょう。

ハウスダストなどのアレルギー

ハウスダストや花粉などのアレルギーで鼻の粘膜に炎症が起こり、いびきが大きくなる事があります。この様なアレルギー反応を起こすと、鼻腔内が炎症を起こしていて、狭くなっている事からいびきをかきやすくなっている事が考えられます。

アレルギーは猫にとっても痒みをともなったりして辛いものです。ひどくなると涙なども出ているはずなので、よく観察してみましょう。

副鼻腔炎

上記の様な病気ですと、鼻腔の奥が炎症を起こし副鼻腔炎にかかっている事が考えられます。低音の苦しそうないびきを確認したら、注意が必要です。グゴー!といういびきに雑音が混ざって聞こえるようでしたら、お医者さんに診てもらいましょう。

太り過ぎ

少し太り気味の猫は音自体が大きいいびきをかきます。音もグゴー!という野太い音でしょう。気道が脂肪によって圧迫され、この様な低い音のいびきをかくでしょう。特に病気という事ではありませんが、太り過ぎは健康上良くありません。エサをコントロールしたり、運動をさせるなどして体重を落とす努力をしましょう。

心筋症など

いつもと違ういびきをかいたら、心筋症や気官虚脱の疑いがあるかもしれません。どちらの病気も息苦しそうないびきが特徴です。こんないびきに加え、雑音が聞こえてくるようなら注意が必要です。

人間でも脳に何らかの異常があると、大きくいつもと違ういびきをかくといわれますが、猫も同じ様に脳の異常が発見されるという事も稀にあります。

いびきをかきやすい猫の種類

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スコティッシュやヒマラヤン、ペルシャ猫など鼻がぺちゃんこの猫はいびきをかきやすいでしょう。見た通りに鼻がつぶれていて、鼻腔が狭いのでグーグーといういびきをかきます。異常を見分けるのが少し難しいかもしれませんが、普段の様子と違っていたら獣医師にご相談ください。

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UCHINOCO編集部

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