基本的に低めの温度に設定すること
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とにかく犬は汗をかかない生き物です。その分、皮膚で感じる温度は熱すぎないように配慮しなければいけないのです。くれぐれも、熱いお湯を使い過ぎて大切な皮脂まで洗い流さないようにしてくだい。温度で言えば35度前後が、一番快適に犬がお風呂に入れる目安です。シャワーを使う時にも、決して40度以上のお湯を出さないようにしてください。先に飼い主さんの手を通してから、犬の体にお湯がかかるようにするなど、細心の注意を払うようにしてください。
特に熱すぎると犬は、のぼせてしまいます。これは危険ですので、くれぐれも注意をしておいてください。また寒い時期の場合には、体が濡れるとどうしても寒く感じてしまうので,あらかじめ風呂場を温めるなど注意が必要になります。飼い主さん側も慣れていないときには、家族にもう一人手を借りるなどして、絶対に犬に恐怖を与えないようにしてください。
犬の平熱とお湯の温度の関係性
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犬の平熱はたいていの場合に38度台です。お湯の温度を考えると、小型犬の場合にはそこから5度低い状態が、ベストです。これは覚えておいてください。シニア犬には低めの温度で、子犬には高めの温度のお湯を使うようにしてください。平熱を知っておくと、どの程度のお湯が適温なのか?がわかるはずです。最初からお湯やシャンプーが苦手と言う犬に無理強いをしないようにしてください。飼い主さんの、きれいにしてあげたいという気持ちが強すぎて熱いお湯を使ってゴシゴシと洗ってしまうことがないように、気を付けてください。
熱い、冷たいと感じることにも個体差があります。季節にも注意を払って人肌を基準にして、十分に配慮した温度のお湯をゆっくりとお尻側からかけてあげるのが基本です。お湯をいきなり、直接的に体に向けてかけるのは危険です。平熱が高めの犬にとっては、熱さを感じることになる可能性も高いからです。
犬は一度でも嫌な思いをすると、お風呂を嫌いになる
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犬が熱すぎるお湯や冷たすぎるお湯に少しでも触れた経験をしてしてしまうと、次にお風呂に入ること拒む場合もあるのです。そうならないためにもお湯の温度、シャワーの温度は適切に扱うようにしてください。基本的には気持ちいいと感じてもらうことが一番なのです。それよりも、苦痛を与えるようなお風呂やシャワーは意味がありません。
お湯やシャワーの音が嫌いという犬は、結構多くいます。それでも衛生面を保つためには上手にお風呂やシャンプーが出来なければいけません。そこには犬と飼い主さんの間に、信頼関係が確立されていることが大前提になります。そのためにも、お風呂やシャンプーが嫌いにならないように、最大限の配慮をしてあげましょう。
絶対に恐怖心を抱かせないようにしましょう
最初からお風呂場や洗面台を怖がる犬もいます。徐々に慣らしいくのが理想的ですが最初はなかなか難しいタイプの犬もいます。そのために、とにかく最初の経験が大事だということを飼い主さんが知っておいてください。とにかく安心できるような環境で素早くシャンプーを済ませてあげることが一番の理想です。衛生面を保ちながら、犬が気持ちいいと感じることが目標です。そのために、飼い主さん側が緊張をしながら、シャンプーをするようなことは避けたいところです。その緊張は必ず犬に伝わってしまうからです。
犬の皮膚は人間の三分の一程度の薄さです。そこを考えてお湯を扱うようにしてください。想像以上に薄い犬の皮膚に熱いお湯がかかるようなことは、絶対に避けてください。また、皮膚のトラブルがないかどうか?を事前に確かめてからお風呂に入るようにするのも大事なことです。お風呂やシャンプーの時間を最小限にするためにも、あらかじめブラッシングを十分に行うなど、下準備の重要性を理解しておいてください。
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UCHINOCO編集部
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