甘くておいしいとうもろこしですが、好物な人も多いのではないでしょうか。とうもろこしの旬は6月~9月と長い期間であり、また穀物としてドッグフードの原材料として多く使われています。だからといってとうもろこしを犬に与えてもいいのでしょうか?本当に与えても大丈夫であれば与えてみたいと思う飼い主さんは多いと思います。そこでとうもろこしの栄養や与え方、注意点を詳しく解説していきます。
とうもろこしの栄養やメリットは?
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とうもろこしは大変栄養価の高い食物です。人にとってもそうであると同じ様に犬にとってもとても体に良い食材です。ですから与え方や与える量などに注意することにより犬にもおいしく食べてもらうことができます。ここではとうもろこしの栄養や、とうもろこしをあげるメリットを紹介します。
とうもろこしの栄養
とうもろこしの主成分は糖質で、ドッグフードの原材料として使われていることも多くお米や麦と並ぶ三大穀物の一つです。また、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンE、リノール酸、食物繊維、カルシウム、マグネシウム、カリウムなどの栄養がバランスよく含まれています。
とうもろこしをあげるメリット
とうもろこしは食物繊維が豊富なため、犬のお通じに作用し便秘を改善してくれます。また多く含まれるビタミン類は免疫力を向上します。とうもろこしの成分の中には「葉酸」が含まれていますが、この「葉酸」は妊娠期や胎児の成長期にとても必要な食材です。
とうもろこしを与える際に気を付けなければいけない点
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とうもろこしはとても栄養価が高い食材だということがわかりましたが、与え方や注意点など気を付けなければいけない点があります。そこでとうもろこしを与える際に注意しなければいけない点や与え方を紹介します。
与え方
とうもろこしは非常に食物繊維が多いので大量に与えると胃腸を刺激してしまい消化不良を引き起こすことがあります。消化不良になることにより下痢や腹痛になる場合があります。犬は、犬の大きさにより前後しますがとうもろこしを10~20gまで摂取しても大丈夫とされています。それ以上与えないように注意する必要があります。
またとうもろこしは生で与えず加熱して与えるようにしましょう。とうもろこしの皮はとても硬く加熱して柔らかくして与えないと消化不良を起こす可能性があります。またとうもろこしを茹でる際は塩分過多になってしまうので塩で茹でないようにしましょう。
とうもろこしは加熱後すりつぶして与えるととうもろこしの栄養を無駄なく与えることができます。
注意点
犬にとって一番危険なことはとうもろこしの芯を誤飲することです。なぜならとうもろこしの芯はとても食物繊維が多く、犬にとってはすべて消化することが困難だからです。誤って犬が誤飲してしまった場合、腸やのどにつまってしまう危険があります。その際には下痢や便秘、腹痛や嘔吐、呼吸困難、意識障害などの症状を引き起こす可能性があります。最悪の場合腸閉塞により命を落としかねません。
他に注意しなければいけない点ですがアレルギーがあげられます。中にはとうもろこしアレルギーだったという場合があります。とうもろこしアレルギーの症状は嘔吐、下痢、湿疹、じんましん、体の痒みなどです。犬にとうもろこしアレルギーがあるかどうかわからないので初めて犬にとうもろこしを与える際には、アレルギーに注意して犬の様子を観ながら与える必要があります。
おいしいとうもろこしを愛犬とともに味わう
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とうもろこしはとても栄養価が高く、またとても甘くておいしいので愛犬にはぜひ食べてもらいたい食材です。しかし与える際にはいくつか気を付けなければいけない点があります。愛犬にとうもろこしのおいしさと味わってもらうためには上記に記した、与え方や注意点を参考にして与えましょう。
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UCHINOCO編集部
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