犬といえば散歩が大好きですね。誰もがそう思うでしょう。でも中には何かの事情で散歩が嫌になってしまった犬がいます。この記事では犬が散歩を嫌がる理由は何か、またその対処の仕方を詳しく説明します。
散歩中に恐怖を感じたことがある
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散歩中に何か怖い思いをしたことがあると、そのことがトラウマとなってしまって散歩を嫌がるようになる場合があります。工事中の騒音が大きかったとか、大きな犬に出くわしたとか、たくさんの子どもに囲まれてしまったとか、人間には何でもないことが犬にとっては恐怖になる場合があります。
散歩中に怖い思いをした場合は散歩コースを変えることをおすすめします。新しい場所を散歩することにより探索好きな犬に戻り散歩を楽しむようになります。
子どものころあまり散歩に連れて行ってもらえなくて社会化ができなかった場合、見知らぬ外の世界に恐怖を感じ散歩を嫌がる場合があります。
散歩に慣れていない犬の場合は、少しずつ外の世界に慣らしていく必要があります。最初は窓から外を見せることから始め、短時間だけ家の周りを散歩するようにします。慣れてきたら徐々に散歩コースを伸ばしていきましょう。
首輪が嫌い
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首輪が小さくてきつい場合は、首輪をしなければいけない散歩を嫌がるようになってしまいます。また無理に引っ張るとよけいに苦しくなってしまいます。犬の体型と首輪のサイズが合っているかきちんと確かめてみる必要があります。
また散歩の仕方も犬の自由に歩かせるのではなく飼い主主体で散歩するようなしつけが必要です。
飼い主に甘えている
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何かで歩くのが嫌になってしまった時に飼い主さんに抱っこされたりすると、甘えてしまう場合があります。特に最近では犬用のベビーカーが販売されているので、歩かなくても外の世界の気分を味わえると犬が思ってしまいます。
また寝っ転がったり座り込んだりして歩くのを嫌がった時におやつなどをあげると、犬は散歩中に座ったり寝転がったりするとおやつをもらえると学習してしまいます。次から散歩するたびにおやつをあげる羽目になってしまいます。
つまり犬は飼い主に甘え、抱っこしてもらいたい時には歩くのを嫌がると抱っこしてもらえる、おやつが欲しくなったら座り込んで駄々をこねるとおやつをもらえるなど、犬が飼い主より上位になってしまっています。
犬が歩かなくなってしまったり、座り込んでしまった時はすぐに抱っこしたり、おやつをあげたりせずに、犬の目線で強すぎず軽い力でリードをクイッと引っ張ります。この時には声をかけずに行います。
夏場の散歩での注意点
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日中での散歩、特に夏は注意が必要です。夏のアスファルトは暑い日差しを受け大変熱くなっています。その温度は50℃にもなり、裸足で歩く犬は肉球がやけどしてしまいます。特にマンホールなどの鉄板はとても熱く危険です。
また熱中症にも気を付けなければいけません。地面に近い部分はアスファルトの照り返しで人間よりも犬の方が危険です。小型犬や足の短い犬は特に注意が必要です。
夏場での散歩は常に飲めるようにペットボトルなどに水を入れ持ち歩きましょう。散歩中はこまめに水を与え、家に帰ったら新鮮な水を十分与えましょう。
散歩以外で運動不足を解消しよう!
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散歩は愛犬との大切なコミニュケーションの一つです。散歩嫌いを克服して愛犬との散歩を楽しい習慣にしましょう。
しかし、どの様な方法でも散歩をしたがらない場合、無理に散歩をさせると散歩嫌いがさらに悪化してしまったり、飼い主と愛犬の関係が悪くなってしまう場合があります。そんな時は散歩以外で愛犬の運動不足を解消させる必要があります。
庭がある場合は庭で遊ばせたり、家の中では犬用のおもちゃで運動させたりします。夏には犬用のプールで泳がせるのもよいでしょう。休日にはドッグランで思いっきり走り回らせるのも必要かもしれません。大切な愛犬ですので、運動不足にならないように注意しましょう。
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UCHINOCO編集部
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