犬の後ろ足からわかる病気や老化現象について

犬にとって後ろ足の異常というのは、歩行や生活全般に支障が出やすいことなのです。前足にトラブルが起きるよりも後ろ足の障害が起きる方が多いのも、飼い主さんとして最初に知っておいて欲しいことです。少しでもおかしな後ろ足の動きに気づいたときには早期受診をするようにしてください。 2019年09月29日作成

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犬の後ろ足の役割とは?

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犬にとって後ろ足が弱るということは緊急事態が起きていることに等しいのです。まずは歩行が満足にできなくなり、体を支えきれなくなるからです。足腰が弱ってくると、まずは後ろ足に力が入りづらくなるという現象が起きてしまうのです。実際に10割の力の分散を前足6割、後ろ足4割で非常を掛けているとします。そうすると、前足の方に力が偏っているように見えるので、後ろ足の異変には飼い主さんも気づきにくいという点もあるのです。

そして異変が出やすいのが後ろ足であることも広く知られています。神経や骨の異常、関節などに変化が出た場合には、まずは後ろ足がおかしい!ということい気が付きます。この時点でようやく、後ろ足の異変に気付くということです。足がよろける場合でも、後ろ足のほうが顕著に現れます。その原因もさまざまですが、力が思うように入らない場合や感覚が鈍るなど、その犬によって症状の出方は様々なのです。大切なのは、犬の変化に早く気づいてあげられることです。それが一番なのです。

後ろ足に症状が出やすい理由は?

腰部分に何か病変がある場合にも必ず後ろ足に障害が出ます。犬種によっては股関節形成不全などを起こす場合もありますが、やはり後ろ足に大きな影響が出ます。膝の病気になった場合でも後ろ足が震えるなど、多くの影響が出やすいのです。後ろ足が弱ってしまう場合や、うまく機能しない場合には、犬のQOLが低下してしまいます。これを防ぐ意味でも、早期発見が必要となります。

後ろ足は神経からの伝達によって機敏に動き出します。この神経系の伝達が滞ってしまうことで、たちまち後ろ足の機能が損なわれるわけです。後ろ足はある意味、犬の動きの生命線でもありますので少しでも異変が見られる場合には、早めに動物病院を受診して触診、レントゲン撮影などを通して病変の有無を確かめてもらいましょう。

ある日突然!後ろ足に力は入らない!

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まだそれほどのシニア期ではないのに、愛犬の後ろ足に力が入らないという状態になった場合には、何らかの強い痛みや麻痺状態が続いている可能性が高いのです。腰を埋めすように痛がっていたり、歩こうとしないような場合には、あまり触らずに動物病院に急いでください。時間帯によっても、受診が可能な場合には検査を受ける必要があります。

多くの場合には椎間板ヘルニアや頸部のヘルニアが原因として考えられます。首を痛めると後ろ足にも大きな影響が出てしまうことを、知っておいてください。少しでも早く発見が出来た場合には内科療法で対処が可能です。あまりにも症状が激しい場合には、手術を検討せざるを得ない場合もあります。

後ろ足の異常は素早く対処する

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一度痛めた足や病変がある後ろ足を放置していても何も軽快しません。むしろ、その方が悪化してしまう可能性が高いのです。少しでもいつもより歩き方が違う!と感じた場合には動物病院に急いでください。犬種的にはダックスなどの胴長犬種には椎間板ヘルニアがつきものになっています。そのあたりも気持ちに置いて、日々の暮らしの中で早期発見を心がけるようにしてください。

予防法としては極度な肥満を避けて適度な運動を日々行うことです。そして栄養管理をきちんと行いサプリメント類(コンドロイチン等)を年齢問わず、早い段階から始めるということも、犬の足腰の健康を守ることに直結します。そして散歩中にも不必要な段差には気を配り、足腰への負担を最小限にするなど、飼い主さんの方でも最大限の配慮をしてあげてください。

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UCHINOCO編集部

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