犬がため息をつく?
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犬も一呼吸を入れるような感じで、リラックスモードのときには、ため息をつきます。これは飼い主さんに対して「あきれた・・・」などという感情表現ではないのでご安心ください。どちらかと言えば、安心しているときや、寝ている時に多くつくもいのです。ため息は犬にとっては安堵の証と言えるのではないでしょうか。ため息をついた後に、いつの通りに寝て心地よく過ごせている場合がほとんどだと思われます。その場合には何の問題も起きていないので安心して見守ってください。
あまり何かに対して嫌悪を示しながらの、ため息というのはありません。自分にとって嫌なことが起きている場合には、ため息というよりも吠えてしまう場合や表情を曇らせることの方が多いように思います。
退屈を感じているときにもため息
例えば雨が続いているときや飼い主さんが留守続きの場合には密かに、ため息をついて「つまんないな」という感情を吐露している場合もあるようです。それでもそれは飼い主さんに向けてとため息ではなく、自分の中で自己解決をしているようなため息であることが多いのです。つまんないな~と思ってもそれ飼い主さんにぶつけようとはしないのが、犬の優しいところです。
深呼吸をして、リフレッシュしようという人間の行為と似ているのです。自分で自分を鎮めるというため息は、プラスに捉えてあげてください。犬がため息をしているからといって、マイナスの感情にばかり捉える必要はどこにもありません。ちょっとした独り言のような場合がほとんどと思っておいてください。
ため息と呼吸の異常を勘違いしないで
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犬は呼吸がスムーズにできないときには、ため息交じりの大きな呼吸をします。この場合には、余り悠長に考えずに素早く獣医さんに相談をして、然るべき検査をしてください。大きな呼吸を肩でしているような場合には、循環器の疾患にかかっている可能性が高いのです。ため息というよりも、呼吸がしづらいと捉える方が良いでしょう。
普段からため息をよくついているので、気が付かなかったという場合も多いのです。特に、鼻の短めのパグなどの犬種には、ため息のように見えて軽い呼吸困難を起こしかけているという場合もあるので、くれぐれも注意深く観察をするべきでしょう。
少ないながらも病気が潜んでいる場合も
ため息というのは、日に何度も見かけるものでもありません。忘れたころに、ため息をついている愛犬に気づく程度です。それ以外の頻度でため息をしている姿を見かけるという場合には、やはり病気を疑わざるを得ません。そのため息のタイミングは、時間や場所を問わず、常にしているという時には緊急性が高い可能性も考えておいてください。
例えば寝る前だけにフゥ~ッとため息をついているのは「さあ寝よう」と自分に号令をかけているようなものです。明らかに、自分のスイッチを切り替えているだけのことなので、心配はいりません。
犬のため息はリラックスか病気かの二択?
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退屈しのぎや気分転換、自分を鎮めようとしている時のため息は、犬特有のものです。日々愛犬がどのように過ごしているのかをよく見極めて、明らかに心地よい風のため息の場合には静観しておいてください。もしも、頻繁に深いため息と思われるような呼吸が見られたときには、すぐに対処をしてください。
良いため息の方が断然多いのは確かです。それでも、稀に病気のために深い呼吸になっていて、それがため息に聞こえる場合もありますので、くれぐれも病気を見逃さないように、愛犬のため息には、特別な千里眼を持ち合わせて場合によっては動物病院を急ぎ受診をしなくてはいけないことも、視野に入れておいてください。
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UCHINOCO編集部
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