犬の拾い食いは命に係わる場合もある
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拾い食いをする犬は、とても好奇心が旺盛です。それを食べて良いかどうか?という善悪の判断というよりも、匂いを感じやすく、何でも口に入れて確かめたいという本能の方が先立ってしまうのが現状です。ただ、外に散歩に出たときには、危険なものが数多く放置されている場合もあります。飼い主さんとしては基本的に、拾い食いをさせないようなしつけが必要になります。
あまり安易に考えずに犬の拾い食いは命に係わる場合もある、ということを強く意識しながら、散歩に連れて行くようにしてください。場合によっては拾い食いがあまりにも激しい場合には対策が必要になります。
地面に落ちているものは何でも知りたい
犬が自分の目や嗅覚で察知したものは、何でも口にして食べてみたいと思う行動は、異常な行動というよりも、習性に従ったものです。拾って食べることは命を繋ぐこと、という認識を強く持っている場合もあるのです。目の前にあるものはすべての確かめてみたい!と思ってしまうのが、その子の持つ習性です。これをきちんと理解したうえで、しつけをしてください。
拾い食いをするのは、仕方のないことです。ただ、これが命の危険を招くような場合もあることを飼い主さんはしっかりと理解して、誠意を持って愛犬にしつけを行うようにしてください。飼い主がどれだけ大声で注意をしたとしても、犬の方はなぜ叱られているのかがわからないままです。これを根底からわからせること自体が困難だと理解してください。それを阻止するほかないのです。
拾い食いに対しての対処策
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散歩に行くときには、飼い主さんの方に集中させるようにしてください。アイコンタクトについてしつけをしっかりと行うようにしてください。成犬であっても、飼い主さんが呼びかけると、飼い主を見るというのは、一連の指示行動です。この動作を再確認しながら散歩を続けてください。そしてリードを勝手に引っ張らせないようにしてください。常に飼い主さんの横を歩くようにして、リードは短めに持つようにするなど、工夫が必要です。
もしも、何かを口にしたときにも、口の中に手を入れても狂暴にならないようにという、高度なしつけも必要になります。どうしても狂暴になり怪我に恐れがある場合には、散歩時には口輪をして出かける他ありません。ある程度の根気と、飼い主さんとしての覚悟も必要なしつけになります。コマンドを教えこむほか最良の方法はありません。
拾い食い対策色々
今散歩に使っているコースを思い切って変更してみるというのも一つの方法です。そして、散歩コースについても安全な場所を選ぶなど、飼い主さんの方でも工夫をして対策を講じてみてください。特に繁華街の散歩コースは落ちている物の種類が多くなりますので避ける方が安全でしょう。そして、常に空腹感を感じているような犬が拾い食いをする傾向があります。
食事をしてから2時間程度経過したタイミングで散歩に行くなど、拾い食いをしなくても良い時間帯を狙って散歩にいきましょう。時折、カロリーが負担にならないおやつを持参して、飼い主さんの手から与えるようにするなど、試行錯誤してみてください。必ず何か一つでも、愛犬が注意を向けてくれるような方法があるはずです。
犬の拾い食いへの危惧を感じておく
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「これくらいは大丈夫」という飼い主さんの脇の甘さが、大事に至ります。拾い食いで命を落とす犬が年間どれだけ存在するのか?ということをきちんと把握しておいてください。それほどの危機感を持って拾い食い対策を講じることで、拾い食いによる事故を防げる可能性が高いのです。しつけや、アイコンタクトなどでどうしようもない場合には、口輪等を利用する方が安全につながるのです。
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UCHINOCO編集部
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