生後3~6ヶ月で乳歯から永久歯に
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個体差はありますが、生後2、3週あたりから生え始め、6週を過ぎる頃には乳歯が生え揃います。そして、生後3~6ヶ月ぐらいまでに今度は乳歯は永久歯へと生え変わっていきます。
人の赤ちゃんも同じですが、歯が生えてくるとむずがゆくなるので甘噛みが増えてくる、歯ぐきから血が出てくる、よだれが増えるなどの症状が見られるようになります。そんな症状が見られたら生え替わり時期のサインです。
しつこく手を噛んでくるようなら、噛んでもいいおもちゃを与えてあげるようにします。
歯がグラグラしていて硬いものを嫌がることもあります。しっかりと注意深く観察してあげるようにしましょう。
生後6週から子猫用ドライフードに切り替えを
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ミルクから離乳食へと切り替わり、胃腸も固形物の消化吸収に慣れてきます。
子猫は成猫に比べて約3倍のカロリーを必要とするため、必ず「子猫用」と書かれたフードを与えるようにします。もちろん、胃の大きさもまだ小さいので、少しずつ与えることが大切です。
猫は人よりも、たんばく質と脂肪を必要とします。また、ビタミンAやタウリンといった体の中で作ることができない栄養素もきちんと含まれていなければなりません。そのため、すべての栄養がバランス良く含まれている「子猫用総合栄養食」と書かれたものを選ぶことが大事です。
1日3回の離乳食を続けながら、ドライフードを皿に入れて置いておき、慣らしていくようにします。ドライフードを食べる量が増えたらその分離乳食を減らしていきます。与える量は、フードのパッケージに書いてあるので、それを参考にして与えるようにします。
また、子猫用ドライフードは、成猫用ドライフードに比べて粒が小さく作られています。しかし、子猫が食べにくそうにしているようなら、小さく砕いて与えるようにしてください。
食事としては「総合栄養食」は主食に適していて、これと水を与えれば健康を維持できるように作られています。魚や肉とさまざまな種類が売られているので、子どもの頃からいろんな味に慣れさせておくようにするといいでしょう。
おやつは特別なご褒美として与えるようにし、毎回与えてしまわないことが大切です。
子猫用フードを与えるときの5つの注意点
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猫の健康を守るのが飼い主の役目です。バランスの取れた適量の食事を与えるようにしましょう。
1 必ず測ってから与えること
適当な量をお皿に盛って与えるのはいけません。なぜなら、適当な量ではカロリーの管理ができず、栄養不良や肥満を招く原因になるから。そのため、面倒でも毎回スケールで必ず測り、規定量を与えるようにします。子猫は1日2~3回、成猫ならば1日1~2回が目安です。
2 残っていたら捨てること
ウェットフードを残していたら、早めに捨てるようにします。ドライフードなら1日置いておいても大丈夫ですが、残っているからもったいないとつぎ足さないこと。雑菌が繁殖して下痢を引き起こすことがありますので、いつも新鮮なものを与えるようにしましょう。
3 器は常に清潔に
ウェットフードはその都度、ドライフードなら1日に1回は器を洗って、常に清潔なお皿で与えるようにします。
4 フードと水はセットで
ドライフードは、その名の通り「ドライ」なので、水分が少なくなっています。ですから、必ず、水を近くに置いておき、水分不足にならないようにします。水をたくさん飲ませるようにすることで病気の予防にもなります。
5 食事の時間と場所を決めること
食事の時間がバラバラでは、ストレスになる恐れがあり、健康にもよくありません。また、食事を置く場所を日によって変えるのもいけません。食事を与える時間と場所は、一定にして与えるようにしましょう。
子猫の体の成長に合わせてフードを替えていくことは健康のためにも重要なことです。飼い主が与える食事がすべてです。必要な栄養をしっかりと与えるようにしましょう。
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UCHINOCO編集部
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