以前、私が鳥専門のペットショップで働いていた時に、お客様からトレーニングをしてほしいと依頼されたことがあります。
確かに鳥のトレーニングをしている方はいらっしゃるのですが、本当に鳥にトレーニングは必要なのでしょうか?
今回はトレーニングについてお話しさせて頂きます。
鳥のしつけ(トレーニング)とは?
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鳥のトレーニングと聞くと、頭に浮かぶのはフクロウや鷹といった猛禽類が多いのではないでしょうか?
近年では動物園などでも鳥のフライトショーを行っていたりと、鳥をトレーニングしている施設が増えてきています。
では、ペットとして帰る鳥の代表的なインコなどはどうなのでしょうか?
大体的には知られていないかもしれませんが、インコやオウム類でもトレーニングをすることが増えてきています。
トレーニングの目的としては、
・飼い主と一緒に遊べるようにするため
・商業目的で利用するため
などといったことが挙げられます。
鳥の覚える能力は人間が思っている以上に高く、トレーニングを始めてすぐ覚えたということもあります。
また、飼い主がトレーニングの方法を学ぶということは、鳥とのコミュニケーションの幅を広げ、コミュニケーション能力も高めてあげることになります。
ですが、鳥にトレーニングをさせなくても十分にコミュニケーションがとれていたり、そこまでしなくてもと思う方もいるはずです。
これは、飼い主個々の判断にゆだねられるところだと思いますので、絶対にトレーニングは必要!というわけではないでしょう。
トレーニング方法について
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鳥のトレーニング方法として、一番よく知られているのはクリッカートレーニングというものです。
比較的、簡単で準備もクリッカーとご褒美の餌だけで済みます。
このクリッカートレーニングのやり方はとても簡単で、流れとしては、
①飼い主が希望している行動を鳥が行うと
②クリッカーが鳴る(飼い主が鳴らします)
③おやつが出てくる
④鳥がおやつを食べれる!
というようにしていきます。
始めはクリッカーが鳴ったらおやつが出てきて嬉しい!
ということを覚えてもらうことが大切なのです。
いきなり、飼い主が希望している行動をするということは少ないので、偶然にでもその希望している行動をした時に、すかさずクリッカーを鳴らして、おやつをあげるというように繰り返していきます。
繰り返していくと、鳥も覚えていってくれます。
このクリッカートレーニングを使うと、手に乗ってくれたり、体重計に自分から乗ってくれたりと飼い主にとっては助かりことが増えるのも事実なのです。
トレーニングの時期や個体差は関係あるの?
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基本的に、クリッカートレーニングには時期は関係ないと言われています。
しかし、人間にもともと慣れていない個体はトレーイングに入るのも難しいかと思います。
雄と雌の違いもなく、何歳からでもこのクリッカートレーニングは出来るとなっているのです。
良くトレーニングされているのは、インコやオウム類が多いですが、種類に例外はないようです。
カラスがトレーニングにより、瓶、缶、ペットボトルを分けれるという事実もありますので、人間が思っている以上に鳥は頭が良いのではないかと思います。
無理矢理のトレーニングはダメ!
飼い主としては、トレーニングをしてみたいという意見もありかもしれませんが、人間でも勉強したくないというように、鳥にも向き不向きがあります。
全く、トレーニングが出来ない進まないといってイライラしたり、怒ったりしては信頼関係も崩れてしまいます。
気長に待ってみたり、飼い主も焦らずに鳥の様子を見ながらマイペースにトレーニングをしてみて下さい。
著者情報
UCHINOCO編集部
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