子犬にとっての「ハウス」のしつけとは?
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子犬はまだ自分の体力をわかっていません。ハウスやゲージの外に開放してしまうと、低血糖を起こすまで走り続けるような気質があるのです。飼い主も、喜んで走っている子犬を見ているととても、幸せな気分になるものです。それでも、それは体調を崩すことになる場合もあるのです。
そこで必要なのは、その走り続ける遊びを制止して「ハウス」に入るようにしつけることです。それは自分だけの寛ぎ場所に戻るという意味です。そして休息を適時取らせるという意味があるのです。
飼い主は子犬の行動を制御できないといけない
自由奔放に天真爛漫に暮らすというのは文字通りとても素敵なことです。それでも、子犬の時期からそのような自由を与えすぎることには問題があります。遊ぶのは20分程度で後は休息する。そしてまた遊ぶという繰り返しが必要です。そこで、飼い主が「ハウス」を教えていないと、子犬は止まって歩くということすら覚えません。これはとても困ったことにつながるのです。少しも休まずに、遊び続ける子犬には、いつか低血糖という症状が待っている可能性も高いのです。飼い主の言葉で制御されてハウスに入るという習慣は早い時期から身に付けたいものです。
ハウスの中に入ると、自分の匂いがたくさんついています。そして安心感を得られるようになるのです。その限られた空間の中で体を休める習慣というのはとても重要なことなのです。ここは自分の居場所であることを、きちんと覚えることがハウスを教える目的です。
犬には必要なテリトリーという場所
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たとえ多頭飼いだとしても、必ずハウスのような自分だけの場所が必要です。つまり落ち着いた犬に育つためにも、子犬の時期から、飼い主が懸命にハウスを教えることが必要です。休息の仕方を知っている犬は、とにかく健康を維持できるようになります。体力の限界まで暴れてしまうような子犬にも、自分だけのテリトリーは必要なのです。
それぞれにハウスがあって、その場所はその犬だけの限定空間です。この中で子犬は休息と安心感を得ます。子犬の頃から安心感を得て過ごすという習慣はとても大切なことです。この訓練を何度も繰り返していると、飼い主の指示があればすぐにハウスに戻るようになります。大人になってからもハウスと言われてその場所に戻れることは、重要なのです。
子犬の場合にはしつけにも使う「ハウス」
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トイレトレーニングと同じようにハウスのトレーニングが繰り返し行うことが大事です。中にはなかなか、ハウスを覚えない子もいます。それ以前に入りたがらないという現象が起きてしまうと、コマンド以前の問題ですので解決は難しくなります。それでも、根気よくハウスのトレーニングを続けて静と動の活動をメリハリ付けることは、子犬の健康を維持するためにも必要なのです。
お留守番にはハウスが必要
家の中にも危険がいっぱいです。特に、飼い主が外出してしまう家の場合、部屋を自由に行き来させるのはやはり危険です。子犬の場合には、適切なハウスかゲージを準備してあげるのが妥当です。フリーの時間とハウスの時間をそれぞれに過ごせるように飼い主は意識的にトレーニングを積ませるように気を配っておいてください。
実は狭い場所が落ち着く子犬
犬は限られていて少し狭い場場所を好みます。だからこそ、ハウスはその場所に匹敵するわけです。最初は抵抗するかもしれませんが最終的にはその場所は子犬にとっては最高の隠れ家ともなるのです。ハウスとは、子犬に安心感と休息を与える場所です。それを早い時期から教え込むことは、子犬の情緒を安定させるという意味でも有効なことなのです。
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UCHINOCO編集部
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