犬用の持ち運びケージは必要？？不必要？

犬の大きさに応じた持ち運びケージを準備することで、様々な場面で活躍します。例えば車酔いをするようなタイプの場合には、車の中に設置してその中にいてもらうなど、犬が安心して入れることが何よりも肝心です。お気に入りの毛布やタオル、おもちゃなどを一緒に入れて、快適に過ごせるように飼い主さんの方でも配慮してあげてください。
そして公共交通機関では必ず持ち運びケージが必要になります。このケージに入っていると、電車やバスにも乗れるようになるのです。顔を中途半端に出さないように、きちんと蓋をすることが義務付けられています。

乗り物に乗るための持ち運びケージとしての役割は大きいのですが、犬を入れた状態で持ち運びをすることには不便です。実際に移動するためにはキャリーバックが便利です。犬の大きさによっては大人一人では抱えられない重さになることもあります。一時的に入ってもらうゲージとしての役割としては良いのですが、運べない重さになることもありますので要注意です。

一般的にはハードタイプとソフトタイプのものがあります。一般的に乗り物のためにはハードタイプの持ち運びケージが役に立ちます。犬がケージの中で身動きが取れるようなサイズのものを選ぶことをお勧めします。２時間以上の長旅になる場合にも、必ず犬の体のサイズよりも大きく余裕のあるものを選ぶようにしてください。

窮屈な思いをさせてまで移動ケージを使う必要はありません。かえって体調不良に陥ることも考えられますんので、くれぐれも、持ち運びケージの素材や大きさには心配りをしておきましょう。

具合が悪いときの通院などにはソフトケージよりも、ハードタイプのケージに入れて移動する方が犬にとっても安定感があります。例えば緊急にタクシーに乗る場合などにも、ハードケージに入れた状態の方が、安全です。そしてマナーを考えたときにも、ハードケージに入れて乗り込む方が常識的です。車内を汚すことなく利用できるという利点があります。

最初から必要なものとして、購入して自宅にいるときから折を見て入る練習をしている飼い主さんも多いものです。いざ、ハードケージを使おうと思っても、犬が入りたがらない、暴れるという状態では、何の役にも立たないからです。やはり、ハードケージに自分から入れるようにしつけをしておくべきです。

例えば災害時などにも、ハードケージに入ることで、避難所に入れてもらえるという場合も自治体によってはあるようです。そこを考え合わせると、持ち運びケージの必要性の高さを感じずにはいられません。持ち運びケージを日常的に利用することは、犬の安全と周囲への配慮につながるということを、常に意識をしておくとその必要性を強く感じられるはずです。

犬用ケージは必要ないと考えている飼い主さんにとっても、病院に通院するために、安定した犬用ケージの必要性を改めて感じるという人も多いようです。必要性を感じてから購入をしても、犬の方がケージに慣れてくれないというデメリットがあります。そうならないうちに、前向きに犬用ケージの存在を考えて準備をしておくことをおすすめします。

お迎えをした時点から準備グッズのリストに入れておくといざというときに役に立ちます。部屋に常に持ち運びケージを置いておくと、自然にその中に入って遊んでくれる場合もあります。とにかくいきなり、持ち運びケージに入ることはむつかしいと思っておいてください。