子犬の下痢・原因について
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子犬の下痢は環境の変化が大きな理由になります。新しく迎え入れてすぐに下痢を起こす場合もあります。急に環境が変わり子犬なりにストレスを抱えている証拠でもあるのです。人間と同じように、新しい環境に慣れるまでに時間を要するタイプの子犬もいるわけです。
寄生虫が原因の場合には、ブリーダーや犬舎からもらってしまったことが原因の一つにも考えられるのです。検査をするとすぐどの類の下痢かが、すぐにわかります。お迎えする前の食事から大幅に種類を変えてはいませんか?回数はどうでしょうか?下痢が続くと子犬の体力は消耗されますので、まずは急にドッグフードを変えることはお勧めできません。
環境の変化によって悪玉菌が増える!?
新しい環境と食べ物の変化が同時に行われた場合には、腸の中に悪玉菌が急激に増え始めます。乳酸菌を積極的に摂取できやすいドッグフードに少しずつ変えていくなど、ここは大きな分岐点です。ただ、子犬ということを大きく捉えると、やはり下痢をしているのにそのまま放置することは心配が重なります。ストレスが原因の場合には同居犬との相性や散歩での恐怖体験が下痢の原因にもなりがちです。
そしてウイルス感染や寄生虫感染については、生まれた犬舎のお掃除の至らなさが原因にもなります。これについては、獣医さんの診察をきちんと受けて、適切な治療を受けてください。上記の3つのうち何が原因だったかということを動物病院で確かめておく必要性があります。何分、恐怖心が強い子犬にとっては新しい家庭環境に馴染むというものは、実はかなりの努力が伴います。
子犬の下痢にはいろんな理由がある
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寄生虫に感染している可能性が高い子犬は少なくなりました。不衛生な場所に住んでいる場合には寄生虫に感染している可能性も高くなります。この場合には薬がありますが、長期間にわたり、お腹の環境を取り戻すことに意味があるのです。
中には元気があるのに、何となくお腹が緩いという場合も含めて診察を受け、治療を開始してください。放置しても絶対に改善が見込めない状態です。子犬は特に予断が許されませんので、素早く動物病院の指示を守り治療に専念してください。
子犬の下痢に対する治療について
下痢を起こして場合には、まずは口から水分を多く飲めることが大事です。脱水症状を回避するためにも、何とか水分を補給してください。水分補給を絶え間なく行うことが大事です。絶食という方法も子犬の下痢に対しては行われるものです。その場合は入院をして点滴をしながらの療養になることが多いのです。
子犬の場合には成長期ということも考えて整腸剤を飲んで、様子を見るようにします。あまりにもお腹を痛がるようであれば、血液検査を増やして体内の状況を把握したうえで治療を受けるようにしてください。
あまりにも下痢が治まらないときには
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下痢をしていて元気がないときには内臓疾患が疑われます。動物病院でレントゲンと内視鏡検査を受けて、さらに原因を探っていくのです。便の検査を見て総合的な判断を獣医さんが話してくれます。何よりも薬物治療や点滴治療、寄生虫駆除の再開という流れになります。何からどう始めればよいのか?という余裕など飼い主さんにはないはずです。
日々・健康チェックを行うのは飼い主さん
まず下痢を起こし始めたときの色や臭いはよく観察しておいてください。下痢の回数も多くなると子犬の消耗が心配になります。とにかく早めに受診をして便の検査を早急に出してもらってください。下痢を起こしやすいタイプなのかどうか?そのあたりを飼い主さんなりに見極めてドッグフードなども選んであげましょう。
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UCHINOCO編集部
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