お迎えする前に知っておきたい ハムスターを飼う時の注意点

ハムスターは初めてのペットにもおすすめな飼いやすい動物ですが、習性ゆえに注意したいポイントがあります。
今回はハムスターがストレスなく快適に過ごせる飼い方をご紹介します。 2019年04月29日作成

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ハムスターは体が小さく比較的お世話が簡単なので、初めてのペットや子どもがいる家庭にも選ばれることが多いようです。
そうはいっても、ハムスターの習性や好き嫌いなどを理解して飼わないと、ストレスを溜めたり病気になったりするかもしれません。
一緒に暮らすハムスターには健康で長生きしてほしいですよね。
お世話する時に注意したい点をまとめましたので、参考にして頂けたらうれしいです。

ハムスターの生活リズムに合わせよう

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ハムスターは夜行性の動物です。昼間はほとんど寝ていて、夕方頃に起きてきます。
1日の睡眠時間はなんと14時間!それだけ睡眠を必要とするので、寝ている時には無理に起こしたりせず、そっとしてあげましょう。
ごはんや掃除などのお世話は、ハムスターが起きてくる夕方に行います。
ごはんの時間を決めておくなど、規則正しい生活が健康のかぎです。
夜はハムスターが動き回る時間ですが、部屋は暗くしておきましょう。

ハムスターの体を考えてごはんをあげよう

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人間と同じようにハムスターも、健康を保つには良い食事が欠かせません。
ハムスターの主食はペレットと野菜です。無添加で栄養バランスの良いペレットや新鮮な野菜を毎日あげましょう。
小鳥用の穀類がミックスされたエサは、カロリーが少なく栄養価が高いためおすすめです。
ヒマワリの種をはじめとする種子は、ハムスターがよろこんで食べるのでついついたくさんあげたくなりますが、カロリーが高いので少しだけにしましょう。

食事の量にも気を配ることが大切です。
目安としては、ハムスターの体重の5%から10%の量を与えます。
食事の量が多すぎたり、カロリーの高いものばかりあげたりしていると肥満になってしまいます。
肥満は病気のもとなので、定期的に体重を量ったり体型をチェックしたりして、食事を調整しましょう。

ハムスターにあげてはいけない食べ物は、ネギやニラ、アスパラガスなどの野菜やモモ、ビワ、サクランボ、アボカドなどの果物、チョコレートなどの人間用の食べ物です。
また、部屋に置いてある観葉植物の中にはハムスターの体に悪いものがあります。部屋に離して遊ばせる時には別の場所に移しましょう。

ハムスターの安全を考えて運動させよう

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狭いケージの中だけで過ごしていると、運動不足で肥満になってしまいます。
ケージの中で回し車を回すのもいい運動になりますが、1日30分から1時間ほど部屋に出して、運動させてあげると良いでしょう。

部屋に出す前に安全チェックをすることが大切です。まずは窓やドアの戸締りをしっかりします。
家具の隙間などハムスターが入り込みそうな所は雑誌などで塞ぎます。電気コードはかじって感電しないよう、壁にガムテープなどで固定しましょう。
ハムスターにかじられると困る大切なものは、手の届かない高い所か別の部屋へ。
人間の食べ物や観葉植物、ゴキブリ取りや蚊取り線香など、ハムスターの体に悪いものも片付けます。

部屋に出している間の動きにも注意。ハムスターは小さいので、歩いていてうっかり踏んでしまうということがあります。
そうならないために、なるべく座って動かないでいるか、歩く時はすり足を心がけましょう。

お迎えしたハムスターは飼い主のお世話なくしては生きられません。
健康で長く一緒に暮らせるように、ハムスターの体を第一にしたお世話をしましょう。
一緒に住んでいる家族がいるなら、正しい飼い方の情報を共有して協力してもらうことも大切です。
ハムスターが毎日快適に過ごせるように気を付けながら、ハムスターとの暮らしを楽しんでください。
その愛情はきっとハムスターにも伝わり、絆を深めることができると思いますよ。

著者情報

UCHINOCO編集部

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