わが家の犬は服が嫌いですが・・
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飼い主さんとしては人様のお宅に行く場合や、公共の場所にでかけるときなどには簡単な洋服でも着させたいと思います。抜け毛対策やそのほか保温の効果もありますので良かれと思って着させる場面もあるはずです。ただ、中には徹底的に洋服を嫌うタイプの犬がいるのです。どれだけおやつで釣ろうと思ってもダメなものはダメです。
洋服を着ることでの圧迫感や生地が皮膚に擦れる感触を嫌っているのだと思います。そのような場合には、無理強いをしないことが鉄則です。無理をして洋服を着せることで思わぬ二次的な不具合が勃発する可能性があるからです。
無理矢理に着せた場合
犬は洋服を何とか脱ごうと必死になります。最悪の場合には洋服を引きちぎることも厭いません。それほど洋服嫌いの犬が存在するわけです。そのまま着せておくことは特に危険です。生地が口に挟まる場合や爪に引っかかることもあるからです。洋服を着ることで癇癪を起すような場合には、諦めて裸のままでいさせるほかありません。
最初からうまくいくはずはありません。気長に捉えてゆったりと洋服の練習も行えばよいのです。それを、少しずつ教えていければそれでよいのです。
洋服を着させるときの注意点とは?
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基本的に犬に洋服を着させるときにはほんの少し余裕のあるものを選んでください。脱ぎ着が楽な方が犬の助かるはずです。窮屈な洋服を着たり脱いだりするのは、本当に嫌なことでもあるのです。一度でも洋服を着させようと飼い主さんが痛いことをしてしまうと、その瞬間から洋服=痛いこと、という図式が成立してしまいます。そうならないよう心得てください。
犬には洋服の意味がわからない
洋服を不純物として認識してしまうと自分の体にまとわりついている何か?という認識に代わってしまいます。そして、万が一ボタンなどがついているような洋服の場合には、そのボタンを引きちぎろうと必死になるとです。ものすごい執念でそれを繰り返しますので何もついていない洋服を着させるようにしてください。
首から被るのが怖いと感じるケース
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洋服を着るときに、頭から被るタイプの洋服は嫌う子が多いのです。頭を通過するときになんとも言えない気持ち悪さがあるからでしょうか?一度でもそのような体験をしてしまうと、洋服を見ただけでも逃げてしまいます。そうならないように後ろでボタン止めをするようなタイプが望ましいでしょう。最初は紐で留めるだけのもののようにシンプルなものが好まれます。まずは洋服に慣れてもらうことが大事です。
伸縮性のある生地を使った洋服であれば、首周りを伸ばしてかぶせることができます。生地によって伸縮性がない場合には、どうしても痛い思いをする場合もあるのです。
頭部分に余裕があるタイプを選ぶ
犬にとって嫌なことはいつまでも鮮明に覚えているものです。洋服を着せられて首が痛かった場合や、被毛を引っ張られて嫌だっという記憶はどの犬の気持ちの中で残るのです。そこで、頭を無理なく通せるようなお洋服を今後は選ぶ必要があります。洋服を着る時点から快適さを求められることが理想です。
洋服は安全を守る意味でも大切
洋服を着ていることで、怪我の予防などにも役立ちます。つまり被毛にダイレクトな災難が起こった場合にも、洋服を一枚身につけているだけで、大事に至らない場合も多いからです。愛犬に洋服を着せることに躍起になるのではなく、自然な状態で体を保護するということを、覚えさせる努力をしてください。最初はバンダナのようなものを巻き付けるだけでも良いのです。おやつを上手に活用して、着ることができれば大いに褒めてあげるなどの方法が良いでしょう。
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UCHINOCO編集部
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