パスツレラ感染症
細菌感染や温度変化、劣悪な飼育環境が原因で鼻炎になる症状です。涙目になったり、呼吸音に異変が出ます。
異変が見られたら、病院に連れて行きましょう。抗生物質などで対応してくれます。
日頃は、
・綺麗な飼育環境
・湿度や温度設定
などを意識して対策してください。
毛球症
www.shutterstock.com
うさぎは、毛を飲み込む習性があります。本来、飲み込んだ毛は糞と一緒に出てきますが、腸の働きが低下すると腸に溜まってしまいます。
これが、毛球症です。腸の働きが低下する原因は、
・繊維質の不足
・異物の飲み込み
・でんぷんの摂り過ぎ
・運動不足
・ストレス
・高齢
などがあります。おすすめの予防法は、ブラッシングして抜け毛を取り除いてあげることです。他には、繊維質の多い餌を与えたり、適度に運動させるなどがあります。
治療法は、毛玉除去の投薬や手術などです。症状が軽い場合は、お腹をマッサージすると解決します。
熱中症
www.shutterstock.com
うさぎは暑さに弱い動物なので、熱中症になりやすいです。死に至るケースもあります。
・よだれ
・荒い呼吸
・痙攣
・高い声の鳴き声
などが見られたら熱中症のサインです。熱中症と感じた時に、すぐ身体を冷やす飼い主がいますが、逆効果なのでやめてください。
水を絞ったタオルを用意して、あごや耳から冷やしましょう。そして、すぐ病院に連れて行ってください。補液療法などで対処してくれます。
日頃できる予防は、ゲージを直射日光に当てないことです。熱中症は室内でも起こるため、室内だからといって油断は禁物!風通し、湿度、温度なども意識してください。
不正咬合
歯の伸びる方向がおかしくて、口の中を傷つけてしまう病気です。傷から細菌が入って
・皮膚炎
・結膜炎
・毛球症
なども併発します。歯の伸び方がおかしくなる原因は、
・かじるクセ
・落下事故
・遺伝
・カルシウム不足
・偏った栄養
などが挙げられます。治療方法は、歯のカットや抗生物質の投与です。
腸コクシジウム症
コクシジウム原虫という寄生虫が腸内に入って、下痢を起こす病気です。寄生されると、うさぎの糞と一緒にコクシジウム原虫の卵が出てきます。
うさぎがそれを食べてしまい、腸の中で孵化するという悪循環に陥ります。子うさぎは、免疫力が低いため死亡するかもしれません。
予防法は、トイレを清潔に保つことです。トイレの掃除は面倒なので、サボってしまいがち...気をつけましょう。
下痢の症状が出たら、すぐ病院に連れて行ってください。抗生物質の投与などで
、治療してくれます。
尿石症
www.shutterstock.com
尿管に結石ができる病気です。偏った栄養過多や新陳代謝の異常、細菌感染や水分不足が原因で起こります。
予防方法は、健康的な食生活を心がけることです。牧草をあげる際は、チモシーを選んでください。
主な治療法は、利尿剤の投与や食事制限です。状況によっては手術も行います。
斜頚
首が傾く病気です。身体のバランスが取れなくなり、転がってしまいます。原因は、パスツレラ菌やエンセファリトゾーン原虫の感染、内耳炎や中耳炎です。
異変が起こったら、病院に連れて行きましょう。駆虫や抗生物質の投与で対応してくれます。
日頃できる予防は、
・ストレスを与えない
・清潔な飼育を保つ
などです。
【まとめ】うさぎがかかりやすい病気を熟知して早めの対応を!
いかがでしたでしょうか?このような病気は、うさぎを飼っていればいつ起こってもおかしくありません。早めに治療すれば大事に至ることはありませんので、飼い主は常に気を配ってあげてください。
著者情報
UCHINOCO編集部
UCHINOCO編集部では、ペットに関するお役立ち情報をお届けしています。