1うさぎには声帯がないって本当!?
犬や猫のように大きくてハッキリした鳴き方ではありませんが、うさぎもちゃんと鳴き声で感情を表現する生き物です。
そもそもうさぎには声帯がないため、正確には“鳴く”のではなく“音を出す”という方が正解かもしれません。
自然界で外敵から身を守るために声帯自体が退化したと言われるうさぎですが、その感情表現の仕方を知ればもっとうさぎの可愛らしさに虜になることでしょう。
普段のちょっとしたしぐさと共に鳴き声も観察すれば、うさぎの個性も分かってくると思います。
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2うさぎがご機嫌な時の鳴き声は?
「プゥプゥ」「クークー」とうさぎが高い音で鼻を鳴らすように鳴く時はご機嫌なサインです。
甘えたい時や飼い主さんに何かしてほしい時などによく聞かれます。
鳴きながら頭や顎をこすりつけて甘えてくるしぐさも見られますので、この鳴き声が聞こえた時はうさぎとスキンシップをとってあげるようにして下さい。
忙しくてとても無理!という時でも、撫でてあげたり、優しい言葉をかけてあげたりするだけでも頭のいいうさぎには飼い主さんの優しさが伝わります。
3うさぎがご機嫌斜めな時の鳴き声は?
「ブゥブゥ」「ブーブー」とうさぎが低い音で鳴く時はご機嫌斜めのサインです。
喜んでいる時に出す音より大きめの音なので1度くらいは聞いたことがあるという方もいるのではないでしょうか。
触ってほしくないときや、爪切りのときなどにもよく聞くことがありますが、後ろ足で音をならしたり、表情が固かったりと飼い主ならすぐに見て分かるサインが多く見られます。
また、雄のうさぎは発情期の時に警戒心が高まって鳴き声を出すこともあります。
何に不満を持っているのか、よく観察してうさぎが怒り出す原因を取り除いておくと円満にうさぎと暮らせますよ。
4うさぎからのSOS!この鳴き声は聞き逃さない!
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「キー」「キュー」と言った強く高い声で鳴く時はただごとではないサインです。
恐怖を感じていたり、痛みを感じていたり理由はさまざまですが、うさぎにとっては人間の助けが必要な時だと認識しましょう。
ただ、もともとうさぎはかなり臆病な性格をしているため、病院で他の動物のニオイに反応してパニックを起こしていたり、大きな音に驚いたりした時に大きな声で「キーキー」鳴くことがあります。
いつも一緒にいるうさぎの性格も理解していると状況をみて適切な対処ができるようになるでしょう。
5こんな時は要注意!!
万が一、周囲の状況を見ても原因が分からなかったり、興奮状態が続いたりするなら緊急をようする病気のサインかもしれません。
また、肥満や呼吸器系の病気でも鳴き方に異変があるようです。
そんなケースに気づくためにも、日頃からうさぎとのスキンシップと観察は重要になります。
そしてすぐに相談できるように、かかりつけの獣医もいたほうが安心ですね、
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6まとめ
うさぎの鳴き方を詳しくご紹介していきましたがいかがでしたでしょうか?
うさぎの鳴き声はかれらの感情表現のひとつです。
その気持を理解することで飼い主とうさぎとの絆もよりいっそう確かなものになっていくことでしょう。
しかし、うさぎにも個性がありますので「うちの子は全然鳴かない・・・」という場合も心配はいりませんよ。
基本的にうさぎはマンションでも飼いやすいと言われるほど、小さな声で鳴き、おとなしい性格をしているので鳴かないことも個性と認識できます。
大切なペットのうさぎのために、我々飼い主が鳴き声や行動などを理解してストレスの少ないうさぎライフを送らせてあげられるよう努力したいものですね。
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UCHINOCO編集部
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