猫が冬に太るわけは?
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冬になると猫も本能的に被毛が冬毛に変っていきます。つまり気温が低下することに対応するために、体を守ろうという本能なのです。冬支度は、被毛のボリュームから始まって、体脂肪を逃さないようにするために食欲も増すということがあります。
体重はそれほど変わっていないのに、なんだか太ってきた?と思う瞬間がよくあります。これは被毛が増えているためです。ただ油断をすると肥満傾向が高まる季節でもありますので、ここには注意を払ってください。
暖房器具から離れたくない!
猫は暖かい場所が大好きです。部屋の中で食事をしっかりと食べて、暖房器具の前に丸くなって眠るのには、至福の時間です。飼い主さんとして、冬場は太りやすい時期ということを意識しておくだけで、対応が変わってきます。まずは猫の体型は日々チェックしておくことが重要です。
冬場だからこそ猫のボディーチェック
まず猫を真上から眺めてみてください。肋骨の後ろ側を触ってみてください。このときにウエスト部分がわかりますか?もしも、ウエストがわからないような状況になっているときには、肥満傾向があるということになります。次に横から見てください。お腹部分が、たるんでいませんか?全体的に体に丸みがありすぎませんか?ここをチェックするだけでも、猫の体型が明らかに変わってしまうと気付けるものです。要するに肥満チェックは冬こそ強化するべきなのです。
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猫の住空間を整える
猫の居住空間には、まず新鮮な水を必ず設置しておきます。そしてある程度運動ができるスペースを確保することも大切です。運動ができない狭いスペースで強い暖房で室温を上げ続けるのは、猫にとってはマイナス要因になってしまいます。
猫の体重をチェックして肥満を予防
食べることが大好きな猫には、飼い主さんはついつい甘くなりがちです。適量のごはんの量を守り、おやつの量も一日のうち適量を決めておくことが重要です。好きなだけ要求にこたえていると、すぐに太ってしまいます。まずは基本の体重を飼い主さんが知っておくことから始めてください。
・雄の成猫・・4.5キロ~6キロ
・雌の成猫・・3.5キロ~5キロ
まずは標準的にこの体重の範囲内に収まっていることがポイントです。自宅の体重計に猫を抱っこした状態で測定して、飼い主さんの体重をあとからマイナスするという方法だと、簡単に猫の体重をチェックできます。
キャットフードの適量を守る
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その猫の体質に合うキャットフードをまずは選びます。そして猫の体重に合わせた給餌量をオーバーしないようにきちんと測って与えるようにしてください。もしも、食事を与えた後にもまだ食べたいという素振りを見せる場合には、腹持ちの良いフードに切り替えるなど、配慮をしてあげてください。
肥満傾向が収まらない場合には
あまりにも市販のキャットフードでは、体重管理がうまくいかない・・という時には、獣医師の相談をして療法食やダイエットフードを利用すると良いでしょう。肥満になると猫の健康リスクが高まるばかりです。
猫との冬の生活のコツ
冬場はどうしても太りやすくなるということを、飼い主さんとしては意識しておいてください。そして適度な運動と適切な食事量で、現在の体重を大幅にオーバーしないように心がけましょう。飼い主さんの、ちょっとした心がけで猫の体重もキープできるのです。そして今よりもずっと健康に過ごせるので、飼い主さんも猫も幸せな時間となるのです。
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UCHINOCO編集部
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