フェレットが下痢を起こす原因はなに?
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下痢をしている場合、食べているエサが体質に合っていない可能性があります。また、不慣れな場所に出かけたなど、ストレスを感じると下痢するタイプのフェレットもいます。このような場合はエサを変えたり、慣れた環境に戻れば治ることが多いですが、症状が続くようであれば注意は必要です。
ストレスなのか病気なのか?
比較的元気があり、嘔吐など他の症状もみられない場合で、ストレスを与えたかもしれないと心当たりがある場合は、ストレスによる下痢の可能性も考慮されます。しかし、下痢が続くようであれば治療が必要になってきますし、ストレスが原因でない可能性も考慮されますので精査が必要です。
フェレットの病的な下痢について
フェレットにとって数日間下痢が続くのはとても危険なことです。下痢をしやすいタイプの小動物ですが、何日も下痢をしてしまうと脱水や電解質バランスに注意が必要になります。点滴などの治療が必要になりますので、下痢が続く場合は動物病院に連れて行きましょう。
便の色を克明にチェックしておく
消化管内に出血があったりすると便の色が変化します。便の色が診断や治療の一助になるかもしれませんので、細かく獣医師に伝えましょう。もし来院前のタイミングで排便した場合は、排泄物も病院に持っていきましょう。もしくは異常便があったときに写真に撮っておいて、来院時に獣医師に見せるとよいでしょう。
フェレットの心配な下痢について
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下痢が続いている場合や食欲不振を伴うときには時間を置かずに、動物病院を受診しましょう。水も飲まない、嘔吐もある、などがあると注意が必要です。できるだけ早く救急対応をしましょう。ぐったりしていたり、体重が急激に減るなどがあれば、重篤化している可能性もあります。
エサが合わないだけでも下痢を起こす
いつものフードから急に新しいフードに変えた途端に下痢をする場合もあるのです。エサをこれまで食べていたものに戻すなど、できる範囲で対応をしてあげましょう。食べ物が原因で起きている下痢は比較的早く治ります。
寄生虫が原因の場合も
下痢の原因が回虫などの寄生虫だとわかれば、すぐに治療を始めます。寄生の有無は便検査で判明します。治療は、飲み薬で行います。
病的な下痢の治療法は?
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異物の誤食で下痢を引き起こす場合もあります。その場合は手術になることもあります。細菌やウィルスの感染によって胃腸炎を起こし、下痢していることもあります。細菌性の場合は抗生物質で治療します。必要に応じて粘膜保護薬なども併用します。
ストレスが原因の場合は、生活環境の改善を目指す必要があります。飼い主の努力も必要になります。
嘔吐を伴っている場合は、放置すると衰弱が激しくなりますので、緊急的に動物病院に搬送してあげましょう。
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UCHINOCO編集部
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