戸建てと違い、マンションで猫を飼うには気をつけるべき点がいくつかあります。マンションでの猫の飼い方、注意点をしっかりと確認しておきましょう。
猫が飼えるマンションか
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賃貸でも分譲でも、マンションには管理規約があります。管理規約によっては猫の飼育ができない場合も。また、猫の飼育が認められている場合でも、飼育できる頭数に制限があることもあります。
猫を飼う前に、自分が住んでいる、もしくは住もうとしているマンションは猫を飼ってもいいのか。飼育可の場合は何匹までなら飼っても良いのかを、事前にしっかり調べておきましょう。
落下事故や脱走に気をつけて
猫は好奇心旺盛なので、脱走をすることも。パニックに陥りやすい動物であるため、脱走しても家への帰り方がわからなくなってしまったり、車に遭遇したときに冷静な判断ができずに、ひかれてしまったりする可能性があります。
戸締まりに気を遣っていても、飼い主がドアや窓を開けた隙を狙って脱走することがあるので注意が必要です。猫は身体能力が高く、成猫であれば2メートルほどの高さまで駆け上がれるので、ベランダからでも簡単に外に逃げだせます。ベランダで遊ばせるのも止めましょう。
マンションの上の階の場合、落ちると死に至る可能性もあります。猫は脱走するということを常に意識して、ドアや窓の開閉、戸締まりには気をつけましょう。
猫の鳴き声対策
マンションでの猫の飼い方で気をつけたいのが騒音トラブルです。一戸建ての家に比べると、マンションは隣接する部屋に音が漏れやすいという特徴があります。ペット可であっても、動物の鳴き声はトラブルの原因になることがあるので注意しましょう。
猫は基本的に大きな声で鳴くということはありません。しかし、発情期には大きな声で鳴くことがあります。この場合、避妊や去勢の手術で防止できます。動物病院に、避妊や去勢をする時期を相談しておきましょう。
また、猫が大きな声でなく原因として、認知症もあります。この場合の鳴き声は、防止することが難しいです。事前に近隣住人の人に声をかけるなどして、トラブルを回避するように心がけましょう。
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猫の足音対策
足音も騒音トラブルの原因になります。マットを敷くなどして、足音が響かないように配慮するといいでしょう。
猫は夜行性の生き物。静かな夜に遊び回られては、ますます足音が響く原因になります。夜行性の猫でも、昼間にたくさん遊ぶと夜は疲れて眠ります。昼間にたくさん遊ばせるようにしましょう。また、夜はケージに入れるという方法もあります。
高低差を作ってあげよう
マンションの場合、戸建てとは違い高低差が少なくなります。猫は高いところへ上るのが大好き。キャットタワーを設置するなどして、高低差のある遊び場を用意してあげましょう。
それ以外にも、1匹で遊べるおもちゃを用意してあげたり、安心できる隠れ場所も作ってあげたりしましょう。楽しく遊べる空間を作ることで、高低差の少ないマンションでも、猫にストレスを与えることなく飼うことができるのです。
部屋の温度に気をつけよう
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機密性の高いマンションは、冬は暖かくて過ごしやすいですが、夏の暑さには注意が必要です。猫は暑さには強い方ですが、室温が28度以上になる場合はエアコンをつけるなどして、しっかりと温度管理をしてあげましょう。しかし冷えすぎは良くありません。適度な温度を心がけてください。
室温を下げるために、窓を開けることは止めましょう。網戸にしていても、猫は爪に網戸を引っかけて開けてしまいます。先にも述べましたが、脱走や転落事故に繋がるので、充分に注意しましょう。
マンションにあった飼い方をして、猫と快適に暮らそう
猫の飼育がOKのマンションでも、油断は禁物です。隣接する部屋の人へ配慮することで、近隣トラブルを事前に防ぎましょう。そして、転落事故や脱走にもじゅうぶんに気をつける必要があります。マンションにあった正しい飼い方をすることで、猫と快適に暮らしましょう。
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UCHINOCO編集部
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