サーバルキャットの血を引く「サバンナ」について

サーバルキャットの血を引くサバンナは、サーバルキャットにそっくりの見た目と大きな体を持っています。そんなサバンナの情報について集めてみました。 2018年09月21日作成

  • 猫のカテゴリ - 猫の種類猫のカテゴリ - 猫の種類
  • VIEW:1,503

1.サバンナ基本情報

出典元:https://www.shutterstock.com/

サバンナは、野生のサーバルキャットとイエネコの交配によって生まれた猫種です。サバンナは猫の中でも大柄な種類になっています。平均体重は4~8kgとなっていますが、中には体重が13kgにもなる子もいます。普通の猫の平均体重が5kg程度なので、どれだけサバンナが大柄な種類かわかりますよね。またサバンナは体長も他の猫種より長く、普通の猫の平均が45cmなのに対して、サバンナは50~75cmの体長になるのです。

サバンナはスラリとした手足や筋肉質な体、縦に長い耳などサーバルキャットの見た目を引き継いでいます。サーバルキャットの血の濃さでサバンナのランク分けることができます。F1~F7と7段階に分かれており、F1が一番サーバルキャットとの血が濃いです。サーバルキャットとの血が濃いサバンナはより野性味あふれる見た目をしており、爪や牙は鋭利になっているので注意が必要です。

2. サバンナの特徴や性格について

その野性味あふれる見た目から凶暴な性格と思われがちなサバンナですが、実は愛情深い優しい性格をしています。気に入った人には、後ろをついて歩いたりドアの前で待ったりなど甘える姿が見られます。家族全員に甘えるというよりは、飼い主にべったり甘えるというタイプです。

そしてサバンナはとても賢い性格をしているので、しつけをしやすい猫になります。また犬のような部分があるので、飼い主に対して忠誠心が高く、リードをつけて散歩に行ったりという姿を見ることができます。
またサバンナはとても活発で運動神経がいいです。筋肉もしっかりとついているので、2mは軽々とジャンプしてしまいます。他の猫種に比べてサバンナは運動量がずば抜けて多いので、自由に体を動かせるような環境作りをしてあげましょう。

そんな意外な一面を持つサバンナですが、サバンナを日本で飼う場合には飼育許可が必要な場合があります。サバンナの血統がF4以上の場合は、自治体などに飼育許可を出す必要です。黙って飼育することは違法になるので、必ず自治体に相談するようにしましょう。

3. サバンナの歴史について

サバンナはサーバルキャットとイエネコを交配させて作られた猫種です。1986年にサーバルキャットとシャムを交配させて、サバンナを生み出しました。サバンナの誕生は当時話題になりましたが、希少な野生のサーバルとの交配には時間と手間がかかるため、サバンナを繁殖させようとする人はあまりいませんでした。

そんなサバンナを猫種として繁殖させたのは、あるアメリカ人男性です。その男性はサバンナに惚れ込み、サバンナの研究に情熱を注ぎました。その結果1996年に現在のサバンナの原型になる猫ができあがったのです。ですがサバンナをペットとして飼うのはどうなのかといった議論がされ、2001年にやっと正式な猫種としてTICAに登録されました。

4. サバンナ・気を付けるべき病気について

サバンナは野生のサーバルキャットが元になっているため、健康的な猫とされています。寿命は17~20歳と他の猫に比べてとても長生きな猫です。長生きは嬉しいことですが、サバンナは大きな体を持っているため、介護が必要になったときは非常に大変です。なのでサバンナの飼育を考える際は、そこを頭に置いてよく考えましょう。

サバンナはどのような病気にかかるか、まだよくわかっていない部分がある猫種です。定期的に健康診断を行うとともに、日常生活での些細な変化も見落とさないように注意をしてください。

5. サバンナ・食べ物の注意点

サバンナはサバンナは活発な性格から他の猫よりも運動量が多く、必要とするエネルギーも他の猫よりも多くなります。また筋肉質な体のため、その筋肉の発達や維持をするために高タンパク質の食事が重要になってきます。なのでサバンナのフードは、肉や魚などを使った高タンパクのフードを食べさせてあげましょう。フードだけで食事のエネルギーを補うことができない場合は、生肉などをあげてもいいですよ。

著者情報

UCHINOCO編集部

UCHINOCO編集部では、ペットに関するお役立ち情報をお届けしています。

オススメ

新着記事