猫の冬毛の特徴とは?
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猫の毛は基本的に二重構造になっています。これは夏毛の場合でも同じです。ほとんどが下ケが固く密集して生えていて、上毛は柔らかく生えているのが特徴です。これが冬毛になると、様子が変化を見せるのです。実際には、下に生えている毛もある程度の長さが出てきます。そして上毛も長くなることで、ダブル構造の被毛になるわけです。より密集して毛が生えることで毛量もかなり増えたように感じられるのです。
猫の毛のサイクルって?
猫にも毛が生え変わるサイクルがあります。おおよそ4カ月程度で毛が抜けて又生え変わることを繰り返しています。これは猫の種類に関係なく、普通の行われることです。愛猫の被毛が短毛種であってもそこは何もかわりません。猫の毛は1つの毛穴からなんと、7本も生えているのです。これが冬毛になると相当量が増えるえわけです。毛量が増えて全体に丸みを帯びる理由はそこにあるのです。
猫の冬毛対策は?
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秋になると猫は換毛期を迎えます。そのために頻繁に被毛が抜け落ちて飼い主は掃除に追われることになります。これも猫と暮らすということで覚えておいてほしいことです。そして猫に対してはブラッシングをこまめに行ってあげること。これが冬毛対策の第一歩なのです。
猫の冬毛は寒さ対策
冬毛に生え変わるのは、外敵から身を守る為です。それ以上に冬毛にはクッション性が高い長い毛が生える性質もあります。これは完全に防寒対策と考えても良いわけです。冬毛に生え変わり猫が自分の身を守るわけですね。猫によっては夏毛の時と比べて容姿がかなり変わってしまう場合も多いのです。飼い主によっては肥満?と勘違いしてしまうほどに、長毛が生えて様子が変わるのです。これの猫の生理機能なのです。そこを理解しておきましょう。
おおよそ3カ月で生え変わる冬毛
夏の終わりの頃から飼い主は猫の抜け毛のお掃除に追われます。これは猫生活をしている人なら理解していることです。そして3カ月もするとも見事な冬毛に生え変わるのです。一回りから二回りも大きくなったように見えるのが猫の特徴です。特に胸元の冬毛が立派に生え変わる猫が多いので、ゴージャスで思わず触れてみたくなるような質感が冬毛の特徴なのです。
冬毛になるまでの注意点
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飼い主がこまめに夏の終わりの頃からブラッシングを行うことが必要です。猫自身が頻繁に毛づくろいをすることで、毛玉ができてしまうからです。それを不用意に飲み込んでしまうことで病気を発症することも知っておいてください。飼い主のこまめなケアによって防げることです。特に猫の中でも長毛種と言われている猫の場合には、用心しておきましょう。こまめなブラッシングに限ります。
毛玉のケアとして
換毛期のすきを見て猫が自分で毛玉を飲み込んでしまうことも、どれだけ飼い主が目を光らせていても起きてしまいます。そのためにも猫草というものを与えておくと幾分症状が和らぎます。腸内環境が悪くなることも予想されますので日々、猫の様子は観察しておくことをおすすめします。
換毛期を経て冬毛になる
どんな種類の猫にも訪れる換毛期と冬毛への生え変わり。そして冬の訪れを感じたときには冬支度を猫と一緒に始める必要があります。冬毛になると皮膚の状態などが見えにくくなることもあります。定期的に猫のブラッシング時に、皮膚の様子を観察することも欠かさないようにしておくと皮膚炎などを早めに発見できるのです。猫にとって、冬毛は自分を守る大切な被毛の変化です。飼い主はそれを温かく見守りケアを続けてあげることが必要です。
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UCHINOCO編集部
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