折れた耳がかわいいスコティッシュフォールドの性格や特徴、注意点のご紹介！

スコティッシュフォールドはイギリスのスコットランド地域にいた、折れた耳が特徴の猫です。遺伝疾患が多い猫であり、この対策のためアメリカなどが研究を続けアメリカンショートヘアや、エキゾチックショートヘアなどと交配を続けてきました。

毛の種類は長さだけではなく、白や黒、赤や青などの様々な色があり、これらの色と白の組み合わせやタビ―またシェィデッドなどがあります。

スコティッシュフォールドは、長い毛のタイプと短い毛のタイプの2種類います。成長した時のオスの体重は4 kg から6 kg、 メスの体重は2.5 kg から4 kg とされています。

特徴である折れた耳ですが、生まれた頃はまっすぐでありだんだんと折れはじめます。しかし実際には折れ耳になるのは3割前後と言われています。

スコティッシュフォールドは、多くの猫のように神経質ではなく遊び好きで他の動物や人間とも人見知りをすることがなく、環境が変わっても動じることがありません。また好奇心が旺盛であり活発であるのですが、鳴き声が小さく飼いやすい猫であるといえます。

スコティッシュフォールドは現在世界中で飼われているのですが、イギリスで飼われていた耳が折れたメス猫が原点といわれています。筋肉質でしっかりした体格であり、綺麗な被毛で人懐っこい気質の猫でした。

これらのことからスコティッシュフォールドが人気となり、繁殖が進むようになりました。しかし繁殖の途中で、骨格や聴力など障害が出始めた頃から一旦中止となりました。この後イギリスからアメリカへ輸出され、アメリカで繁殖を続けるようになりアメリカンショートヘアや、エキゾチックショートヘアなどの猫と交配をすることによりスコティッシュフォールドも良さを残し、遺伝疾患が減るようにすることができると発表されたのです。

このことが認められ1977年にアメリカ猫愛好家協会によって登録が認められました。今でも遺伝性疾患の心配が多いスコティッシュフォールドは、少しでも影響が減るようにアメリカンショートヘアなどと交配が進められるようになりました。

スコティッシュフォールドは、遺伝性疾患が多く出ることで知られます。購入するときには親猫の病気の履歴などを確認する必要があり、特に骨瘤と呼ばれる手足や尻尾の軟骨の部分が大きくなることによって、痛みにより歩行することができなくなるのです。特に耳が折れたタイプにはこの病気であることが多く、気をつける必要があります。

他にも心臓などの内臓疾患も起こりやすく、普段から食事の様子や体調の様子を見ておく必要があります。少しでも気になることがあれば、 早めに受診することをお勧めします。

できるだけ長生きさせるためには、バランスの良い食事とできるような運動が必要になってきます。また日頃からスキンシップをとることにより 猫のストレスを発散させるだけでなく、食欲がないなど異変をすぐ察知する必要があります。

余分な脂肪を取らないよう、良質の動物性タンパク質を含んだキャットフードを選ぶようにしてください。また大豆などの穀物をさけ、グレインフリーのキャットフードを選ぶことも大切です。

また結石ができやすいことから、泌尿器系のケアの働きができるクランベリーが入ったキャットフードを選ぶこともオススメです。普段の食生活により遺伝性の疾患が多いスコティッシュフォールドを、少しでも長生きさせることができるのです。