くるんとした耳が可愛い「キンカロー」について

日本ではあまり馴染みのないキンカローですが、くるんとした耳が特徴の猫です。今回はそんなキンカローについて情報を集めてみました。 2018年09月17日作成

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1. キンカローの基本情報

出典元:https://www.shutterstock.com/

キンカローは別名マンチカールとも呼ばれていて、短い足のマンチカンとくるんとカールした耳を持つアメリカンカールの交配種です。キンカローは2つの猫の特徴を受け継いで、短い足とくるんとカールした耳を持っています。キンカローのカールした耳は、産まれたばかりのときはカールをしていません。生後2週間以降、耳がカールし始めます。

キンカローは、必ず足の短い耳がカールした猫が産まれるわけではなく、特徴のどちらか一つを受け継ぐ子も多くいます。キンカローは手足が短い子がよいとされていて、その中でも手より足が短い子がいいとされています。胴体は短くてしっぽが長い子が多く、中には胴体よりしっぽの方が長い子もいるのです。体重は3~5㎏程度で、やや小さめの細身の体型です。被毛は短毛と長毛どちらも見られますが、長毛種でも他の猫よりやや毛が短めになっています。

2.キンカローの特徴や性格について

キンカローはとても社交的で賢い性格をしていることから、犬ような猫といわれています。社交的で人見知りをしない性格なので、初対面の人や動物などと仲良くすることができます。とても賢い性格なので、トイレなどのしつけをしやすいです。また、犬のようにおもちゃを投げて、取ってこいを覚えることができます。

短い足のキンカローですが、好奇心旺盛で遊ぶことが走るのが大好きです。また飼い主とのスキンシップをとることが好きなので、一緒におもちゃなどでたくさん遊んであげると、キンカローはとても喜ぶでしょう。

3.キンカローの歴史について

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キンカローは1990年代に、マンチカンとアメリカンカールの交配にて生まれました。キンカローが生まれてから、まだ30年ほどしか経っておらず歴史がとても浅い猫です。どんな遺伝性の病気を持っているかや、平均寿命などについてまだわかっていないため、統計のデータを待っている状態となっています。

キンカローのように人為的に作られた短足の猫は、骨格の異常を起こす遺伝子を持っているのではと考えられています。また耳が変わった形の場合も、骨格の異常に大きな影響を与えるため、キンカローは今後の観察と検討が必要な猫種として、TICAという世界最大の血統登録機関では実験種として登録されています。まだ一般の私たちには馴染みのないキンカローですが、今後無事に正式な猫種として登録されれば、身近にかかわる機会も増えることになります。

4.キンカロー・気を付けるべき病気について

キンカローはアメリカンカールの特徴を受け継いで、比較的遺伝性の病気には強いとされています。ですが、まだ病気についての情報が少ないため、遺伝性の病気について詳しくは不明になっています。キンカローは皮膚病の猫ニキビという、顎の下に分泌物が溜まって黒いぶつぶつができる病気になりやすいといわれています。症状が重くなると、病院での治療が必要になってくるので、症状を見逃さないように気を付けましょう。

耳がカールしているキンカローは、アメリカンカールと同様に耳垢が溜まりやすいので、子猫のうちから耳掃除に慣れさせておきましょう。賢い性格のキンカローはストレスを溜めやすいので、ストレスを溜めないような環境づくりや、飼い主が一緒に遊んであげてストレスを発散させてあげることが大切です。

5. キンカロー・食べ物の注意点

活発に遊ぶことが好きなキンカローですが、その短い手足のため運動量は大型や中型の他の猫よりそこまで多くありません。なので肥満にならないよう、運動量に合わせて食事の量を調整してあげましょう。

またマンチカンと同様に、キンカローも足にかかる負担は多くなります。なので筋肉の発達をサポートしてくれる、高たんぱく質なフードもあげるとよいでしょう。

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UCHINOCO編集部

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