1.オリエンタルショートヘアの基本情報
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オリエンタルショートヘアは、シャムから生まれた猫種です。特徴的なのは大きな耳とアーモンド形の大きな目、すっとした鼻筋です。オリエンタルショートヘアという名前ですが、短毛種だけではなく長毛種もおり、毛色やパターンは280種類を超えるといわれています。
オリエンタルショートヘアは中型のオリエンタルといわれるタイプで、四肢や胴体は長く頭は逆三角形で小さくなっています。すらりとしたスリムな体型で、引き締まった筋肉質な体です。オリエンタルショートヘアの平均体重は、3~6㎏となっています。
2. オリエンタルショートヘアの特徴や性格について
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オリエンタルショートヘアは、シャム同様甘えん坊な性格です。人にかまって欲しがる子が多く、人の肩の上に乗ってきたり、作業をしている膝に乗ってかまって欲しいとアピールしてきます。おしゃべり好きでもあるので、よく飼い主に向かって話しかけてくれます。社交的な一面もあるオリエンタルショートヘアは、初対面の人や猫でも慣れると仲良くすることができます。
オリエンタルショートヘアはやきもち焼きの部分もあるので、かまってあげないと拗ねたり、いたずらをしたりしていまいます。なのであまり一人での留守番は向かない性格です。また活発に運動するのが好きなので、おもちゃなどで遊ぶのが大好きで、訓練すれば犬のようにおもちゃを取ってくることができます。
3. オリエンタルショートヘアの歴史について
オリエンタルショートヘアは、1950年代にシャムを交配して生まれた猫種です。正式に登録されたのは1977年で、被毛はチョコレートや白など様々な色と、タビーなどの様々な模様やポイントを持つ猫をオリエンタルショートヘアとしました。オリエンタルショートヘアは、アメリカやイギリス、フランスなどの血統登録機関で公認されています。
オリエンタルショートヘアは、交配によって長毛種が生まれることがあります。昔は長毛種はオリエンタルショートヘアとして認定されていませんでした。ですが最近では、長毛種のオリエンタルショートヘアも認定する血統書登録機関が増えています。
4. オリエンタルショートヘア・気を付けるべき病気について
オリエンタルショートヘアはシャムと同様に、遺伝子性の病気にかかりやすくなっています。後天性の病気としては、知覚過敏やリンパ腫にかかりやすいといわれています。知覚過敏の原因はストレスといわれていますが、詳しくはよくわかっていません。症状としては、背中が痙攣したり、グルーミングを過剰にするなどが見られます。リンパ腫は、猫白血病ウイルスの感染が主な原因で、リンパ球がガン化してしまう病気です。予防としてはワクチンの接種や、感染を防ぐために室内飼いにすることです。
オリエンタルショートヘアは甘えん坊な性格で、一人で過ごすのは苦手としています。留守番が多い場合、ストレスで食事を食べなくなったり、脱毛を起こしてしまったり、ストレスを原因とする病気を発症してしまうことがあります。オリエンタルショートヘアを飼う際には、ストレスを与えない環境づくりをすることが大切です。
5. オリエンタルショートヘア・食べ物の注意点
オリエンタルショートヘアは活発な性格をしていて、運動量も多いので筋肉質な体形をしています。なので高たんぱく質なフードを与えて、体の筋肉を維持してあげましょう。またオリエンタルショートヘアは糖尿病になりやすいため、血糖値を上げにくい穀類を含んでいないフードをあげましょう。
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UCHINOCO編集部
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