多頭飼いだと何がいいの!?
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運動不足になりづらいことが、まずあげられます。多頭飼いをしていると、当然猫にとっても遊び相手が出来るので、猫同士で遊んでいることが多くなります。
そのため、飼い主が相手をしなくても勝手にたくさん運動して、疲れたら寝ています。
猫に構ってあげる時間の少ない方は、多頭飼いのほうがおすすめです。
猫は避妊手術をすると、よく食べるようになるので太る傾向があります。これも、猫同士で勝手に運動してくれるので解消されることが多いです。
猫好きは、猫たちの絡みで癒やされます。
猫同士がじゃれあったり、毛づくろいしている所を見ているだけで幸せな気分になります。
猫をたくさん飼えば飼うほど、いたずらや病気など不安なことも増えますが、それ以上に楽しいことや幸せなこともたくさんあります。
何をしてても可愛い猫ですが、多頭飼いにして複数の猫がじゃれ合って遊んでいる光景は、飼い主からしたら至福のひと時です。
最初から多頭飼いするなら!?
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最初から多頭飼いをするなら、子猫の兄弟をもらいましょう。
猫同士の過ごしやすさなどを考えた場合、子猫の状態で兄弟又は姉妹で引き取るのが安心です。
猫にも相性の良し悪しがあります。相性が悪い猫とはずっと距離をとり、ストレスがかかった状態で過ごすことになります
多頭飼いとは言っても、全くの他猫を一緒に飼うのか、兄弟や姉妹で飼うのかで全く環境が変わってきます。
もしくは、子猫同士で飼いはじめるのも良いと思います。
子猫は、あまり縄張り意識が強くありません。お互いを遊び相手としてじゃれ合っているうちに、仲良くなれます。
先住猫がいる場合どんな猫とマッチングさせる!?
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先住猫がいるときも、後から入れる猫はなるべく子猫のほうが、環境に馴染みやすいです。
ですが、高齢猫がいるところには、子猫をあまりおすすめしません。高齢のため体の機能が低下し、動くのが億劫になっている老猫に対し、元気のいい子猫がじゃれついてくるのは大きな負担になってしまいます。
成猫同士の場合は、メス同士、避妊・去勢手術を済ませたオスとメスなどは比較的トラブルが少ないともいわれています。成猫のオス同士は縄張り意識が強いため、ケンカが起きやすいので、避けたほうが無難です。
多頭飼いの心構え
まず、飼育にかかるお金が変わります。
エサやトイレは、そこまで費用が上がることはないかもしれません。
普段の生活で、頭数分必要になるものは
・トイレ(基本的に共有しません)
・病院の費用
・エサ
・キャリー(通院、災害避難用)
です。
定期的に必要なものは
・混合ワクチン(年1回)
・フィラリア予防(毎月1回)
・ノミ・ダニ予防(毎月1回)
・健康診断(年1回)
さらに去勢や避妊の手術代も、頭数分必要になってきます。
先住猫がいると、病気が感染ってしまう可能性があるので、新入り猫を引き取る前に、まずは動物病院で検査をしてもらいましょう。血液検査や健康診断をして、猫エイズや猫風邪などのウイルスを持っていないか確認します。
顔合わせがすんだら、基本的に見守り放置しましょう。
猫には猫の社会があるので、先住猫が新入り猫と取っ組み合いの喧嘩をしていてもそっとしておきましょう。そのうち、上下関係がはっきりします。
最初は微妙な距離感かもしれませんが、1ヶ月もすれば間に慣れるのでそう心配はいりません。
多頭飼いだからわかること
野良猫は群れを作らず、単独で生活する生き物です。
家猫は人間という家族がいるので、必然的に群れなくてはいけません。
遊んでるときに、噛まれたり、猫パンチを受けたりして痛い思いをしたことありませんか?
猫自身の性格にもよりますが、大抵の場合、猫が猫の社会勉強をできていないことが原因なんです。
多頭飼いをしていたら、猫に猫の遊び相手ができて、噛んだとき、猫パンチしたとき・されたときの痛さを学んでくれます。
こうした猫同士の教育のためにも多頭飼いはメリットがありますが、飼い主と猫の関係にもメリットはあります。
それは、猫の異変に気が付きやすいこと。比較対象がいることで、違和感に気が付きやすくなります。もし病気になってしまっても、早い段階で病院に連れていけるので、重症化を防ぐことができます。
飼い主初心者さんは変化に気付きにくいので、多頭飼いすることで健康管理がやりやすくなりますよ。
多頭飼育に必要なアイテム 4選
最後に、猫の多頭飼いを始めるにあたり、必要なものをピックアップしてご紹介いたします。
ケージ
猫同士の初顔合わせの際には、必ず新入り猫をケージに入れておきましょう。
急に現れた知らない猫に先住猫は動揺してしまい、新入り猫も知らない場所に連れてこられて不安でいっぱいです。まずはケージで一定の距離を保たせ、お互いの様子を探る時間が必要です。
ケージ越しで慣れてきた様子になったら、新入り猫を出してあげ、徐々に家の環境に慣れさせてあげましょう。
トイレ
猫を多頭飼いをする場合、トイレの数は頭数と同じ数+1個が基本です。
もしも1匹の猫が2つのトイレを使用してしまった場合、残された猫は他の猫の臭いがついたトイレを使いたがりません。
そのような時の緊急用として1つ多めにあることで、残された猫もトイレを使用できるのです。
猫砂
トイレには猫砂も必須です。
トイレの数が増えると単純に掃除の数も増え、飼い主の負担も増えます。
使用後はトイレに流せるものや、燃えるゴミとして廃棄しやすいものにすることで、トイレ掃除の手間を少なくできるでしょう。
キャットタワー
大きめのキャットタワーを用意し、猫の居場所を増やしてあげましょう。
爪とぎやおもちゃ、ハンモックが付属していることで猫も退屈せずに過ごすことができるようになります。
また、逃げ場としてもキャットタワーは重要な役割を果たします。万が一猫同士が喧嘩になった場合にどちらかがキャットタワーに避難して距離をとることで、お互いに冷静になってもらえる時間が確保できるでしょう。
Pet館〜ペット館〜 (参照日:2021-01-21)
https://item.rakuten.co.jp/dog-kan/226119/
https://item.rakuten.co.jp/dog-kan/227724/
犬とEnjoy!ドッグパーク (参照日:2021-01-21)
https://item.rakuten.co.jp/dogland/716872/
MWPO (参照日:2021-01-21)
https://item.rakuten.co.jp/ohamakaguya/mwpo-22/
著者情報
UCHINOCO編集部
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